関西の代表的ギタリスト、石ヤンが今月の8日午前5時12分、食道がんのため亡くなりました。享年62歳。
「石田長生」と聞いても、ピンと来ない方もいるでしょう。
通なロックファンならば「ソー・バッド・レビュー」で彼を知ったという方も多いと思いますが、なんといっても全国的に知名度がグッと浸透したのは1989年に音楽界を席巻していたアンプラグド・ブーム真っ只中に登場した「BAHO」からでしょうね。
そうです、東のCHAR、西の石ヤンとのアコースティック・ギターデュオ「馬呆」。
馬鹿と阿呆を合体して「BAHO」とは、まことに人をくったようなバンド名。
とにかく、普段はクールにかっこよくエレキギターを弾きまくりロックしているチャーも、関西弁で元気一杯にしゃべりまくる石ヤンと組んだときにはイスに座ってリラックスムードの中、2人とも嬉々としてジョークを交えつつ(のってくると漫才や駄洒落も飛び出します)オベーションギターでテクニカルにスリリングに、ムーディーにブルージーに、火花散るツインリードにとおおいに楽しませてくれました。
石ヤンの音楽活動は多岐にわたって膨大な音源(オムニバスも含めて)が残されていますが、今回の写真はやっぱりBAHOのCD、MAXI・SINGLE,VHS/VIDEO,未開封非売品カンバッジ、フライヤー、BAvsHO2000年一本勝負!パンフレットで網羅してみました。もうあの2人による何が飛び出すかわからない愉快で夢のような音楽が催されないと思うと淋しいなあ・・・・・。