2019年9月21日(土曜日)
さてさて、今月も元気一杯に我等がSTAの企画ライブ「リブレーション VOL,48」が晴れやかに執り行われました。
もうすでに常連化していますね。札幌界隈の音楽シーンに浸透してきた感アリ。
場所はススキノのど真ん中に位置する、駅前通りに面した箱。お笑い演芸会なども催されるという多目的ホール。
ご存知、盟友でもあるHIKOの企画HAPPY NEW YEAR [FRIENDS LIVE 26]以来のスペース・アートだよ!
急遽ミーちゃんからニューフェイスも紹介されて追加の全7バンド。これだけのバンド数ともなると必ず時間押しが当たり前なのですが、驚いたことにほぼタイムテーブルどおりに進行したのだから驚き。
皆、マナーのいいバンドばかりでけっこうなこと。やっぱりイベント開催はこういう形が理想的ですね。あとはライブに神経を集中してエンジョイするのみ。
いずれにしても「リブレーション・ライブ」と冠するだけあって、皆気心の知れたお馴染みの連中ばかりで、和気藹々の雰囲気の中進行。
フライヤーのモチーフにはもちろん「シカゴ」が組み込まれています。(トップ画像を参照のこと)
このデザイナーはプロの方でして、東京在住のマサとはシカゴが縁で数年前に知り合ったマサ氏。
マサ同士、無類のシカゴ好き、そしてベーシストということもあって意気投合。
お互いに敬意を表して、今となっては「シカゴ・バカ」と呼び合うほどの仲です。
去年4月のCTA来日時では遂に、六本木ビルボードにて感動のご対面となりました。
そして驚いたことに彼は最近、本家シカゴ専属のデザイナーに任命されたのですよ!!衝撃だ。今後の展開に要注目。
日本中、ここのところ急激なる冷え込みに襲われて、連日の台風報道をみていてもたいへんな事態に陥っていますが、北海道民も気温低下の日々が続いて体はガクガクです・・・。
大切山系では紅葉がはじまり、次いで初冠雪。
この日も天気が荒れるのでは?と言われていたのですが、いざ蓋を開けてみたらば穏やかな快晴。しかも連休初日に加えてラグビーとバレーボールのワールドカップ試合も札幌で開催。
ナオちゃん宅にキーボードを搭載しに愛車で寄って多少の渋滞もありましたが、まあのんびりと懐かしの目的地へと向かいました。
ビルの玄関口でタイバンのギタリストくんと遭遇。
な、な、なんとカチコくんではないか!
ご無沙汰だったねえ!!
夕張ファイブペニーや琴似のバーンでのSTA企画にも出てくれたよね。
ニャンギラス(ラウドネスのカバー)のパフォーマンスはインパクトあったし、コミカルでへヴィーな夕張ライブも印象的だった。
今回は「殺し屋」として出演なんだそうですよ。この世界は狭いねえ。
てっきり「カチコ」という名前から想像して女性ギタリストだと思い込んでいたさ。(笑)
2人で早速エレベーターに楽器類を積み込んで7階へゴー!!
昼過ぎからすでにスタッフ達が会場内のセッティングに勤しんでいます。
最高責任者のエガワくん。ミキサー担当はジャッキーくん。照明はタカギくん。転換スタッフはアボちゃん。カウンター業務はショウコ嬢。
「今回もお世話になります!」
ご挨拶を交わし江川君に促されて、午後1:50早めにホール内へ。
ミキシング・ルームではジャッキーが、マサの黄色いゼブラシャツを見るなり「相変わらず派手ですねえ(笑)」
まあ、皆さん男女ともどもに若々しいスタッフばかりで新鮮な顔ぶれだ!
