田舎にて

朝、新幹線で長野へ。軽井沢で座れる。高田で母の見舞い。
時間があり、駅の観光案内所でレンタサイクルについてお聞きする。
駅で扱っているとのことで、駅員に申し出、２時間５００円で
普通の自転車（これしかなかった）を借りる。
母校を久々に訪れる。
校舎は思っていた以上に古びたたたずまいに感じた。
グラウンドに回ってみる。
閑散とした夏の白々しいグランドには２人の生徒がバッティングを
していた。

自衛隊駐屯地を左折し高田城址公園に向かう。
ハスが真っ盛りである。

公園周辺で時間をつぶしてもいいのだが、ふと恩師を訪ねてみようかな
という気になる。
おおよその場所は押さえているが詳しくは知らない。
わからなくともいいからと、中央橋をわたり道なりに４０５号を
走る。
岩の原が近くなる。場所的には近いはずだがと思い道路向かいの
お店に入り道を尋ねる。
ご主人がこの先の信号を左折と教えてくださる。
ついでに、先生のお名前を出し、ご存知ならとお聞きすると、
細かく教えていただき、お礼を言い数分走る。
道際だったので先生のお宅はすぐにわかった。
玄関先に奥様が出てこられ、主人は近くの神社の清掃にとのことで、
ご案内していただく。
○○でどこそこ小学校で教えていただきましたと自己紹介。
しかし、掃除のすんだ神社には姿が見えない。
家に引き返すとご主人は戻られていたようで、奥様が
「懐かしい人がいらしてよ」と声をかける。
玄関先に出てこられた先生は二十数年ぶりの再会にもかかわらず
「おぉ、○○君か」とすぐにわかったようだ。
さすがに、先生という職業柄かと感心しながら、お邪魔する。
７０を過ぎているがお元気そうでなによりである。
いろいろとお話をお聞きし、電車の時間もあり、
お断りしお暇する。

電車の時間まで３０分ほどしかない。田舎のことで、乗り遅れる
とずいぶん待たされることになる。
まだ、暑い陽射しの中、もと来た道をひた走る。
ママチャリで目いっぱいペダリングするなんてかってないことだ。
駅事務室に自転車を返し、駅に入ると向こうに電車が入線している。
切符を買い急いで階段を駆け上る。単線なので対向電車の待ち合わせなのだ。
無事乗車できるが、汗が噴きでる。

直江津で実家に電話し最寄り駅への迎えをお願いする。

１０時半に床に就き３時半ころ起きる。オリンピックの開会式が
始まっており、今も各国の入場行進が続いている。
どのような順番かわからないが、アメリカのあとに日本が続いた。

今日はお天気がよくないようだ。