地方への遠征ライブは道中、車窓から流れる北海道の自然を見ながらロックサウンドを満喫しつつ会場入りするのでとても贅沢気分に浸れてナイスです!
2011・8・6(SAT)
去年に続いて2度目の参加になりました小樽花火大会ライブ。
前回、STAの演奏終了後に滝のような大雨が降り、花火と雷とのコラボという貴重なモノを観てしまい、なんとラストのバンドは中止になってしまいました。
でも今年は天気予報もすこぶる良好、もちろん当日も快晴!
なんの不安もなく小樽に向かうことができました。
人一倍ライブ大好きっこのラヴァは例によって午前中から会場入り!
「セッティング完了!!」のメールをマサに送信します。
マサも小樽港を右手に、観覧車を左手に見つつ地下駐車場へ。
エレヴェーターに器材6点を積み込み一気に4階へ。
懐かしのテラスを覗くともうそこには、御大ヒトシ氏とラヴァがすでにおいしくビールを堪能し終えてくつろいでいるではないですか。
なかなかやるものです。
ヒトシ氏のご好意により、今回も会場でメンバー全員がおいしいドリンク&フードをいただきました。
ご馳走様でした。
今回は7バンドの出演、STAはど真ん中の4番目です。
あれ?ラヴァの姿が見えないなあ・・・と思ったら、何と某雑貨ショップにて超巨大なアフロヘアーを購入してきました。
「STAのラウジールを目指します!!」とのこと。
ミツも到着。
この日にアメリカから届いた「シカゴ34」を携えてきていて、さっそくテーブル上で開封。
封入されている写真集やら大型ポスターを開いたりしてメンバー達に見せています。
特にジミーはじめメンバー達のギンギラ・コスチュームが話題の的に・・・。
このシカゴの新譜は1975年の2枚組みアメリカ・ライブでしてビーチボーイズとのジョイントツアーとして当時、話題になった物。
「Ⅷ」発売時なので、ビートルズのカヴァーや、初期のオリジナルメンバー等による若く熱いワイルドなプレイを思いっきり楽しむことができます。
レアな曲多数、ラヴァの言うラウジールが正式メンバーとして加入したばかりの全盛期音源集です。
私がミツにこのアルバムの感動をちらっとスタジオで話したら、衝動買いしたそうです。
ミツはナイスガイですね。
トップのバンドのリハ中に、花火大会を見に来たカップルや家族連れが続々と入って来ました。
浴衣姿のレディ達もちらほら。
今年初ライブのハーちゃんもママと妹さんとで現れました。
お母さん若い!妹さんは噂には聞いていましたが、本当にハーちゃんと瓜二つ!!
メンバー全員、ビックリ仰天。
美人姉妹ですね。
ファッションも佇まいもお洒落で、こういうのをカッコカワイイ!と言うんだよ。
午後4時にトップのロカビリーバンドのスタート。
花火の時間が午後8時なので、どのバンドも進行がタイトです。3番目のバンドがしっとりと安全地帯のカヴァーを聞かせてくれました。
このバンドはたしか、去年のオープニング・バンドだったね。
そのヴォーカルの方の譜面台をハーちゃんの為にマサがお借りして・・・ウォーミングアップも終え、さあ、STAの出番です。
ハーちゃん、今年初登場!!!
久しぶりだね。
去年の、このステージにもハーちゃんは立ちましたが、やはり真夏の屋外ライブにはおじさんばかりのメンバーよりも紅一点のカワイ子ちゃんがいるほうが華があります。
あくまでもカッコカワイ子ちゃん限定ですが。
***SET LIST***
1、GET IT ON(黒い炎)・・・CHASE
2、~FREE(自由になりたい)・・・CHICAGO
3、SATURDAY IN THE PARK・・・CHICAGO
4、FUNKY STUFF・・・KOOL&THE GANG
5、THAT'S THE WAY・・・K.C.&THE SUNSHINE BAND
6、VEHICLE・・・IDES OF MARCH
7、25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO
***MEMBER***
MASA・・・B VO CHO WHISTLE
SHIGE・・・TP
NOBU・・・G
KOH-CHAN・・・TS
KEN-SUKE・・・TP
KENJI・・・DR CHO
MITSU・・・TB
RAVA・・・PER CHO
HAH-CHAN・・・AS P
RONNIE(GUEST)・・・VO CHO
special thanks to・・・hitoshi&teiko&hah-chan・mama/sister&fire ball&yakisoba&takoyaki&edamame&yukatasugata noLADY&tamaya~~♪
いつもいつものことながら、この大編成のバンドがスタンバイする際のステージスタッフの方達には頭が下がる思いです。
なんたって他のバンドの平均3倍の人数はいます。
つまりそれだけマイク、スタンド、ケーブルが必要になるわけであって、音響の調整も相当の技術を要します。
その上にSTAは毎回、リハ無しのぶっつけ本番。
もうすっかりこれには慣れっこですが、ミキサー担当の方はバランスやら音質、音量にかなりの神経を使うことでしょう。
そのような人達の協力なくしてSTAの迫力あるステージは実現不可能なのです。
もうこの夏定番のチェイス「黒い炎」をいきなりトップでぶつけてきます。
のっけからレッドゾーンぶっちぎりライブ(銀蝿ではありません・・・)。
なんだかんだ言って、もうこの曲、ずいぶんやっています。
かなり各パートもこなれてきた感じ。
音の塊も濃厚になってきたね。
だってあれだけ皆で青筋立てて練習したんだから。
続いてもお久しぶりの「自由になりたい」
ロニーは初歌唱だけれどさすが、若かりし頃、たしなんでいた楽曲ゆえにこなれています。
マサも負けじとコーラスで応戦。
この2曲を一気に畳み掛けて、「改めまして・・・the sapporo transit authorityで~す!!YEAH!!この勢いでラストまでごきげんなブラスロックナンバーをお送りしたいと思いますので、最後まで楽しんで行ってください!!」
拍手と歓声!!
「今日は土曜日なので、シカゴのこの曲を聴いてください!」
この日の為に、オカチャン所有のピアノを持ち込み(残念ながらそのオカチャンはスケジュールの都合で欠席・・・)、ハーちゃんが素敵なスマイルと共にのりのりで歯切れの良いあの有名なイントロを奏でます。
観客席からも一緒に手拍子。
ケンジのオカズと共に、マサのメロディアスなベースライン、ノブの小気味良いカッティング、そして心地よいブラスセクションが流れてきます。
ハーちゃんが合流する時は絶対に、必ずこの曲をやります。
平和の象徴的名曲だし、ハーちゃんのテーマソングのようなものですからね。
もうこのあたりから、客席はお口あんぐり状態から、ニコニコ懐かしモード。
各自で青春時代オーヴァーラップというところでしょうか。
「あなたが当時、この曲を聴いていた頃、どこにいて何をしていましたか?」とかいうコピーがありましたね。
はい、ここらでサーヴィスタイム。
ディスコの時間です。
もう定番ですがロックからファンキーにチェンジ。
ラヴァの大きなアフロ・ヘアが妙に映えますなあ(笑)
耳に被さりすぎて音が聞き取りにくくなるのが今後の課題とか。
カウントから切り裂くように鳴り響くホィッスル、つんのめって引っかかるような一種独特のリズムに黒々としたノブのコードが乾いたトーンを響かせます。
次の曲も文句なしの「ザッツ・ザ・ウェイ」
ロニー、マサ、ケンジ、ラヴァがグイグイとコーラスで抑揚を出しつつも的確なビートでノリを作り出す。
客席一人ひとり、老若男女問わず体を揺り動かしているのが伝わってきます。
ラスト2曲は極めつけのブラスロック炸裂。
最近の成長が頼もしいケンスケも頑張っています。
彼にも可愛らしいファン達ができてやる気満々。
そうとうにタフなレパートリーを際限なく配列しているのに、メンバー達がクールに淡々とプレイしている姿を見るにつけ「お前等、貫禄出てきたなあ・・」と微笑ましくなります。
ホーン隊の重鎮3羽ガラス、ミツ、シゲ、コーちゃんを中心にケンスケが追随、もちろんハーちゃんが華麗な彩を添えます。
強烈なノブによるへヴィーなイントロから「長い夜」に突入。
マサは隙間を塗って走り回り、回転して階段を登ってドラム台からパーカッションのポジションまで、さらにはステージ前方へ、ついでにロニーと一緒にジャンプ、お次はノブのギターソロに乱入して挑みかかり、くんずほぐれつの大熱演。
もう見慣れた光景かな!?
もちろんラヴァの雄叫びはここでも健在なり・・・by コロ助。
思う存分に弾きまくったノブのソロからリフに戻り3番に入った頃になるといつも「ああ・・もう終わりかあ・・・」と感慨深くなっちゃいます。
そんな訳でありまして、心残り無きように全力振り絞ってエンディングを迎える次第です。
マサが高々と頭上に掲げたベースを合図にステージを終えました。
「サンキュウ!ありがとう!!次はまっちゃん率いるファイアーボールの登場です。よろしく!!」とバトンタッチ。
テラスにSTAが集合して小樽港をバックに写真撮影。
ライブもすこぶる評判が良かったようで、めでたしめでたし。
ファイアーボールのライブから照明が入って本格的な夜の訪れです。
まっちゃんの喉から搾り出される野太い、それでもってハイトーンもしっかりと飛び出すヴォーカルはロニーとはまた一味違うカリスマ性があります。
B’Zからジギー、そして去年も聞かせてくれた「スモーク・オン・ザ・ウォーター」。
生きの良いまさに今、のりにのっているバンドです。
今後の活躍にも期待しましょう。
花火大会はメンバー全員一緒になって歓声をあげて見物しました。
小樽の堤防2箇所から打ち上げられる花火。
昔から良く見ていたお馴染みの花火、そして今まで見たこともないような(最新作!?)これまた見事な花火に会場から大きな歓声がわき上がりました。
まるで夜空という大きなスクリーンでCGを見ているみたい。
でも、もちろんあれは花火職人さんが火薬で製作しているものなんだよね。
日本の花火技術は世界一というのもうなづけます。
と言うわけでして、今年は最後までこのイベント、滞りなく無事に終えることができ申し分のないひとときでしたよ。