写真を見ていただければおわかりのとおり、そっくりですね。
1990年シカゴがオリジナル・アルバム「21」を発表。その10年後、ビートルズのナンバー1シングル27曲を集めた「1」が発表されました。一部のシカゴ通の間では物議を醸しだしましたね。
青盤シカゴ、赤盤ビートルズというところでしょうか(笑)
1の字体、配置や大きさまで共通項が揃い過ぎ。こういった発見もお楽しみの一つ。
この話題だけでも十分に盛り上がれますね。
シカゴ21はマニアの間でも賛否の分かれるアルバム。結成時からのオリジナル・メンバーでもあったダニー・セラフィンが姿を消してここからずっと現在のオリジナル・メンバー4人という布陣になります。
またジェイソンの古くからの仲間でもある元ボブ・シーガー&シルバー・バレットのギタリスト、ドウイエン・ベイリーが正式に加入。
他にもおなじみデヴィフォス、そしてジェイソンが以前に加入していたバンド「キーン」のキーン兄弟、ベテランのマイケル・ランドウ、TOTOのスティーブ・ポーカロ、タワー・オブ・パワ―からステファン・ドック・クプラ、そして現在シカゴ正式ドラマーのトリス・インボーデンが参加。
全12曲収録、シングル・ヒットも生まれてプロモーション・ビデオも製作されています。
ただ、アルバム事態はヒット・チャートのランク芳しくなくシカゴはその後、このアルバムからの曲を積極的にライブのセットリストには加えようとしていません。
楽曲のクオリティ等どこをとっても決して失敗作だとは思えないのですが、いくぶん作りこみ過ぎ、この路線にもシカゴ自体がいくぶん息切れ状態に瀕していたのかもしれません。
「ユー・カム・トウ・マイ・センセス」なんてジェイソン歌唱の中でも最高峰に君臨する名バラード、琴線に触れる麗しのメロディ・ラインは何度聞いても鳥肌物です。
こういう曲はもっと注目されてスポットライトを浴びるべきだと思いますよ(他の人が作った曲ですが・・・・)。ジャケットはシカゴ・ロゴが薄く隅に追いやられていて往年のファンにとっては寂しい限りです。シカゴのアルバムはジャケットも常に話題の一つで素材が毎回の楽しみでしたがこれはホット・ストリート以来のガッカリ・・・でした(写真のCDはサンプル盤)。
ビートルズ1のほうは発表時、話題独占、商魂逞しくさすが売れに売れまくりました。
分厚い冊子内にはCD収録曲の順番に日本を含む世界中で発売されたビートルズのEPジャケット写真がズラッと納められています。
いやあ、しかし何度見比べてみてもやっぱりそっくりな2枚のジャケットですね!!