THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

OVERTIME

2014-03-23 21:57:12 | CHICAGO

カナダのブラス・ロック・バンド「ライト・ハウス」を紹介したのだから、ちょっとここで面白いベスト盤を紹介します。

シカゴの2枚組コンピレーションCD「オーヴァータイム」(全24曲収録)

カナダ製品なのでめったにお目にかかることのない貴重なアルバムです。

当時マニアの間では、まだ幻と言われていた「S・O・S」からも2曲収録。

これだけでもありがたいことですが、私が個人的に驚いたのは1枚目の10&11曲目に「サタディ・イン・ザ・パーク」「ダイアログ パート1&2」のライブが収められていたこと。これが何とあの「ライブ・イン・ジャパン」の音源。丁寧にも1972、大阪JUNE 10-12と記載されています。

ただ意外にも「13」からAOR第2の黄金期にかけての曲が1曲も入っていなくていきなりSOSに飛びます。

でも、ジャケット内にデザインされているメンバー達フォトの中にテリー・キャスも同等の扱いで写っているのが嬉しいことですね。

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LIGHTHOUSE LIVE!

2014-03-23 01:51:45 | CHICAGO

シカゴのライブ盤「アット・カーネギー・ホール」欄でちらっと触れたバンドを紹介します。

カナダのシカゴ、BS&Tと言われた「ライトハウス」がそのバンド。

これもカーネギー・ホールのライブ盤です。

1972年2月6日の録音、LPは日本盤の2枚組、CDはカナダ盤の1枚もの。

全10曲入り。

この時点では10人編成、数多くあるブラスロック・バンドの中でもひときわ群を抜いた大所帯。

1968年カナダ、トロントはオンタリオ州にて結成。もちろんバンド名の意味は「灯台」。数度の

活動停止期間を経て現在も不定期ながらもマイペースにて活動中。

驚いたことに初期の人数は13人。リズム・セクションにはチェロとバイオリン担当が2人、レコーディングにはエレクトリック・バイオリン奏者も参加。これによってジャズ、カントリー&ウエスタンというジャンルにまで手を広げることに成功。その後は幾度ものメンバー・チェンジを経て若干人数が減りましたが、それでも10~11人です。

フルートなどもフューチャーしてよりワイルドで攻撃的なサウンドにもチャレンジしています。

1970年には大阪万博でのライブも好評を博し、ここ日本においても知名度を上げました。そこで同じ舞台を踏んだ日本が世界に誇る伝説のバンド「フラワー・トラヴェリン・バンド」を見い出してカナダに呼び彼らの海外デビュー作「メイド・イン・ジャパン」制作に大きく貢献しています。

ライトハウスはアルバムを相当の枚数、発表していますがこの「カーネギー・ホール」は彼らにとって初のライブ音源。

そしてやはり何といっても代表曲は1971年24位を獲得した「ワン・ファイン・モーニング(ある晴れた朝)」でしょうね。

シカゴでいえば「長い夜」的ポジション、ここのライブ盤でもラスト前で演奏しています。

ただしスタジオ・バージョンとは構成がちょっと違います。ちなみにEPはご多分にもれずシカゴの「長い夜」に負けないくらいに大編集されています。STAもよく好んでライブで取り上げてもいます。

私が初めてこの曲をFMラジオで聞いた時の興奮は今も鮮明に覚えています。「これはまるっきり初期ハードだった頃の、シカゴだあ!!」

ボーカルのボブはすでに故人ですが、他のメンバー達はあらゆる方面にて多忙を極めています。

その中でも1番の出世頭はサックスを担当していた元メンバー、ハワード・ショアでしょう。映画通の方ならば彼の名前にピーンとくるはず。

かなりのヒット映画作品の音楽を作曲、もっとも有名なところでは「ロード・オブ・ザ・リング」があります。

 

 

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