なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

H2Aロケット

2006年01月25日 | 
 の打ち上げ成功!といいうの、本来一面トップを飾ってしかるべきトピックだったのに、ライブドアのせいですみっこに追いやられてしまった(毎日)。やんなっちゃうなあ。科学&産業の成果として超一流なんだけどなあ。
 どっかで読んだ話(多分新聞)。宇宙に打ち上げるロケットって、その総容積だか総重量だかの殆どを燃料が占めてるんだって。その割合は、ビール缶の中身のビール分位にもなっちゃうんだそうな。で、ペラペラのアルミ缶の分にあらゆる機器を搭載しなくちゃならない。なんか、凄い話だ。上手いこと燃料の燃焼制御をするだけでも、大変な技術が必要だろう・・・・うーん、日本の技術陣の奮闘ぶり、大したもんだよなー。

 「科学技術の発展の陰で置き去りにされた何かがどうこう」という文言、科学なるものの批判の決まり文句だけど、医学を(動物相手だけどさ)やってる人間としては、こー言う人には「じゃ、江戸時代の医療に戻ってくださいな」となっちゃうのよ。江戸時代(わずか100年くらい前の話ですぞ)には抗生物質どころか、まともな鎮痛剤もなし、まじないみたいな薬が大半だったんだから。それも内服、外用程度、癌どころか、結石等「取っちまえばOK」みたいな病気も治すのは極めて難しかったろう。池波正太郎なんかの時代小説に出てくる医者は、なんだか立派そうだけど、その治療の実態はお粗末そのものだったと思う。ああいう医者像って結局願望のなせる業ってなもんでしょうね。
コメント (4)
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