空気入れを借りてタイヤもパンパン。さー!急ぐぞっ!と気合十分走りだした。
が、5分も走らないうちに重~~い、嫌~~な感触が。
・・・これは・・・空気じゃない、パンクだ・・・
母は年寄り、立ったままいつまでも待たせているわけにはいかない。
もちろん携帯電話も持っていない。連絡の手段がない・・・
親思いのワタシに焦りの色が・・・
「空気の入っていない自転車はただの鉄の塊。
重たくて足手まといなだけ。
こんなもん捨てて、歩いた方が早いって!」
と誰に言うでもなく嘆き歩く私に○○サイクルの看板が目に飛び込んだ!
やった!何とかなるかも!!
慌てて中に入って状況説明。
「あ~パンク修理ですね、30分くらいでできるかなー?」
ほえっ?(涙)30分じゃ、間に合わないんです。
急遽、そこにあった一番安い自転車を購入して乗り換えることに決めた。
捨てていくと言ったら引取料¥1500も取られてムカつきぎみ。粗大ゴミなら¥500なのに。
でもそんなことは言っていられない。
男らしいワタシは¥17325を財布から出し、想い出の一杯詰まった自転車をバッサリ捨て、
待ち合わせ場所へと急ぐ。突然の出費。
息も絶え絶え、15分ほど遅れて到着。
母「いいのに~、アンタが来なければおいていくだけだから気にしなくて~」
・・・そんなもんだよね。