リハーサルがPM2:00、時間通りに行われる中、STAのメンバー達もぼちぼち集結。
久し振りにタイバンの面々らと打ち合わせをし合いながらチューニングや器材設置、ウォーミングアップにと皆が動き回っています。
ちらっと見た限りでは、どのバンドもいろいろと仕込みや趣向を凝らしていてこりゃあ本番が楽しみです。
今回はキッチリとタイトなタイム・テーブルゆえにトップのバンド以外はリハなし。トップの「殺し屋」が数曲ほどリハーサルと調整。
音出しでは先ほどのカチコ君が「ギターそれぞれに音をください」とミキサーからの要求に応えてオーバードライブ、ディストーション、クリアトーンの使い分けで軽くそれぞれをデモ演奏。この突き抜けるようなサウンドが鳴り響いただけで本番がワクワクします。
更にはカチコ君、片時もギターを手放さないでひたすら弾きまくっている姿を目の前で見ていたら10代のギター小僧そのもの。心底ギターが大好きで大好きでたまらない!いますぐにでもライブをやりたい!空気を発散しています(笑)。本人曰く「ライブよりもリハのほうが緊張する」と言っていたけれども、そんな風には全然見えなかったよ。筋金入りだね。純粋に研究熱心で真摯な姿勢は見習うべきところ。
他のバンド・メンバーもスタッフにニッパーを借りてきて弦の交換も済ませ、あとは来るべき時に備えるのみ。
さて、この会場は回を重ねるごとにグレードアップされていて期待に胸躍ります。
アンプや器材類も一新。
ベースアンプはアンペグPF-350。ギターアンプはローランドのJC-120&マーシャルLEAD100MOSFET 。ドラムセットは黒のラディックLCE522RX。
他にもGTR CABINET G-EXPLOSION GX412AV CDJ PIONNER XDJ-R1なんかも装備していますよ!!。
ステージ前には鉄製のパイプ枠が取り付けられていて、楽屋入り口にも柵が設けられています。(危険防止対策なんだとか)
実は今回初めて楽屋を覗いてみたのですがビックリ。イスや鏡やカーテンなど至れり尽くせりさ。
マサはいつものようにワイヤレス2機を使用するのですが、数年前からビル下の4階スナック店舗で午後8時以降B帯域のワイヤレス・カラオケをはじめたそうで混線するとのこと。
でも前回のライブでは事なきを得たのでそのまま続行することで収まりました。いざという時の為に予備シールド1本(白の10M)を購入してベースアンプ右横に携帯。(鉄筋コンクリートのビルディングだから電波はかえって他の階には飛ばないのでは!?)
そしていつものようにマサはSTAのセットリストやタイム・テーブル、構成メンバーなどが詳細に記載された用紙2枚を提出。
そうこうしているうちに、店内は賑やかムードですでに過熱気味。
15:00開場 (時間が早い!と一部から言われていたけどね・・・・)
この日は方々で先述のとおりライブイベントが重なっているため、客が分散、どうなるものかと心配されていたのですが大入り満員で問題なし。
取り越し苦労だったようです。
だってもうすでにイス、テーブルが足りなくなってしまいスタッフやマサがあたふた。いきなりの嬉しい悲鳴状態だ。
急遽開演前に最前列をダンスフロアとして開放してもくれましたよ。本当に迅速丁寧なスタッフ達には大感謝です。
ビッシリと80名以上の集客はあったのではないでしょうか!?
もうこうなりゃあ、思いっきりぶっ飛ぶしかないですよね!!
会場内BGMはマサが持ち込んだ「ブラス・ロック・ベストCD」
これは決定版だ。
なんまら、ご機嫌なサウンドでしょう!
例によって主催者マサによる盛大なるアナウンスから(ミキシング・ルームにて)ライブは始まりました。
軽いご挨拶を兼ねて、出演バンドの紹介とイベントの主旨を交えて演奏スタート!
