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だいたい2週間くらいで骨ができてきてくっつき始める人もいるらしいのに、私の骨はどうやら反発!こっそり骨まで性格が反映されるのか?拾ってもらうときに あんたじゃいや!って逃げたらおもしろいな!とふしぎの世界へ・・・
夫曰く こんだけのギプスじゃ無理だろっ!な、ギプスをしておとなしく~って言われたって、家庭の主婦は強制入院でもさせなければ動くんです。それが仕事だから・・・
入院!とメールをしたら夫がすっ飛んで帰ってきてくれた。
入院はさておいて、全身麻酔となると気になるのはリスク。
全身麻酔をし手術で直すのと、それをしないのとでは予後はどうちがうのか?
私だったらそんなめんどくさい話とっくに放棄して、じゃ!それで!・・・なんて言ってしまうでしょ。だから家のかみさんはやばいと思ったのね。
そして、あれ、そんなに知識がありましたか???って思うほど先生と話し合って、入院と手術を回避した。
ったなわけで、先生と二人、重たい防護エプロンをして巨大マシンのある部屋で作業開始。画面を見ながら折れてずれた骨を元に戻す作業です。
だいたい痛みまで大雑把な私ですから、痛いと思いますけれど我慢してください。こめんなさい。いきますよ。と言われてても ・・・
それを何度か繰り返し、昼までしていたギプスとは大違いのギプスがあてられ、館内の移動は車椅子。次の予約を決めたらついに松葉杖がやってきた。
リハビリの先生に教わって松葉杖の訓練・・・階段ないからいいです。ったって、この際ですから訓練しておきましょう。重いっ!
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てなわけでこんなことをしているのです。仲良くなれない松葉杖がお友達になる頃はお別れです。
手っ取り早く ホフクゼンシン もしくは ひっくり返って 仰向けで移動。
オナカやセナカに雑巾つけてやろっか!って言ったら、動くなっ!と叱られた。
とりあえず、いい経験をさせてもらった。と思うことにして、人様の楽しいブログにお邪魔して
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
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
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「どうせなら金を賭けないか?誰が一番長生きするか」聡、弘、明男、正輝、博夫、規子の6人は、小学校時代からの幼なじみの76歳。全員ヒマな上、比較的元気なので、時折同窓会を開いている。しかし話題は、暗いものばかり。そんなある日、6人の中でも最も明るくマッチョな明男がそんなラテンな提案をする。皮肉にも、酔狂な賭けを通じて彼らはお互いのことをよく知るようになるのだが...。生と死、老いと人生を切なくもユーモラスに描き、高齢化社会を希望で照らす、ヒューマン・エンタテインメント。賭け金総額五千七百万円、『長生き競争!』ここに開幕。「Google ブック検索」より
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規子さんの壮絶な介護・・・ちょっと助けた娘との交流も面白い、最近あまり聞かなくなったエイズの話・・・よりどころが欲しかったのか急な洗礼受けたのに、家族が仏式で・・・娘の智子がいい。
警察に息子を引き取りに来た口の達者な父親・・・だいたい年寄りを見る目ってこんな感じなのでしょうね。核家族でお年寄りと生活をしたことがないと、年配の人に向かってこんなことを平気で言う。ご自分だって年をとるんですよ!確実に!・・・ギャフンとやってやりましたね。
一人減り、二人減り・・・あんなににぎやかに集まっていたのにね。
若い頃から同居こそしていなかったけれど、両親がご近所結婚をしていましたから、同じ敷地に父方祖父母、背中合わせに母の実家がって所で育ちました。だからプチ家出は便利でした。途中トブに落ちなければ・・・
それに下町には愛すべき うるばぁ と うるじぃ がたくさん居ました。(うる とは うるさい のこと)
悪いことをしているわけではなくても、遠くからみつけると路地を入って遠回りして帰ったものでした。うっかりみつかると、ちょっとあんたっ!どこ行って来たのっ!と、いちいちうるさいから・・・
そんなこんなでお年よりは身近な存在、いつでも近くにいたんです。。。どこに行っちゃったんでしょうネ・・・?
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ちょっと前に、今のマンションで、年配の方が悲しい顔して、人馬鹿にしてっ!って、ご挨拶ついでに訴えてきました。若いお母さんがエレベーターの中で上から下まで眺めて ふんっ! とやったそうで・・・汚らしいものを見るみたいに。と、おっしゃいましたから、私は
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ふんっ!て、やられたことないですか? って、聞かれたから、やられたかもしれないけれど、気がつきませんでしたよ。気にしていないですし。
若いお母さんは挨拶しても知らんぷり、ともおっしゃっていましたから、若いお母さんに限らず、年配の方でも、学生でも、それはよくあります。それはあちらの問題で、こちらはきちんとご挨拶しているのだから気にしなくていいなじゃないですか。
じゃ、挨拶やめましょう。なんてことを・・・それは・・・私は挨拶してくれなくてもしますよ。もししてくれなかったらその時は ちっ!また透明人間か! と、思うことにしています。それに、何かあったときに助けてもらおうと下心がありますから、ご挨拶だけはきちんとしています。
その方が大笑いしたから、ま!いっか? な~んてことがあったのを思い出しました。
わかっちゃいるけど、まさか自分が年をとるなんて事、考えたことないんじゃないでしょうかしらね!私も若い頃はそんなことち~っとも考えていなかった人・・・
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お年寄りだからって遠慮することないのに。普通にしていればいいのに。そしてステキな年配の方に出会えたらマネしてついでに自分もちゃっかりステキになちゃうのです。
電車やスーパーで大威張りしているじいさんは、おやおやと見ないことにします。そして夫に言いつけます。あんなにならないで~っと。あ!しっかりみていましたね。
とにかく誰にでも寿命があるのですから、そのときが来るまで楽しもう!で、逝く時はあっさり あばよ~! ・・・ な~んて、そんなことかな。。。いろいろと考えさせられた一冊。
黒野さんは 「万寿子さんの庭」 を読んで以来お気に入りです。
先日、旅行の参加者はおひとり様限定・・・一緒に行く人が居なくなってしまった。予定が合わなくてなかなか行けない。その場限りなので気を使わなくていい。友達ができる。などなどの事情でにぎわっているとか。添乗員付きで安心です。と・・・
知らない人と一緒でうまくやれるかしら? って、思っていることはたぶんみんな一緒。エィ!と一歩踏み出すことが肝心。みんなとうまくやろうなんて思わないこと、一人でも気の合う人がみつかったらラッキー!。。。そんな感じでいいそうですよ。
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