うだるような暑さも一段落ですね。
札幌駅前の「北海道日本ハム・ファイターズ」オフィシャルショップがリニューアル・オープン。
以前よりも広さが3倍になりました。なんたって目玉は1点限りの商品「大谷翔平の等身大人形」です。
帽子からユニフォームまで完璧に再現。
値段のほうは背番号にあやかりなんと111万1111円なり!(税別)
それが発売当日の夕方6時に現金で売れたのですよ!!
購入者は札幌東区・会社経営60代の方だそうで、社員にファイターズ・ファンが多いから職場に置いておくそうです。
その日夕方5時にこの商品のことを知り、何の迷いも誰にも相談無しに購入。
その一部始終がインタビュー付きで(購入者の顔は隠されていたけど)、テレビ放映されていました。
しかしその方は西武ライオンズのファン。大谷選手は好きだそうですが・・・。
商品は持ち帰りできる方に限られているのだとか。
さて、9月最後のSTAリハがありました。今回は残念ながら4人のみの集結。ちょっぴり淋しいことに。
でもこういう機会は、それなりに中身を充実すべくこなすところが熟練の技。
ノブ、マサ、クニ、シュウヤという布陣だけに賑やかこの上ない。
シュウヤは珍しくロビーから、ズッとイヤホーンで音源を真剣に聞きまくっています。
なんでも車の中から曲と格闘していたのだとか。
まあ、今回のセット・リストだけに想像はついていましたが、やはり(笑)。
さすがのシュウヤでも、こいつには四苦八苦。
「ああ!ダメだ。どうなってるんだあ!」
悲鳴に近いシュウヤの独り言。
さっそくそのままの形でスタジオ入り。
今回の曲目は、半数以上が入れ替わっています。
まさしSTA版トラの穴らしく、悶絶の極致を地で行く内容。
一番の超難関でもある曲に今回は殆どの時間を費やす事に。これも予定通りだから別段驚きもしない。
イントロのギター刻みから入るのも、臨場感を醸しだすための演出。
変拍子で何度もストップかけて音源の聞きなおし。口で説明しつつ、リフをベースのみで奏でる。
変態的なリズムワークに翻弄されること数十分。
シュウヤはとりつかれたかのように、何度もリクエスト。
そのたびに、みるみるまとまってくるんだから凄い。
お次のワルツ・パート。ここでも数度のひっかかり。
突然のブレイクが一度もあわず・・・。
これは頭で考えて再現できる代物ではありません。
体に何度も叩き込んで滲みこませないと、あのグルーブの再現は不可能。
全く一度も気を抜ける箇所がない。しかも歌以外、同じ構成が出てこない長尺な曲。通常の曲の5倍くらい落とし穴の連続。
3つのソロも別々の展開だし、エンディング最後の1音までひねくれまくりの進行。
やりがいのある曲であります。我々だって何年もやっているけど、ちょっと気を抜くと今でも足元をすくわれてしまいます。
ドラム・フィルはシュウヤ曰く「チューチュー・トレインだね」
マサ「あれは恋の片道切符のイントロ」
オールディーズとプログレジャズブラスロックという畑違いの曲が、見事に違和感なく溶け合っているんだから笑っちゃうよね。
最初にSTAがライブ演奏できるまで、1年半を費やしたという超難産な曲。
とりあえず、落ち着きを取り戻す為に次の流れに持っていきます。
軽くブリティッシュクラシックロックへ。サイケデリックなサウンドが心地よい。
メドレーの部分もマサが説明。
この辺のシュウヤは手馴れたもの。ビート&アタック感も鋭い。
エディットものが続きます。しかもソウルフルなるインストで。
冒険心に満ち溢れた曲ばかりで楽しいなあ。
バラードでは英語が苦手というクニに、マサがボーカルの無茶振り。クニはハミングでなんとかこなしてくれました。器用な男だ。
エンディング合図のハイトーンもしっかりと決めてくれたよ。
このあたりはサラッと演奏。
ジュンがいないのでマサがガイド・ライン・ボーカルでフォロー。
2曲目のファンク・インストも無難にこなす。
ビートルズの曲はシュウヤも以前にやったことがあるらしいので、マサが4カウント、ノブはイントロのドラムフィルを、エンディングでのかっこいい終わり方も皆で懇切丁寧に説明。
シュウヤは「わかった!このドラムはレインボウのロング・リブ・ロックンロールだ!」
なるほどね。クニが動画でシカゴ1984年来日武道館でのライブ映像をシュウヤに見せていたよ。最高の研究材料さ。
とりあえず1ステージ分をこなして小休止。
残り時間は例の問題山積みソングに戻って没頭。
教える我々のほうも勉強になるね。
面白いのは、ドラマーによってこうも表現方法が違うのか、という点。
これほどそれが如実に覗ける曲もないね。
やってみないとわからない、奥の深さよ。
こんなに集中的にリフレインやったのって初ではないかなあ。皆、本当に真面目な奴らばかりさ。
相当に入れ込んじゃったみたい。病気の世界。
あそこができたらこっちで躓いて、やっと完成したらそっちを忘れちゃった・・・。
頭では理解しているのに体がいうことをきいてくれない。もだえ苦しむヒトトキ。
ノブが時計を指差して、あっという間に時間切れ。
ロビーでの団欒。
驚いたことにメンバー達に朝ドラを見ている者の多いこと。嬉しい事だ。
来週も頑張ろう。最終リハだよん。
ライブの場所は札幌伝説の老舗「ベッシー・ホール」
数多くの名演が繰り広げられてきたところです。
もちろんSTA初。マサは27年ぶりの出演です。