朝飯を食べた後はバスで下山してから両津の町でレンタカーを借りることにしていた。そのバスの時刻は10時だ。
食事を済ませた後、部屋に戻り荷物を整理したがまだ2時間ほど時間がある。どうする?
友人はドンデン山頂へ登っては?という。僕はもう登りは沢山、昨日の十字路から山荘までの道をゆっくりと歩きたいと思っていた。
登りの疲労と体調不良とであの辺りを歩いているときは周囲をあまり観察できていなかったと感じていたから。
山荘から昨日の軌跡を辿る。
アラゲヒョウタンボク
そこら中に咲いていて、何か、知らないウツギの仲間と思っていたのだが・・・・
何か、不自然さを感じて撮った写真。イタドリの芽だろうと思うけれど、柄が短いまま葉が開き始めようとしている。これでは、
スカンポとかスイバの柄を齧ることはできないだろう。
道の脇の山側の斜面を注意深く見てみると、場所によって満開のカタクリとかと一緒にオオミスミソウがポツポツと咲いていることに
気が付いた。前日、疲れて山荘への道を歩いていた時には気が付かなかった。
雪の完全に消えた道ののり面の枯れ草をみると何やら花の跡が沢山見えた。これは・・・・
イブキジャコウソウ?
金北山に続く尾根筋下の残雪と新緑
青ネバ十字路手前の残雪の多い辺りまで歩いて来る積りだったが、思ったよりも時間を使ってしまった。バスの出発の一時間前になった
ところで山荘に戻ることにした。帰路もまた、道の脇を見ながらの気持ちの良い散歩を楽しんだ。
キクザキイチゲ
カタクリに隠れたオオミスミソウ
つづく。