雨が降らない・・・。先週の自宅周辺の様子ではきのこは全くなく、そしてその後もほとんど雨が降らなかったので、状況はさらに悪くなっていることは予想していた。何処かに行こうといって、周辺では雨の降らない状況は同じなので、多少でも標高を上げるしかないと思っていた。
最近、ハナイグチについての情報をいろいろ頂くので、比較的近い高原のカラマツ林に様子を見に行くことにした。
高原に上ってゆく途中、マツカゼソウが咲いていた。時期的には終盤で一ヶ月ほど前から咲き始めていたのは見ていたが、いつも日陰に咲いていたり、夕方だったりしてまともに写真を撮れていなかった。
その隣には、今年何度も見ているアケボノソウが咲いている。これ程、沢山見た年も珍しい・・・。
アケボノソウ
高原について、いつもの・・・といっても何度も来ているわけではないけれど・・・4回目かな・・・場所に車を停め、カラマツ林まで歩いた。
意外に地面は湿っていて、途中のコナラ林の枯木や地面からはキノコがチラホラと出ている。
ナラタケ
詳しく名前は分らないが、ナラタケの仲間。食べても問題はない。
切り株からは小さなきのこがまとまって出ている。
センボンイチメガサ?
出始めてから、湿度が足りず乾き始めている・・・。センボンイチメガサに近いように思うのだが、傘の形に違和感あり。
ヒメワカフサタケ? 近縁
ヒメワカフサタケのようだ。匂いもあの、嫌な臭い。そのもの、または近縁のきのこだろう。
カラマツ林に行く途中の赤松の下にいつもながら・・・・
アミタケ
アミタケが出ていた。久し振り。アミタケさえ、最近、全く見ていないのだ。集めると結構な量になった。
さて、カラマツ林に着いた。ここのカラマツは傾斜のかなり急な斜面に広大に植えられており、全部を見て歩くことなど不可能に近い。山はやはり、かなり乾燥していて、厳しいところ。それでも、ボチボチ探していると・・・
ハナイグチ
ハナイグチ
まだ、はしりだが出始めていた。出始めて、湿度が足りずに発生は止まっている・・・そんな感じだ。もう、一雨降れば沢山でるんだろう。
シロヌメリイグチ
雑木林の斜面に白いきのこが沢山出ていた。これも乾燥気味だが・・・
アケボノドクツルタケ
これだけ沢山出ていたら不気味。何人分か・・・?なんのこっちゃ。
さて、次は気になるきのこ。
??
何だろう?と思って抜こうとしたら、ポキッといって根が切れた。
次は慎重に掘ってやろうと思ったのだが・・・、やはり途中で切れた。
何とかきのこには出会えたが、コケの方が綺麗だったな。