チビが痩せ細って

今、我が家の関心事は外猫チビのこと。
朝、家内が玄関の中でチビにスポイトで口内炎の薬やら食餌を与えている。
いつもと違う痩せ細った体でいたいたしい。

午前中日差しの出ているところで日向ぼっこ。
そばによるとか細い声で鳴くが、いつのもように愛想よくすり寄ってはこない。
食べ物にも見向きもしないのが口内炎と思われる病状を感じさせる。

午後から仕事。

帰宅し、この時間玄関先に出たら小屋から出てきたので食べるかなと柔らかな食餌をスポイトで流し込もうとしたが少しだけで嫌がり逃げ出してしまう。

いつもと違う優しげで穏やかな顔つきなので、（私の見立てで）近いかなと。
生命は食べる気力がなくなればそういうこと。

家内が前にミューちゃんがそういう状況になって同じことを言ったよね。
でも、動物病院に連れていって処方してもらったら元気になったじゃない。
食べれない事情を解消すれば元通りの元気になる。
そういうことなのだが。

生への気力と医学の力と、いろいろ手立てあるのだろうが。
私なら周りがあれこれと手を尽くしてくれようが従容としていきたいな。

飼い猫や飼い犬は10から20くらいの寿命。
私らより短い。
身近に家族の死をみとる環境にないので私らより短い彼らの生涯をみとどけることで人生を知ることになる。
ま、来るときは来る。人生はそういものという境地にあるいは覚悟をしなくては。

で、その後をどうするになるのだが。
少なくとも家でみとった犬や猫はそれなりの動物霊園に。

翻って、私等のことは・・・
まだ、どうしようかの結論は出ていない。
まだ、真剣に考えるような時、心境になっていない。

結局みとる側の意向になるのだろうが、私なりにこうしてほしい、は明確にしておきたいと思う。
そのうち徐々にその時のことに真っ向から向かい合う時も来よう。
今は、まだその時でないように思う。
でも、それほど遠い先でもない年齢になってきたことだけは確かだ。

とりあえず仕事の疲れをいやす酒の杯を重ねることで良しとしたい。

未練がましいことだが難しい・・・