THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL.43  studio cafeB-BAY

2010-09-13 22:49:21 | Live Set List

9月12日(日)
STA企画ライブイベント「LIBERATION Ⅹ」
PM6:00 open
PM6:30 start
6バンド出演

札幌中央区地下鉄駅そばのビル地下1階、b-bayにSTAが初の登場です!
ニコニコ笑顔の素敵なマスターが優しく出迎えてくれました。
トップ写真は、ありそうでなかった貴重なSTA9人によるフルメンバー、オフショットです。
どうです、はーちゃんを囲んで皆、いい顔してるね。
この店は全面禁煙なので、特にヴォーカリストや管楽器担当のミュージシャンにとってはとても良い環境の中でプレイに専念できたと思います。
順調にリハも進行し、開演!

毎回、ジャンルがバラエティーにとんでいるのは御承知の事とは思いますが、今回は特にゴージャス。
さてトップバッターは「ザ・ホーネッツ」
北海道が誇るキャロルのコピーバンド、ベーシストtetsu&そしてこちらもチューりップのカバーバンドとして有名なtake offのドラマーhide率いるバンド。
ビートルズのコピーバンドは数多くありますが彼等のコンセプトはデビュー以前のシルバービートルズ時代、キャパーンクラブの頃を再現というもの。
1曲目のカウントからグイグイと会場を引き込む迫力あるステージを展開。
ロックンロールの中に、1曲だけお客様の女性が誕生日とのことでバラードをプレゼントするという優しい一面も見せてくれました。
テツがベースパパをメンバー紹介していると小さな息子さんがステージによちよち歩き。
でも大音響が轟いたらビックリしてママの下に「ピュー!」と走って逃げ帰りました(笑)
本日が初ライブとは思えないようなステージング。
スズメバチがカブトムシを刺す!という含みがあるバンド名です。
楽器群もスネアがラディック(ヘッドも)ベースはへフナーのプロトタイプ、ギターはリッケンバッカーナチュラル、もう1本は12弦、さらにグレッチというこだわり。4人全員がリードヴォーカルをとれるというのもこのバンドの強みですね。


セカンドアクトはWAY
ヴォーカルとコーラスが女性という布陣。
高橋真梨子、浜田麻里、アン・ルイス、そして1曲「ラブ・ファイヤー」というセクシーなオリジナルも披露。
ここのベーシストは20年以上前に私と一緒にイングヴェイ・マルムスティーンのコピーバンドを組んでいたドラマーのコンさんなのです。
3番手は同じ女性ヴォーカルでもグッとキュートな女の子を配した「ラズベリー」
全曲レベッカを初々しく演奏してくれました。
リーダーのヒコは1番手ザ・ホーネッツのヒデもメンバーのテイク・オフ(前述のチューリップのコピーバンド)リーダーでもあります。
彼はliberationには3回目の出演。
テイク・オフ、プラム(全曲オリジナルポップス)そして今回です。
このバンドも初ステージらしく一生懸命頑張りました。
あとで私とテツがラズベリーのヴォーカルレディを真ん中に写真撮影しちゃいました。
折り返し点4バンド目は「HI-VOL」
AC/DCで全曲へヴィーに決めまくり。(彼等のバンド名もAC/DC初期のアルバムから命名)
徹頭徹尾シャウト、リフの嵐。
彼等も私と、今から4分の1世紀前に札幌へヴィーメタルシーンでライブ活動をした同志です。
インセミノイド、グスタフ、ビジター、ガンボイル、パンタロンズ、イースターetc・・・。
ギターの4弦が切れたり、ドラムペダルが真っ二つ(!!)に割れるというトラブルもなんその。
大熱演を繰り広げてくれました。
これからも頑張って!
トリ前は今回の中で1番、渋めでマニアックなバンド「エレガントピープル」
このバンド名はあの伝説のテクニカル集団ウェザーリポートの楽曲から命名。
ただし今回はドラマーARI氏セレクトによるマイルス・ディヴィスなどの楽曲を一切のMCを排除してノンストッププレイ。
圧巻!あっという間のステージでした。
息つく暇も与えずに変拍子バシバシ、食い入るように見入ってしまいました。
ギタリストの方のラックシステム、スタインバーガーにマウントしたギターシンセも効果絶大。
ベースもジャコ仕様のジャズベフレットレス。
そしてですねえ・・・STA以外に唯一今回アルトサックスプレィヤーが在籍しているバンドでもあります。
フリージャズですが、私に言わせりゃあプログレッシブロックですな。
いかしてます。

会場では少しでもお客様にスペースを・・・ということでテーブルは廊下に撤去。
タイムスケジュールも順調に進み、早くもトリのSTA!!。
今回は午後6:30開演、6バンド出演ということで、そうとうにへヴィーなイベントになるかな?と思いましたが、正直、アッという間の出来事でした。

*****MEMBER*****
MASA・・・B VO CHO
KAZU・・・VO CHO PER
MITSU・・・TB
HA-CHAN・・・AS P
SHIGE・・・TP
KO-CHAN・・・TS
RABA・・・PER CHO
KEN・・・DR VO CHO
NOBU・・・G

special thanks to・・・tomo&haru&hitomi&rutyu&okatti&jun&master!

