1974年に発表されたシカゴ通算7枚目のオリジナル・アルバム「シカゴⅦ 市伽古への長い道」
珍盤を紹介します。なんとペルー製品。
ちゃんとコロンビアからの発売なのですが、驚いたことにLPオリジナルは2枚組なのに対してこちらは1枚物(CDは1枚に納まっています)。
南米物はこういった面白いものが出ているので、コレクターにはある面でたまらない魅力があります。また一般の方からは失笑をかいそうですが・・・。(CD化されていないものが、ペルーでは出ていたり、またその逆パターンで、CDしか一般には出回っていないのに南米ではLPが存在したり)
あちら製は作りがラフです。ジャケットの裁断も接着も荒く、レコード盤を入れるビニール袋も適当、表面はどう見てもカラー・コピー、裏面のロゴなんか素人の書いたようなチープなデザイン(写真がそれ。下部に曲目表示)、それらを雑にラミネート加工、紙質も悪く、もちろん見開きではありません。
全8曲収録。Ⅶからシングル・ヒットした3曲は手堅く収められています。
「君は僕のすべて」「遥かなる愛の夜明け」「渚に消えた恋(日本未発売)」
オリジナルでは2枚組ですからLP4面があるわけですが、その1枚目A面からは1曲もセレクトされず。
まああそこはオール・インストウルメンタル・サイドですから仕方ないですね。
ただ、メドレー形式の「遥かなる愛の夜明け」「モンゴヌークレオシース」の2曲を入れるのならばわざわざA&B面に分けないでオリジナルどおりにつなげた方がスマートなのに・・・と思います。
いろいろと思惑があったのでしょうが(そんなに深くないかな、これはこれでとても面白いかも・・・・ね!!
他の4曲は「ハッピーマン」(隠れた名曲!マサ&シンの大のお気に入り!!)「想い出のビブロス(これも泣けますね。テリーの独壇場)」「女のお話」「スキニーボーイ」
ユニークなダイジェスト盤と割り切りましょう。