爽やかな夏のサウンドを中心としたものを紹介してきましたが、日本とアメリカ以外にもいました、絶対に忘れてはならないグループが。
写真のエア・サプライがそれ。
1976年にオーストラリアからデビューしたセンスの良さを感じさせポップ感覚に溢れたスーパー・グループです。
オーストラリアの音楽シーンが世界的に注目を集めるようになったのは、ビージーズ、オリヴィア・ニュートン・ジョンの移住組やヘレン・レディ、ヘヴィー・メタルのAC/DC,リトル・リバー・バンドらの活躍がきっかけだったと思います。
その中でも全米チャートの上位にヒット曲を数多く送り込んだエア・サプライは真夏の定番BGMとして日本でも「ペパーミント・サウンド」と称され一世を風靡。
グラハム・ラッセルとグラハム・ヒッチコックを核としたエレクトリック・バンドですがメンバー交代を繰り返しながらも活動。
1988年に活動休止後、1991年上記2人で再結成。今も変わらぬ往年の清涼感たっぷりのボーカル、ハーモニーを聞かせてくれ健在ぶりを見せつけてくれています。(来日もしています)
80年代に「ロスト・イン・ラブ」「オール・アウト・オブ・ラブ」「シーサイド・ラブ」など、7曲連続でTHE BILLBOARD HOT 100のトップ5ヒットを放ち、その後も「さよならロンリー・ラブ」「渚の誓い」など数々の名曲を発表。
写真ジャケットのアルバムではシカゴの弟グループMADURAのドラマー、ロス・サロモーンが参加。
他にもジョーイ・カルボーン、チャック・フィンドレー、ジム・ホーンらが参加。
エア・サプライが脚光を浴びた頃、口の悪い音楽評論家達は「オーストラリアのシカゴ、またはオフ・コース」などと憎まれ口を叩いていたものです。