*****SET LIST*****
1、BEGINNINGS・・・CHICAGO
2、THE LETTER(あの娘のレター)・・・JOE COCKER
3、QUESTIONS67&68(3番の歌詞はjapanese ver)・・・CHICAGO
4、SATURDAY IN THE PARK・・・CHICAGO
5、THAT'S THE WAY・・・K・C&THE SUNSHINE BAND
6、VEHICLE・・・IDES OF MARCH
7、MAKE ME SMILE(ぼくらに微笑を)・・・CHICAGO
8、~NOW MORE THAN EVER(愛は限りなく)・・・CHICAGO


いろいろと考慮した結果、そうとうにプレイヤーにとって体力的にきつい曲目になりましたが、そこはそれ、鬼気迫る熱演となりました。
暖かなお客様達の拍手に迎えられて「ビギニングス」で幕開け。
カズがセンス良くコーラスを絡めてくれるので一段とグレードアップ。
冒頭からトロンボーンとトランペットによる熱いソロ・バトルが繰り広げられ会場内は一気にヒートアップ。
このブラスロックバンドも徐々に噂が広まり「どんな音を聞かせ見せるバンドなの?」と興味津々でライブに足を運んでくれる方が増えてきました。


今回は、はーちゃんも加わり4人のブラスセクション。
そうとうに迫力、厚みのある管楽器集団のステージです。
2曲目も1月以来の演奏「ザ・レター」
しかもカズ初の歌唱。
この曲も念入りにカズを交えてコーラスを研究。
以前、マサが希望してもなかなか実現できなかった箇所も加味できスケールアップ。
中間部における4人によるソロ・リレーも圧巻。
シゲのいななきペットソロ、コーちゃんテナーサックス、ミツのボントロ、そしてブルージーなノブのギター。
お見事の一語に尽きます。
当初はオリジナルどおりのソロ構成だったのが気がついたら倍の長さになっちゃった(笑)
こういう火花の散りあい、しのぎを削る展開もライブならではの醍醐味。


この日は半分以上がシカゴ、ほとんどがブラスロックということでSTA本来のコンセプトに近い姿をお見せできたようです。
3曲目はその理想型「クエスチョンズ67&68」
これも久しぶりのお披露目。
かなりこなれてきたかな?
随所に流れるように絡み付いてくるノブのギターラインは絶品。
もちろんメインの中間部ブラスセクションのアンサンブルサウンド、響きも気持ちいい。
メンバー各自がそれぞれに自分の役割分担が自然と振り分けられてきていて心地よいうねりをかもしだしています。
3番目の歌詞はお約束の「日本語バージョン」
この日本語シングルを知っている方はそうとうにコアなロック通。
引き続きシカゴのナンバーは「日曜日なのに土曜日の曲をやりまあす!!」と、初のミリオン,AORの片鱗が覗き始めた楽曲「サタディ・イン・ザ・パーク」へ。
可憐に咲いた華一輪、はーちゃんがアルトサックスプレィヤーから女ボビー(!)に変身します。
この曲の大ファンだというお客様から後日、感謝メールをいただきました。
ピアノのイントロから観客席は手拍子。
ハーちゃんのピアノはタイミング、シンコペ、アタック、テンポ、センスと申し分ありません。
この曲の主役はーちゃんです。


アイコンタクトを交わしてエンディング。
いい曲だよね~!
マサがこの曲に込められたメッセージを解説。
こーちゃんはイントロのベースラインが好きとのこと。
さあてと、お次は異色のサーヴィスタイム。
「マスター!ミラーボールまわして!!」
はーちゃんお気に入り、2度目のライブお披露目「ザッツ・ザ・ウェイ」
これはもう理屈抜きに楽しんでリズムにのって腰振って手拍子、足拍子に徹するのが一番。
のった者の勝ちさ。
ノブのシャープなギターカッテイング、ラバの陽気なパーカッションは特筆物。
まあSTA新たな一面ということで・・・1クッションおいて残りは怒涛のブラスロック大会。
「ヴィークル」って踊れるブラスロックなんだね。
バンド名、曲名を知らなくってもイントロのブラスリフで掴みはイッパツでオーケーさ。
エンディングのカズによるヴォーカルソロも艶が出てきた。
メンバー紹介を経てラストソング「僕等に微笑を」
もうメンバー全員がもてる力全てを注ぎ込んでフィナーレへとなだれ込みました。
歓声の中、タイバン、スタッフ、お客様達に感謝とお礼を述べて幕となりました。
冒頭にも述べたように全てのバンドがジャンル違いというのに皆が和気あいあい、和やかムード満点でいい雰囲気の中、盛り上がりました。
B-bayは立地も環境も良くバンドの人たちも喜んでいましたよ。

追伸・・・HI-VOLもトラブってたけれど私もライブ後に革パンの前面ファスナーの鉄ノブが割れて無くなっていました。
あ~ああ・・・。
それと左足かかとを痛めてしまったあ・・・。
まあ、コレがライブですよ!!

 

コメント (4)
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