石の図書館 試運転。
石上宅嗣 図書館 芸亭 天平文化
奈良時代後期の貴族、石上宅嗣は平城京近くの旧宅を寺として、その一隅に芸亭を設け、図書を集めて好学の士に閲覧させた。宅嗣は淡海三船と並び称される文人で、その詩は『経国集』に収められる。
暗記のポイント 石上宅嗣はわが国最古の図書館芸亭を開設した。
□石上宅嗣 奈良後期の公卿。770年、称徳天皇の没時、参議として藤原永手らとともに光仁天皇を擁立。文人として名高く、旧宅を寺とし一隅の書庫を芸亭と名づけて一般に公開した。
□『経国集』 平安初期の漢詩文集。『凌雲集』・『文華秀麗集』につぐ第3の勅撰集。827年、良岑安世が淳和天皇の勅を奉じて撰じた。嵯峨天皇・石上宅嗣・淡海三船・空海らの作品を収録している。
〈淡海三船と石上宅嗣〉 石上宅嗣と並び称される文人に、淡海三船がいる。
三船は『唐大和上東征伝』を著した。『唐大和上東征伝』は鑑真の伝記で
あり、鑑真が〈海〉を〈船〉で渡ってきたことを意識すれば、その著者も
覚えやすい!
石上宅嗣 図書館 芸亭 天平文化
奈良時代後期の貴族、石上宅嗣は平城京近くの旧宅を寺として、その一隅に芸亭を設け、図書を集めて好学の士に閲覧させた。宅嗣は淡海三船と並び称される文人で、その詩は『経国集』に収められる。
暗記のポイント 石上宅嗣はわが国最古の図書館芸亭を開設した。
□石上宅嗣 奈良後期の公卿。770年、称徳天皇の没時、参議として藤原永手らとともに光仁天皇を擁立。文人として名高く、旧宅を寺とし一隅の書庫を芸亭と名づけて一般に公開した。
□『経国集』 平安初期の漢詩文集。『凌雲集』・『文華秀麗集』につぐ第3の勅撰集。827年、良岑安世が淳和天皇の勅を奉じて撰じた。嵯峨天皇・石上宅嗣・淡海三船・空海らの作品を収録している。
〈淡海三船と石上宅嗣〉 石上宅嗣と並び称される文人に、淡海三船がいる。
三船は『唐大和上東征伝』を著した。『唐大和上東征伝』は鑑真の伝記で
あり、鑑真が〈海〉を〈船〉で渡ってきたことを意識すれば、その著者も
覚えやすい!