なんとなくクラシテル

獣医という仕事をしている人間の生活の例の一。
ほとんどが(多分)しょーもない話。

2003年11月29日 | 
の話をテレビのドキュメントで見る。
 養老さんの「バカの壁」は読んだ。レッテル貼りの怖さ、というのはよく知っているのだけれど、それを養老さんは分かりやすく伝えようとしている。でも、普通の人が読んでも分かるだろうか?そういうこと、と思ってたんだけど。
 レッテルを貼るのは「言葉」だ。で、こういうの、既に千年前くらいに分かってた人がいる。安部清明ね。「呪(しゅ)」という概念は「陰陽師」で初めて知ったけれど、要するに「呪」=レッテル貼りのことだね、言葉の。昔の人は、そういうことちゃんと分かってたわけよ。
 だからさ、「被爆者」だの「犯罪被害者」だの「障害者」だの、という言葉を使って、一括りにして安心するのが「バカ」の証明になるんだな。自分の言葉で、この言葉の意味を如何に語るのか、が「バカの壁」を打ち破る第一歩、ってこと。
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