民主党が政権を握ってマニフェストを錦の御旗に、それに付加する形で
矢継ぎ早の政策を公表している。良いものはどんどん進めて欲しい。
しかし、いくつかの点で首を傾げる。
私としては政策はばら撒きであってはならない。本当に必要とする対象に
適切・的確に補助されることが担税者・社一様の期待だと思う。
バラマキの尻拭いに担税者に更なる税負担を求める政策は忌避したい。
そのような観点から危惧する点がいくつかある。
1.働く人の最低賃金を上回る生活保護政策
生活保護の底上げ、廃止付加給付の復活に際して働いている人以上の
生活水準の給付は、最低賃金との見合いで対応すべきである。
生活保護者がもろもろの義務を免除された上での給付水準が労働者の
水準を上回ることに強い違和感を感じる。
生活保護者は、被保護者の状態を一定期間で解消する見込みがないなら
その状態の効果的な対応のためにある程度の範囲で一箇所に集約して
保護するのが適切だと思う。
2.夫婦別姓の容認
この制度の負の側面を十分検討した上で推進してほしい。
これもまた日本人として強い違和感を覚える。これって内縁関係の
法的な保護を婚姻関係と同等に扱うということに他ならない。
明治法制下の家父長制度の崩壊の後の家族制度(男女の平等のもとでの
婚姻による家族形成)を破壊するものだ。
少子化が問題とするなら家族制度を安定させる施策こそ望ましい。
それを破壊する方向に制度化するなら少子化問題なぞ解決するわけがない。
夫婦別姓はグローバルスタンダードでも何でもない。この制度の導入は
家族制度そのものの破壊だと思う。ポルポトのような政策に思える。
今こそ、家族とは、その望ましいあり方とは、を考えるべきでは。
失ったものは何なのかをも考えなくては、この法制化の妥当性は
明らかになるまい。
3.永住外国人の選挙権
日本人以外の外国人が日本に住み続けるのはそれなりの理由・背景があっての
ことと思う。そして帰化せず日本人でない、日本国籍を取得しない、という
ことにもそれなりの理由があってのことだろう。
しかし、国政をはじめ地方自治に至るまで、日本国内にあっては日本人で
ある、日本国籍を有することが日本なり地域に対して責任を担保できる
と思う。したがって、選挙権を行使し、その結果を責任を持って受け入れる
には日本国籍を有することが必須であろう。例え、長く日本に居住しようが
日本の、地域の将来に責任を被せることはできないし、多分に拒否される
だろう。外国人であるということは、そこにあっては責任や義務から距離を
おいているということだ。その意味において選挙権を行使し責任を負う事と
矛盾する。やはり、整合させるには民族・人種という不易はおいておいて
制度的な可能な国籍取得という流行に我が身を委ねてこその選挙権取得であろう。
当然、日本国籍を取得することで義務・責任は日本人と同様である。
4.高速道路無料化
インフラの整備は基本的には受益者負担が原則である。その整備が官が
行おうが民がやろうが同じであろう。ここで、高速道路の通行料金が
どのような経緯かわからないが無料化になろうとしている。
高速道路の整備に税金が使われていないなら受益者負担の原則、弱者救済の
原則から無料でも良かろう。でも現実そうなのか?
同じ土俵で国土交通省の管轄する交通政策について同じ光を当てて
同じ水準で考えて欲しい。
なんだか、この政策は幼稚だし馬鹿げていると思う。
5.高校授業料無料化
民主党になって無料化が流行のようで、どこに「埋蔵金」があるのやら、
と心配になる。埋蔵金=税負担のアップだとしたらトンでもない。
本来、受益者負担が原則なのに、払えないから、でも受益者としての
権利を享受したい、と税金の配分に群がる、もとい、鳩の餌撒きではないが
ばら撒いて人気取り政策に傾くのはいかがなものか。
2チャンで「働いたら負け」という言葉がある。情け無い、と思うが
そんなことを意に介さないクレクレ、もっとクレの声高な集団が存在する
ような気がする。
高校無料化を言い出したら、高校に行けない者が何らかの対策を、と
言い出すと想像される。なんだか、本質が変質してこのような対策として
表面化してきたのではとわが目・耳を疑う。
高校レベルの知識取得に意欲がありながら経済的事情で入学が困難な
こどもに絞って修学援助、それもいずれ返済を条件に行うのが筋だろう。
無料化というバラマキ行政は、安直であり為政者の無為無策の表明に
他ならない。とにかく、理由が明確でなく納得性の得られないバラマキ
には断固反対したい。自民党の一律給付金同様に後に増税を隠した
人気取り政策であり国民に対する背信行為だと思う。
6.重要な政策は、その政策に焦点を絞り改めて民意を確認すべき
マニフェスト選挙らしいが、その全てに同意して民意を託したわけでも
あるまい。まぁ、政権党がマニフェストを盾に政策遂行するのもアリだろうが。
私は、重要な政策についてはその都度民意の確認をすべきだと思う。
10万人程度の無作為抽出の国民による賛否確認で、十分政策遂行の
要否が確認できると思う。確率論的考慮から有意な民意としての支持率は
あるだろう。(四分六分の差なら有意と思うが)
民意を直接探る簡易な方法なら技術社会の現在なら容易であろう。
まだまだ今後もいろいろ出てくるだろう。亀井さんの融資の3年間返済猶予も
おおいに議論のある論点だ。
あと、初めて政権を担うことの未熟さからかその立場による発言の重さ、影響力の
大きさに思い至らない閣僚もいる。心して欲しいものだ。浮かれるな、と。
言葉の重みは地位ある者にあっては地位の高さが、地位無き者にあっては声の大きさが
重要なんだから・・・(変か)
