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小さなしあわせさがして…

800年の時を超えて「運慶展」にうっとり

2017年10月07日 | アート・文化
待ちに待った「運慶展」が9/26から11/26まで東京国立博物館で始まりました。
皆さまは、仏像が好きですか?
昔は、まったく興味がなかった仏像ですが、7年ほど前に仏像展を観てから、すっかりファンになりました。
それだけ年齢を重ねたということでしょうか。
今回も朝日新聞の販売店からチケットを頂いたので、6日に行ってきました。

先ずは上野でランチを。
だいたい美術館に行くのは、早目のランチをしてからですが
なぜかというと、午前中は混雑が予想されるので、お昼時のランチタイムがわりと空いていたりするからです。



今回は友人のリクエストで、ブラッスリーレカンへ。
ブログにも何度も登場していますが、上野駅の旧貴賓室だったところで、上品で素敵な空間です。
11:15頃に着いても、かなり席が埋まっているフレンチの人気店。
今回もウィークデー限定メニューのライスdeフレンチ1300円。
サラダに、マッシュルームのスープ、2種類の中から、ずわい蟹入り舌平目のムース詰め トマトクリームソースをチョイス。
食後にコーヒーか紅茶も選べて1300円は、コスパもいい。
今まで食べたブラッスリーレカンのランチで、一番美味しかった!

すっかりお腹もいっぱいになって、東京国立博物館までぶらぶら歩いて行くと
恩賜公園の噴水のそばで、「東京江戸ウィーク」が華やかに開催されていました。



伝統的な和装、日本文化、日本食の魅力を世界の人々にも知ってもらうをテーマに、
色々なお店やステージでは剣劇なども行われていて、平日なのになかなかの賑いでした。



運慶展は、東京国立博物館の平成館で開催中ですが、やはり人気があるので混雑しているとのこと。



ポスターを観るだけでもわくわく。
早く会いたい!
左から無著菩薩立像・制多加童子・毘沙門天立像、どれも国宝です。

運慶とゆかりの深い興福寺をはじめ各地から、運慶がかかわったとされる作品が22体も展示されるのは初めてです。
国宝は、大日如来坐像や無著菩薩立像・世親菩薩立像など、重源上人坐像は、まるでその場に生きて座っているかのよう。
八大童子立像も子供らしい生き生きとした表情や動き。
どれも衣の美しさや、首や足に巻かれたアクセサリーにも目を奪われます。
寺院では普通は仏さまは前からしか見れませんが、
今回の展示はガラスケースに入っていないものも多く、横から後ろからって一周できて色々なお姿が観れるんですよ。
運慶以外にも、運慶の父や息子などの作品も含めて80点あまりが一同に揃っています。
十二神将もこんなに近くで見たことがなかったのですが、それぞれの干支が頭に乗っていたんですね。

ところで仏さまにもランクがあるのはご存知でしたか。
一番偉いのが、最高の境地に至った「如来」
その次が悟りを目指して修行中の身「菩薩」
大日如来の怒りの一面をあらわす如来や菩薩の化身「明王」
仏教に帰依したインドの神々で、仏教を守護する「天部」
その下に悟りを得た究極の修行者「羅漢」。

仏さまの種類に寄っても、身に付ける物も違ってくるんです。
ここから先の写真は、運慶の後継者たちの展示で、写真OKなものを載せています。



「如来」は衣は一番シンプルで、手足の数も人と同じで、持ち物もなく頭はパンチパーマ。



「菩薩」はネックレスやピアス、ブレスレットにアンクレットまで付けて、体もしなやか。
「地蔵菩薩」は、スキンヘッドにネックレスにリングピアス。
「明王」は、武闘派なので紐や槍に剣に弓、武器をしっかりと備えています。
「天部」は、四天王とかで任侠派、衣も派手目の鎧や毛皮を身に付けています。
どの仏さまも、その肉体美の美しいこと。

こうやって観ると、また違った楽しさも味わえますよ。

仏さまに癒された私たちは、スイーツタイムへ(笑)。



上野アトレの「あんみつのみはし」であんみつを食べましたが
博物館や美術館のチケットを見せると、ちょこっとサービスで、白玉が追加されました。

<追記>運慶展に行かれる方に情報。
東京国立博物館では、10月24日から12月3日まで庭園を公開します。
11月中旬からは、こんなに「美しい紅葉」が見れますので、運慶展と合わせて楽しめますよ。

コメント (21)
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