花粉症のMr.Dashは、天理工場に出張してきた。今日は朝から快晴に恵まれ、仕事しているのがばからしくなるほどだった。上天気のおかげで、天理工場からの眺めもすこぶる良い。午前中は、はるか西に広がる生駒山、二上山、葛城山、金剛山などの山並みが一気に見渡せ、夕方は逆に東側が順光となって、すぐ後ろにそびえる高峰山と、大国見山がクッキリ望めた。(写真)
高いほうの高峰山は、登ってもあまり価値がない。いっぽう、大国見山のほうは、桃尾ノ滝からのルートが手ごろで、山頂からの眺めも、全方位ではないが、そこそこ楽しめる。大国見山は、その昔、山岳部の先輩・K島さんがガイドブックで紹介したら、急にハイカーが増えて、天理市が慌てて道標を整備したというエピソードがある。近辺にお住まいの人であれば、昼からでも登って下りてこれるだけに、ちょっと身体をほぐしたい時に最適の山だ。
今回の出張では、やる気満々の社員何名かに、じかに話を聞くことができた。夢と希望にあふれている彼らがたいへん眩しく、たのもしく見えた。彼らを見送り、ふと窓の外のサクラ並木に目をやれば、あたたかな春の陽差しの中、もう、蕾はが赤くふくらんで、咲き誇るのを今か今かと待ちわびているようだった。
次の瞬間、Mr.Dashは、自分の視線が、地面にツクシかフキノトウか、オオイヌノフグリでもないかと無意識に探しているのに気づいた。誰もが美しいと愛でるサクラは、もちろん嫌いではないが、Mr.Dashは、やっぱり、こういう雑草のほうが好きで、落ち着けるものだなと、すこし自虐気味に、それでも心さわやかに納得した。
高いほうの高峰山は、登ってもあまり価値がない。いっぽう、大国見山のほうは、桃尾ノ滝からのルートが手ごろで、山頂からの眺めも、全方位ではないが、そこそこ楽しめる。大国見山は、その昔、山岳部の先輩・K島さんがガイドブックで紹介したら、急にハイカーが増えて、天理市が慌てて道標を整備したというエピソードがある。近辺にお住まいの人であれば、昼からでも登って下りてこれるだけに、ちょっと身体をほぐしたい時に最適の山だ。
今回の出張では、やる気満々の社員何名かに、じかに話を聞くことができた。夢と希望にあふれている彼らがたいへん眩しく、たのもしく見えた。彼らを見送り、ふと窓の外のサクラ並木に目をやれば、あたたかな春の陽差しの中、もう、蕾はが赤くふくらんで、咲き誇るのを今か今かと待ちわびているようだった。
次の瞬間、Mr.Dashは、自分の視線が、地面にツクシかフキノトウか、オオイヌノフグリでもないかと無意識に探しているのに気づいた。誰もが美しいと愛でるサクラは、もちろん嫌いではないが、Mr.Dashは、やっぱり、こういう雑草のほうが好きで、落ち着けるものだなと、すこし自虐気味に、それでも心さわやかに納得した。