なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

マイクロエンジン

2016年02月13日 | 仕事
という機械があって。歯科で使ったり、整形外科で使ったりする道具。名前の通り、マイクロモーターでぐるぐる、で、ドリルをくっつけて穴を開けたりするわけ。当院ではもっぱら歯科の歯磨きに使ってた。

 うちにある奴は、開院時に親戚がくれた死蔵品。新品なのか中古品なのか定かではないが、年代物なのは間違いない。なぜか「お客様ハガキ」がついてたから(ってことは新品だったのか?)出してみたら返送されてきた。つまり、メーカーはとっくに潰れてたということ。

 しかしそれなりにちゃんと動くから、まあ重宝してたんです。

 ところが、最近怪しくなってきた。フットスイッチががたつくなあ、と思ってるうちに、いきなり動かなくなってしまった。壊れちゃったのか、あー困った、新品に買い替えようかと思って、調べてみたら。

 この手の機械って、最近なくなっちゃってるんですよ。なんでかというと、歯医者さんは今や歯科ユニットなる、オールインワンの装置を使っていて、スケーラーやらマイクロエンジンやらを台に並べて使う、なんてことがなくなっちゃってるのね。やっと見つけた奴の値段を見て仰天!!15万円ってふざけるなよ~~!!

 こうなると、捨てるのもためらってしまう。なんとかならんか、そしたら、患者さんのご主人を思い出した。なんでも洗濯機まで直しちゃったとか。洗濯機が直せるなら、この機械だって似たようなもんだし(多分モーターでぐるぐる、という仕組みは同じじゃないかと)、お願いしてみたのだ。

 本日来てくださいました早速見てもらったら、こりゃあ本体じゃなくてフットスイッチに問題あり、との事。スイッチをバラして調べてみたら。





 なんだかとっても昭和なつくり・・・・・・。歯車の噛み合わせがずれてスイッチが入らなくなって、その原因はねじが緩んでがたがたするから、と原因は究明されました。で、ちょこちょこっと20分弱で修理終了まあ~~~よかったわあ頼んでみるもんだ、持つべきものは患者さんであります!!ありがとうございましたあ!!
コメント
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