なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

連休

2014年05月09日 | 
の間は、家の中を掃除しまくっていた。というか、ここ10年近く全く家関連に手を付けられていない。で、モノがあふれかえっている、のに我慢の限界!!ということで。
 どうしてモノが溢れているのだろう?これは結局「棚卸」をしていないからだ。だから、不用品というか、どーでもいいものが溜まる、のではないか、と考えていたのだけど。
 最近「親の家を片付ける」話が新聞に載ってて、嫌になってしまった。こんな負担を下の世代に押し付けるわけにいかん、自分でけりをつけにゃあ、ということで。

 もう一つ、これはかなり深刻な話でもあると思うのだけど。テクノロジーが変わっちゃったせいで、不用品が増えてしまったわけ。例えば、カセットテープだの、ビデオテープだの。うちのカセットテープ、山ほどあるが、すでにカセットデッキが動かないわけで、どうにもならん。
 今や、音楽は配信されててそいつをダウンロードするもの、になってしまってるし。どうしてもCDを買いたくなっちゃうんですけど。
 映画もそうだ。LDがすべて無用の長物になってしまっている。なんなんでしょうねえ・・・・・・・。本もダウンロードするものになりつつあるようだし・・・・・・・・。

 しかしまあ、嘆いてもしょうがない、テクノロジーに合わせて家のシステムを更新するしかないんだよなあ。

 ということで、色々やっている。光学カメラなんかは、中古カメラ店に売っぱらった。本は古本屋へ。値段は全然つかなかったけど。なんでもいい、処分してくれれば。本については、特に昭和の本はダメだ。酸性紙のせいでボロボロになっちゃうし、ノリの部分は虫が食ってるし、こうなると単に「不衛生な物」に過ぎない。
 で、本を処分していると、どうも、自分の「人生の棚卸」みたいでヤナカンジなんですよ。
 なーるほど、こういう本のせいで、こういう考え方になっちゃったわけね、という。やだなあ。

 結局、残りそうなのは、全体の1/3程度。マンガ・そこそこの文芸系(結構読んでないんだ、これが)・馬関係・音楽関係・エクアドルの本・裁縫等々の手芸関係実用書、程度か。まあまあかな、というコレクションは武満徹さんの本だけ。武満さんの音楽はあんまり好きじゃないくせに、この方の文章は大好きで、見つければ必ず購入して読んでたら、いつの間にか7冊くらい集まってる。武満さんの文章は面白い。エッセイが大半なのだが、結論が出なくて途中で止まっちゃうことも多くて。しかし、それは自分にとってはよいことだった。大体学生の頃は、テストや小論文の悪しき影響ってやつで、時間内にもっともらしい結論をひねり出して考えをまとめなくちゃっていう変な強制感があったのだけど、武満さんの文章を読んで「なーんだ、結論なんかそんなに簡単に出す必要ないじゃん」って思えるようになった。これは大きかったと思ってる。あとは、西遊記か。一番多分影響を受けているだろうな。ただの西遊記じゃない、「西遊真詮」全訳。岩波版じゃない。平凡社版。これも見つけて即買ったんだけど、それ以来一切本屋で見かけたことがないから、ラッキーでしたね。

 とにかく、もうね、自分に合ったものだけに囲まれて暮らしたいですよ。以前、料理研究家のどなたかが、50歳になった時に、ご自分の仕事関係の調理器具とかを大量に処分した、というのを読んだ。今はこれ、非常によくわかる。

 そういえば以前、全く愛着がなくてさくっと捨てたのが「卒業アルバム」&通知表。特に卒業アルバム、こんなもん、有難がってとってる奴っているんかいな?卒業アルバムについては、よくマスコミが載せてもらえないのがどーのこーのなんてやってますけど、全く理解できない。これを作らされた頃からウンザリしてたんだけどな。ガッコーが大嫌いだったせいか?多分、載らなけりゃ、それならこいつを買わされずに済むなあ、とか思ってたかもしれないなあ。


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