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作品の紹介
休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して―なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか?いったい彼女は何者なのか?謎を解く鍵は、カード会社の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。「Google ブック検索」より
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こ、これは・・・知らないより知っているほうがいいことがたくさんあるんです。ってことです。
上っ面だけの情報でああだこうだ!は危険ですね。インタビューを聞いていてもレポーターの誘導尋問みたいなのに引っかかって、よく知りもしないのに、「そういえばそんなことをしそうな方でした。」バッカじゃない!どんなに誘導されたって、知らないものは知らん!他あたってくれぃ!って言えばいいじゃない!ま!そういうのは放送されませんわね。視聴者が知りたがっています。と勝手なことをほざいています。誰に聞いたの?と聞いてみたいもんです。
レポーターは番組を面白くするために、あわよくば次も使ってもらおうなんて魂胆があるから・・・かどうかは知りませんが。聞いていて卵をぶつけたくなるほど執拗にせまっている輩がいるのも事実です。
むかし、実際に実家のすぐ近くにレポーターが来て、ある番組で放送されましたが、それはそれは面白おかしく放送されました。事実はほんの少し、大方脚色されたものでした。引っ掻き回された後、お亡くなりになるまでずっとお住まいでしたからお気の毒でした。
あまり関係のないことだけど、読んでいて思い出したこと。
「事件、事故には無数の要因があるし理由がある。改善しなくてはならないことも多々ある。」 溝口弁護士のことば
「これから先、おまえたちが背負って生きぬいていく社会には、”本来あるべき自分になれない””本来持つべきものがもてない”という憤懣を、爆発的に、狂暴な力でもって清算する・・・という形で犯罪を犯す人間があまた満ちあふれることになるだろう。と。」 本間のことば
人を乗っ取る!? どうやって・・・引き込まれた。最後がすばらしくいい。このものすごい緊張感の中、保はいったいなんて言ったのだろう・・・。
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