THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

one fine morning

2010-09-05 00:05:28 | STAのレパートリー
邦題「ある晴れた朝」
1968年凍てた土と乾いた草の国、カナダ・オンタリオ州トロントにて結成。
1969年デビューの大型シンフォニック・ブラスロックグループ「lighthouse」(灯台の意)の4枚目同名アルバム「one fine morning」(1971、80位)からのシングルヒットでもあり彼等の代表曲(1971、24位)。
アルバムリリース時、アメリカでは100位と200位の間を低迷、ところがこのシングルがリリースされるや否やアルバム&シングル共にチャートを急上昇。
ドラム&ベース(STAではパーカッションも)によりはじまるこの曲、覚えやすいメロディとわかりやすい歌詞、そしてポール・ホッファートの素晴らしいアレンジが見事にマッチしたクールなサウンドを聞く事ができます(キーボード・ソロをSTAではギターソロに)。ただし、シングルはイントロ、ソロ、歌、エンディングとかなりをエディットしています。

フィルモアにおけるスーパーセッションのドラマーとして一躍名を轟かせたスキップ・プロコップが率いるグループは
13人編成で、当時はカナダのシカゴ、BS&Tと言われた。(スキップはジャニス・ジョプリンの新バンド加入オファーを蹴ってライトハウスを結成)
スタート時のBS&Tでさえ8人編成だったのだからロックバンドしては驚異的。
リズムセクションにセロとエレクトリックヴァイオリンを4人配置するというユニークな試みも一部のマニアでは受け入れられてはいたものの、本格的に認知されたのはこの「ある晴れた朝」のヒットからであろう。
それまでのセルフプロデュースからジミー・イエナーにバトンタッチ、メンバー構成も大幅に改革。
躍動感溢れる贅沢な楽曲、華麗なコーラス、そしてクラシック畑出身のメンバーの影響により数多くのクラシック共同プロジェクトを行っているのも特色。

シカゴ同様「カーネギーホール」のライブアルバム(アナログ2枚組)を発表(もちろん「ある晴れた朝」も収録)。

なんと、あの「ウッドストック」出演依頼を断っている。

1970年、大阪万博会場にて来日公演、その際に出演した日本が誇る伝説のバンド「フラワー・トラヴェリン・バンド」をカナダに呼び、アルバム「メイド・イン・ジャパン」をプロデュース、海外ライブデビューをも手助けした。

サックス担当のハワード・ショアは現在、映画音楽の世界で大成功を収めている。
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズや「フライ」etc・・・

日本のロックバンド「THEATRE BROOK」もアルバム「TALISMAN」で「one fine morning」をカヴァーしている。

ヴォーカルのボブ・マクブライドは、1973年ドラッグ癖が原因で解雇され、1996年窃盗で逮捕、1998年2月20日51歳で亡くなった。

STAのライブにおいて重要なストロングナンバー。
この曲は、はっきりいってほとんどのお客様は知らないはず。
でも誰もがはじめて聞いた途端に、ぶっ飛ぶ事まちがい無し。
そのぐらいに、STAにとっては昔からずっと大切に愛されてきた曲であり、お気に入りでもあります。
それはどのパートメンバーにも言える事。
でも体力が相当にないとエンディングまでもたないですよ!!
何度プレイしても飽きのこない魅力があります。
隠れたブラスロックの至宝。




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする