震災における勤務先の余波はいまだに尾を引いていて、メンバー達のスケジュール調整がギクシャク・・・。
新人ケンスケはその中でも、速めにスタジオ入りしスタンバイ!
でもなかなかブラス隊の先輩達が現れず不安顔・・・。
それでもマサが立て続けに振ってくるレパートリーにガムシャラについて来る。
大体、何曲くらい演奏した頃かな?・・・コーちゃん参上!
ケンスケも頼りになる先輩が現れたので、ホッと一安心。
そのコーちゃんのサックス・ケースのオレンジがあまりにも鮮やかなモンで1枚、パチリ!!
ケンスケもコーちゃんのリードに導かれ必死。
お互いのお気に入り、得意な曲、課題曲を提示しあい、かなりの曲を演奏。
マサとケンジがリード・ヴォーカルを分けあってガイドラインを築く。
マサがSTA全レパートリー表を床に広げて「さあ!リクエストをどうぞ!!」
ノブはいつもやりたい曲名を口にしないで、ギターでリフやメロを弾いて牽制してくるんだよね(笑)
さあてと、毎度おなじみ、今月の課題曲に突入!
前回よりも更なる飛躍を求めてテイクを繰り返す。
ドラムとベースのお約束どころもかみ合ってきたし、ノブのワウもそうとうにうねりまくり、エンディングの転調部分に対するコーちゃんの目つきも変わってきた。
皆、口々に「この曲、かっこいい、濃厚だよね、無駄がないしこれぞブラスロック!」と世代を超越して意見が一致。
と言うわけで、時間一杯までガンガン攻めまくりました。
キッスの来日は延期になったけれど、元シカゴ、ビル・チャンプリンの来日公演はなんとか開催されそうです(東京のみだけど・・・)。
もう一人、元シカゴの名ドラマー、ダニー・セラフィンのジャズロック・ドラマー教則DVDを入手しました。(2枚組)
初期シカゴのブラスロックに熱い想いを抱いている方ならば、相当に楽しめる内容となっています。
いきなり「イントロダクション」のドラミングをバンド演奏(もちろんダニーのニューバンド、カリフォルニア・トランジット・オーソリティ!!)で長時間説明。
このバンド、ホーンがいなくてシンセやギターでシカゴのブラスリフを演奏します。
合間にダニーのインタビューやら、故郷めぐりのシーンを挿入。
結成当時に出演していた「ウィスキー・ア・ゴーゴー」、シカゴがデビュー前に共同合宿した家、デ・ポール大学(ダニーが生徒達とセッションするシーンあり)。
貴重なダニーの幼少期、少年期時代のフォト満載(ダニーの自伝本「ストリート・プレイヤー」もよろしく!)。
「アイム・ア・マン」ではパーカッションとソロ・バトル。
盛り上がり部分で、つい勢いあまってスティックを落としてしまうダニーだけれど、まったく意に介さずパワフルに連打し続けるところは貫禄。
細かな超ハイテクニックを惜しげもなく披露。
「長い夜」はライブです。
ギターソロの後半で何度もブレイクするシーンは新鮮。
なんといってもダニーの素早いステックワークやシンバルさばきは惚れ惚れするほど。
ドラムの生徒に1対1で向き合い「メイク・ミー・スマイル」から「ナウ・モア・ザン・エヴァー」にわたる部分でのドラムソロを何度もレクチャー。
しかもスローモション映像付き。
バディー・リッチのメッセージも感動もの。
極めつけはテリー・ボジオとの対談、そしてセッション!
DVDケース裏面に掲載されているドラム界の巨匠達がダニーへ愛情あふれるコメントを寄せています(ピーター・アースキン・・・はスタン・ケントンとシカゴやBS&Tをカヴァー、これはミツに教えてもらいました。他にもグレッグ・ビソネット、ガルバリディ・・・必見!)
もう一つ、CTAのサウスポー・ギタリスト・・・どこかで聞いた事あるなあ・・と思っていたらマーク・ボニーラその人。
棚から一掴み(達郎風)してみたら「guitar's practicing musicians vol,2」の1曲目に参加していました。
そのメンバーの中にはキース・エマーソンが!?
そうなのです、この2人はアルバムを発表して来日公演も行っているのです。
しかも朝のワイドショーにも出演して生演奏までかましてくれて私は目がいっぺんで覚めちゃいました。
でもエマーソンばかりに気が行ってたものでうかつでした。
フュージョン・ロックからファンクまでこなす知る人ぞ知る名ギタリストです(ソロ・アルバムも数枚出ています)
ちなみに、キースとあのグレン・ヒューズと3人でもアルバムを出しています。
マークのヴォーカルはジョン・ウェットンっぽいとか。
聞いてみたい!!