THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

過ごしやすい秋がやってきた

2017-09-27 23:44:59 | リハーサル

うだるような暑さも一段落ですね。

札幌駅前の「北海道日本ハム・ファイターズ」オフィシャルショップがリニューアル・オープン。

以前よりも広さが3倍になりました。なんたって目玉は1点限りの商品「大谷翔平の等身大人形」です。

帽子からユニフォームまで完璧に再現。

値段のほうは背番号にあやかりなんと111万1111円なり!(税別)

それが発売当日の夕方6時に現金で売れたのですよ!!

購入者は札幌東区・会社経営60代の方だそうで、社員にファイターズ・ファンが多いから職場に置いておくそうです。

その日夕方5時にこの商品のことを知り、何の迷いも誰にも相談無しに購入。

その一部始終がインタビュー付きで(購入者の顔は隠されていたけど)、テレビ放映されていました。

しかしその方は西武ライオンズのファン。大谷選手は好きだそうですが・・・。

商品は持ち帰りできる方に限られているのだとか。

 

さて、9月最後のSTAリハがありました。今回は残念ながら4人のみの集結。ちょっぴり淋しいことに。

でもこういう機会は、それなりに中身を充実すべくこなすところが熟練の技。

ノブ、マサ、クニ、シュウヤという布陣だけに賑やかこの上ない。

シュウヤは珍しくロビーから、ズッとイヤホーンで音源を真剣に聞きまくっています。

なんでも車の中から曲と格闘していたのだとか。

まあ、今回のセット・リストだけに想像はついていましたが、やはり(笑)。

さすがのシュウヤでも、こいつには四苦八苦。

「ああ!ダメだ。どうなってるんだあ!」

悲鳴に近いシュウヤの独り言。

さっそくそのままの形でスタジオ入り。

今回の曲目は、半数以上が入れ替わっています。

まさしSTA版トラの穴らしく、悶絶の極致を地で行く内容。

一番の超難関でもある曲に今回は殆どの時間を費やす事に。これも予定通りだから別段驚きもしない。

イントロのギター刻みから入るのも、臨場感を醸しだすための演出。

変拍子で何度もストップかけて音源の聞きなおし。口で説明しつつ、リフをベースのみで奏でる。

変態的なリズムワークに翻弄されること数十分。

シュウヤはとりつかれたかのように、何度もリクエスト。

そのたびに、みるみるまとまってくるんだから凄い。

お次のワルツ・パート。ここでも数度のひっかかり。

突然のブレイクが一度もあわず・・・。

これは頭で考えて再現できる代物ではありません。

体に何度も叩き込んで滲みこませないと、あのグルーブの再現は不可能。

全く一度も気を抜ける箇所がない。しかも歌以外、同じ構成が出てこない長尺な曲。通常の曲の5倍くらい落とし穴の連続。

3つのソロも別々の展開だし、エンディング最後の1音までひねくれまくりの進行。

やりがいのある曲であります。我々だって何年もやっているけど、ちょっと気を抜くと今でも足元をすくわれてしまいます。

ドラム・フィルはシュウヤ曰く「チューチュー・トレインだね」

マサ「あれは恋の片道切符のイントロ」

オールディーズとプログレジャズブラスロックという畑違いの曲が、見事に違和感なく溶け合っているんだから笑っちゃうよね。

最初にSTAがライブ演奏できるまで、1年半を費やしたという超難産な曲。

とりあえず、落ち着きを取り戻す為に次の流れに持っていきます。

軽くブリティッシュクラシックロックへ。サイケデリックなサウンドが心地よい。

メドレーの部分もマサが説明。

この辺のシュウヤは手馴れたもの。ビート&アタック感も鋭い。

エディットものが続きます。しかもソウルフルなるインストで。

冒険心に満ち溢れた曲ばかりで楽しいなあ。

バラードでは英語が苦手というクニに、マサがボーカルの無茶振り。クニはハミングでなんとかこなしてくれました。器用な男だ。

エンディング合図のハイトーンもしっかりと決めてくれたよ。

このあたりはサラッと演奏。

ジュンがいないのでマサがガイド・ライン・ボーカルでフォロー。

2曲目のファンク・インストも無難にこなす。

ビートルズの曲はシュウヤも以前にやったことがあるらしいので、マサが4カウント、ノブはイントロのドラムフィルを、エンディングでのかっこいい終わり方も皆で懇切丁寧に説明。

シュウヤは「わかった!このドラムはレインボウのロング・リブ・ロックンロールだ!」

なるほどね。クニが動画でシカゴ1984年来日武道館でのライブ映像をシュウヤに見せていたよ。最高の研究材料さ。

とりあえず1ステージ分をこなして小休止。

残り時間は例の問題山積みソングに戻って没頭。

教える我々のほうも勉強になるね。

面白いのは、ドラマーによってこうも表現方法が違うのか、という点。

これほどそれが如実に覗ける曲もないね。

やってみないとわからない、奥の深さよ。

こんなに集中的にリフレインやったのって初ではないかなあ。皆、本当に真面目な奴らばかりさ。

相当に入れ込んじゃったみたい。病気の世界。

あそこができたらこっちで躓いて、やっと完成したらそっちを忘れちゃった・・・。

頭では理解しているのに体がいうことをきいてくれない。もだえ苦しむヒトトキ。

ノブが時計を指差して、あっという間に時間切れ。

 

ロビーでの団欒。

驚いたことにメンバー達に朝ドラを見ている者の多いこと。嬉しい事だ。

来週も頑張ろう。最終リハだよん。

ライブの場所は札幌伝説の老舗「ベッシー・ホール」

数多くの名演が繰り広げられてきたところです。

もちろんSTA初。マサは27年ぶりの出演です。

 

 

 

コメント
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