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■メイン写真
南向きの小祠が鎮座する八ヶ尾山の山頂
■今回のコース
筱見四十八滝登山口→手洗い滝→弁天滝・肩ヶ滝→長滝→シャレ滝→大滝→二ノ滝・一ノ滝→
展望岩→尾根道分岐→570mピーク→西ノ峰→八ヶ尾山
多紀連山の東端に、標高678mの八ヶ尾山という絶景の山がある。
今回は、筱見(ささみ)四十八滝から、連続する岩場、鎖場をたどってアプローチしてみた。
登山口には数台が駐車可能で、あずま屋と公衆トイレもある。
筱見四十八滝は急峻な地形のため、あずま屋には、ちゃんとした登山装備で
臨むよう注意看板がかかっている。
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滝道に入ると、これから出てくる滝の一覧看板が立っている。
名前がついたものとしては8つの滝がある。
8つの滝に始終、水が流れ落ちていることから、「四十八滝」と呼ばれるようになったとか。
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最初に出てくる、手洗い滝。5mくらいの小さな滝だ。
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ほどなく眼前に垂直の岩壁が迫り、中段に祠がみえてくる。
奥に滝が2段。下が弁天滝、上が肩ヶ滝だ。
弁天滝は、よく見ると弁財天祠の横から岩に鉄杭が打たれていて、それを足場に肩ヶ滝の滝壺に
出られるようになっている。この日はさすがにヤンチャはやめておいたが。
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いにしえの修験者たちの行場だったようだが、まさに雰囲気たっぷりだ。
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滝場のすぐ右を巻き、先へ。
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メインの滝道を外れ、標識に従って少し寄り道すると、長滝(33m)の直下に導かれる。
細い一筋の流れが優美だ。
視線を下にやると、肩ヶ滝の落ち口も見られる。
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元の滝道に戻ると、今度は鎖場が登場。
なかなか愉快なのである。
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シャレ滝は、さらに細い流れ。一見、チムニーで登れそうに見えるが、いちばん上に
チョックストーンがあるので詰まりそうだ。
シャレ滝の名の由来が知りたい。
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鎖場は続く。しかし、あまり鎖に頼らなくても、岩角や根っこが結構、頼りになる。
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大滝。落差20mという。水量が少ないので迫力はあまり感じないが、美しい滝だ。
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緊張するも、ワクワク楽しい岩場は、まだまだ続く。
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またまた少し寄り道し、二ノ滝・一ノ滝を見に行く。2段構成の滝だ。
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多紀連山の縦走路へ向かうルートは、滝場がなくなってもまだまだ続く。
ルート中、最も長い鎖場が現れる。
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この日ご参加の皆さんは、岩場の動きもたいへんスムーズで、一度もロープを出すことなく
高度感タップリのこの岩場をクリア。
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鎖場を登り切ったところにある展望岩。
絶景に触れ、難所を登り切った充実感をしみじみ感じる。
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その上部は、これまでとは打って変わって、のどかな雑木林の風景になる。
カツラの甘い香りが、あたり一面に漂っていた。
シバグリやイロハモミジなど広葉樹が中心なので明るく感じる。
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キノコもいろいろな種類のものを多数見かけた。
名前が分からないのがほとんどで、我ながら情けない。
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おだやかな稜線をしばらく緩やかに登り、サルガイチ山への分岐を過ぎる。
多紀連山の縦走尾根道を、570mを越えてなおも東進すると、ふたたび岩場が出てくる。
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絶景の岩場を通りがかる。北も南もワイドな眺め。
ヒカゲツツジの樹が多い。春には綺麗だろうな。
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西ノ峰を過ぎ、いよいよ八ヶ尾山の山頂へ。
振り返ると、多紀連山の盟主・小金ヶ岳と三嶽が仲良く三角形の頂を並べていた。
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八ヶ尾山の山頂に到着。三角点は四角が欠けている。
やや雲が多かったが、展望もよく爽やか。日影がないので暑い季節はよくないだろう。
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山頂部は一面にコケが生えており、フカフカで気持ちよかった。
ところで、山頂には南を向いた八ヶ尾水分神社の祠がある。
WEBをいろいろ見ていると、伊勢神宮を向いている等の描写もあったが、
ここから伊勢へは南東方向だと思うので、少し角度が違うようだ。
もともと修験の山なので、伊勢神宮というのもやや疑問があるところで、個人的には、祠の向きから、
吉野の水分神社や、熊野本宮を向いているのではないかと思う。これも調べられるようなら調べてみたい。
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下山後、クルマで通りがかった亀岡運動公園。夢コスモス園は今が旬。
観光客やカップルなどで賑わっていた。
南向きの小祠が鎮座する八ヶ尾山の山頂
■今回のコース
筱見四十八滝登山口→手洗い滝→弁天滝・肩ヶ滝→長滝→シャレ滝→大滝→二ノ滝・一ノ滝→
展望岩→尾根道分岐→570mピーク→西ノ峰→八ヶ尾山
多紀連山の東端に、標高678mの八ヶ尾山という絶景の山がある。
今回は、筱見(ささみ)四十八滝から、連続する岩場、鎖場をたどってアプローチしてみた。
登山口には数台が駐車可能で、あずま屋と公衆トイレもある。
筱見四十八滝は急峻な地形のため、あずま屋には、ちゃんとした登山装備で
臨むよう注意看板がかかっている。
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滝道に入ると、これから出てくる滝の一覧看板が立っている。
名前がついたものとしては8つの滝がある。
8つの滝に始終、水が流れ落ちていることから、「四十八滝」と呼ばれるようになったとか。
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最初に出てくる、手洗い滝。5mくらいの小さな滝だ。
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ほどなく眼前に垂直の岩壁が迫り、中段に祠がみえてくる。
奥に滝が2段。下が弁天滝、上が肩ヶ滝だ。
弁天滝は、よく見ると弁財天祠の横から岩に鉄杭が打たれていて、それを足場に肩ヶ滝の滝壺に
出られるようになっている。この日はさすがにヤンチャはやめておいたが。
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いにしえの修験者たちの行場だったようだが、まさに雰囲気たっぷりだ。
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滝場のすぐ右を巻き、先へ。
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メインの滝道を外れ、標識に従って少し寄り道すると、長滝(33m)の直下に導かれる。
細い一筋の流れが優美だ。
視線を下にやると、肩ヶ滝の落ち口も見られる。
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元の滝道に戻ると、今度は鎖場が登場。
なかなか愉快なのである。
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シャレ滝は、さらに細い流れ。一見、チムニーで登れそうに見えるが、いちばん上に
チョックストーンがあるので詰まりそうだ。
シャレ滝の名の由来が知りたい。
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鎖場は続く。しかし、あまり鎖に頼らなくても、岩角や根っこが結構、頼りになる。
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大滝。落差20mという。水量が少ないので迫力はあまり感じないが、美しい滝だ。
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緊張するも、ワクワク楽しい岩場は、まだまだ続く。
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またまた少し寄り道し、二ノ滝・一ノ滝を見に行く。2段構成の滝だ。
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多紀連山の縦走路へ向かうルートは、滝場がなくなってもまだまだ続く。
ルート中、最も長い鎖場が現れる。
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この日ご参加の皆さんは、岩場の動きもたいへんスムーズで、一度もロープを出すことなく
高度感タップリのこの岩場をクリア。
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鎖場を登り切ったところにある展望岩。
絶景に触れ、難所を登り切った充実感をしみじみ感じる。
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その上部は、これまでとは打って変わって、のどかな雑木林の風景になる。
カツラの甘い香りが、あたり一面に漂っていた。
シバグリやイロハモミジなど広葉樹が中心なので明るく感じる。
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キノコもいろいろな種類のものを多数見かけた。
名前が分からないのがほとんどで、我ながら情けない。
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おだやかな稜線をしばらく緩やかに登り、サルガイチ山への分岐を過ぎる。
多紀連山の縦走尾根道を、570mを越えてなおも東進すると、ふたたび岩場が出てくる。
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絶景の岩場を通りがかる。北も南もワイドな眺め。
ヒカゲツツジの樹が多い。春には綺麗だろうな。
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西ノ峰を過ぎ、いよいよ八ヶ尾山の山頂へ。
振り返ると、多紀連山の盟主・小金ヶ岳と三嶽が仲良く三角形の頂を並べていた。
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八ヶ尾山の山頂に到着。三角点は四角が欠けている。
やや雲が多かったが、展望もよく爽やか。日影がないので暑い季節はよくないだろう。
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ところで、山頂には南を向いた八ヶ尾水分神社の祠がある。
WEBをいろいろ見ていると、伊勢神宮を向いている等の描写もあったが、
ここから伊勢へは南東方向だと思うので、少し角度が違うようだ。
もともと修験の山なので、伊勢神宮というのもやや疑問があるところで、個人的には、祠の向きから、
吉野の水分神社や、熊野本宮を向いているのではないかと思う。これも調べられるようなら調べてみたい。
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下山後、クルマで通りがかった亀岡運動公園。夢コスモス園は今が旬。
観光客やカップルなどで賑わっていた。