矢継ぎ早の政策を公表している。良いものはどんどん進めて欲しい。
しかし、いくつかの点で首を傾げる。
私としては政策はばら撒きであってはならない。本当に必要とする対象に
適切・的確に補助されることが担税者・社一様の期待だと思う。
バラマキの尻拭いに担税者に更なる税負担を求める政策は忌避したい。
そのような観点から危惧する点がいくつかある。
1.働く人の最低賃金を上回る生活保護政策
生活保護の底上げ、廃止付加給付の復活に際して働いている人以上の
生活水準の給付は、最低賃金との見合いで対応すべきである。
生活保護者がもろもろの義務を免除された上での給付水準が労働者の
水準を上回ることに強い違和感を感じる。
生活保護者は、被保護者の状態を一定期間で解消する見込みがないなら
その状態の効果的な対応のためにある程度の範囲で一箇所に集約して
保護するのが適切だと思う。
2.夫婦別姓の容認
この制度の負の側面を十分検討した上で推進してほしい。
これもまた日本人として強い違和感を覚える。これって内縁関係の
法的な保護を婚姻関係と同等に扱うということに他ならない。
明治法制下の家父長制度の崩壊の後の家族制度(男女の平等のもとでの
婚姻による家族形成)を破壊するものだ。
少子化が問題とするなら家族制度を安定させる施策こそ望ましい。
それを破壊する方向に制度化するなら少子化問題なぞ解決するわけがない。
夫婦別姓はグローバルスタンダードでも何でもない。この制度の導入は
家族制度そのものの破壊だと思う。ポルポトのような政策に思える。
今こそ、家族とは、その望ましいあり方とは、を考えるべきでは。
失ったものは何なのかをも考えなくては、この法制化の妥当性は
明らかになるまい。
3.永住外国人の選挙権
日本人以外の外国人が日本に住み続けるのはそれなりの理由・背景があっての
ことと思う。そして帰化せず日本人でない、日本国籍を取得しない、という
ことにもそれなりの理由があってのことだろう。
しかし、国政をはじめ地方自治に至るまで、日本国内にあっては日本人で
ある、日本国籍を有することが日本なり地域に対して責任を担保できる
と思う。したがって、選挙権を行使し、その結果を責任を持って受け入れる
には日本国籍を有することが必須であろう。例え、長く日本に居住しようが
日本の、地域の将来に責任を被せることはできないし、多分に拒否される
だろう。外国人であるということは、そこにあっては責任や義務から距離を
おいているということだ。その意味において選挙権を行使し責任を負う事と
矛盾する。やはり、整合させるには民族・人種という不易はおいておいて
制度的な可能な国籍取得という流行に我が身を委ねてこその選挙権取得であろう。
当然、日本国籍を取得することで義務・責任は日本人と同様である。
4.高速道路無料化
インフラの整備は基本的には受益者負担が原則である。その整備が官が
行おうが民がやろうが同じであろう。ここで、高速道路の通行料金が
どのような経緯かわからないが無料化になろうとしている。
高速道路の整備に税金が使われていないなら受益者負担の原則、弱者救済の
原則から無料でも良かろう。でも現実そうなのか?
同じ土俵で国土交通省の管轄する交通政策について同じ光を当てて
同じ水準で考えて欲しい。
なんだか、この政策は幼稚だし馬鹿げていると思う。
5.高校授業料無料化
民主党になって無料化が流行のようで、どこに「埋蔵金」があるのやら、
と心配になる。埋蔵金=税負担のアップだとしたらトンでもない。
本来、受益者負担が原則なのに、払えないから、でも受益者としての
権利を享受したい、と税金の配分に群がる、もとい、鳩の餌撒きではないが
ばら撒いて人気取り政策に傾くのはいかがなものか。
2チャンで「働いたら負け」という言葉がある。情け無い、と思うが
そんなことを意に介さないクレクレ、もっとクレの声高な集団が存在する
ような気がする。
高校無料化を言い出したら、高校に行けない者が何らかの対策を、と
言い出すと想像される。なんだか、本質が変質してこのような対策として
表面化してきたのではとわが目・耳を疑う。
高校レベルの知識取得に意欲がありながら経済的事情で入学が困難な
こどもに絞って修学援助、それもいずれ返済を条件に行うのが筋だろう。
無料化というバラマキ行政は、安直であり為政者の無為無策の表明に
他ならない。とにかく、理由が明確でなく納得性の得られないバラマキ
には断固反対したい。自民党の一律給付金同様に後に増税を隠した
人気取り政策であり国民に対する背信行為だと思う。
6.重要な政策は、その政策に焦点を絞り改めて民意を確認すべき
マニフェスト選挙らしいが、その全てに同意して民意を託したわけでも
あるまい。まぁ、政権党がマニフェストを盾に政策遂行するのもアリだろうが。
私は、重要な政策についてはその都度民意の確認をすべきだと思う。
10万人程度の無作為抽出の国民による賛否確認で、十分政策遂行の
要否が確認できると思う。確率論的考慮から有意な民意としての支持率は
あるだろう。(四分六分の差なら有意と思うが)
民意を直接探る簡易な方法なら技術社会の現在なら容易であろう。
まだまだ今後もいろいろ出てくるだろう。亀井さんの融資の3年間返済猶予も
おおいに議論のある論点だ。
あと、初めて政権を担うことの未熟さからかその立場による発言の重さ、影響力の
大きさに思い至らない閣僚もいる。心して欲しいものだ。浮かれるな、と。
言葉の重みは地位ある者にあっては地位の高さが、地位無き者にあっては声の大きさが
重要なんだから・・・(変か)
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