1、15:25~15:50
「殺し屋」(松田聖子&中森明菜のカバーバンド)
男女半々の6人組。
このバンドは初見ではありますが、メンバー達はほとんどが顔馴染みの連中ばかりさ。
編成を紹介しますね・・・・・
ミーさん(VO)フミオくん(VO)カチコ君(G/ラウドネス高崎晃のトレードマークともいえる斬新でかっこいい変形ギターのキラー。ナチュラルボディカラー。ローズ指板)うずら帝国(KB。ローランドJUNO-Di)ウルのぶ(B。グレコのプレシジョン3トーンサンバースト。メイプル指板。伝説のベーシスト山内テツが好きなんだそうでナチュラルボディのモデルも持っているんだそうです。)ゆーやん(DR)。
そうなんですよね~~しょっちょうあちこちのライブで会ってるから、なんか変な気分。
ミーさんは会うたびにバンドが違うし(爆笑)
クラッシュビート、ハナミー、そして先月の小樽北運河でのDDネットワーク。他にもいっぱい。数え切れないほどの売れっ子ちゃん。
華やかなるオーラをいつも発散しているから、いつ如何なる時にでも引っ張りだこ。
個人的に衝撃を受けたのがフミオくんだ!!「え!?あのフミオくん!?」ってミーさんに確認したくらいだもんなあ。
アンクル・キャッツでの人気シンガーなのは誰もが知るところ。
それ以外のバンドで観るのは初だから、尚のこと興味津津。
フミオ節はどこにいっても健在だったしね。セットリストがセットリストだけに(笑)。
カチコ君は先述のとおり。
で、そうとなると弦楽器の相棒ベーシストは・・・・・やはりノブくんだった!
マサと同郷のね。
夕張ファイブペニーで知り合ったのが縁で、それ以来のお付き合い。
やはりファイブ・ペニー、琴似バーンでのSTA企画に参加してくれたもんね。
特にファイブ・ペニーでのドラマーは、今では夕張市長だもんなあ。
そして今回のキーボードとドラマーは、女性なんだよ。
とにかく仲の良さがヒシヒシと伝わってくる癒し系のコミカルバンドでした。
そうそう、最初にバンド名の「殺し屋」を聞いた時「え!?ミーさんはパンク系にも着手したのかいなあ!?」と混乱をきたしたものでした。
よくよくカチコくんに聞いてみたら「聖子ちゃんのイメージに一番程遠いひねった言葉をバンド名に付けよう!」と話し合った結果これに決定したんだそうですよ。
いきなり聖子ちゃん「殺し屋」っていう新曲を出したりしてね(笑)。それはないか・・・・。
「裸足の季節」で開演!
1980年4月にリリースされた、聖子ちゃんの記念すべきデビュー曲。ここから彼女のアイドル路線が始まったわけだ。
ミーちゃんも白いヒラヒラドレスを着こんで、キュートなお色気を振り撒いて歌っております。
「殺し屋です!皆さんを殺しに来ました~!」
はちきれんばかりの元気も彼女のトレードマーク。
往年のアイドル女王になりきり「私、聖子ちゃんです!」
名物ダンサーのアベサンいわく「学芸会並みの小芝居が良かったよ」とのこと。(これはアベさん一流の褒め言葉ね)
この辺のシナリオや演出などの仕込みは、大体がミーさんでしょう。
「今日は私と2歳年上の兄と歌いたいと思います。よろしく願いします。
お兄ちゃ~ん!!」
舞台の袖から満を持して、颯爽の登場となったフミオくん。
「十戒」(中森明菜)
1984年7月25日にリリースされた9枚目のシングル。オリコン1位を記録。
聖子ちゃんの強力なるライバル。
こういうセレクションかあ。
なるほど、ミーさんとフミオくんとの振り分け方も絶妙だね。
フミオくんの声域の広さと正確で伸びやかなる歌声には、いつも魅了されちゃうね。
観客達も圧倒されて言葉を失っていたよ。低い声による歌い出しから、もうフミオワールド全開で独壇場。
今回も艶やかなる衣装を全身に纏っている。まさに何をやっても着ても絵になる憎い男だ。
アンクルキャッツの際にも記していますが、このコスチュームはほとんどがフミオくんの手作り。
一針、一針に愛情込めた、手縫いなんだそうですよ。
それもただ単に着込むのではなく、毎回自身にコンセプトを課して取り組むのだそうです。徹頭徹尾何事に関しても完璧にこだわりぬくところなんか素晴らしいね。見習いたいものだ。
今回は鮮やかなほどに、真っ赤なストールを中心に全身黒で統一。シックなファッションで攻めてくる意気込みを感じ取ったよ。
帽子、シャツ、手袋、パンツに至るまでね。たぶんミーさんとのコントラストを考慮したものかと。陰と陽の究極なる対比という構図。
これで更にグッとムードが盛り上がるというもの。
ミーちゃん「最高!お兄ちゃん、大好き!私も頑張ります!じゃあねえ、ドンドンと行きますよ~!!今日はおにいちゃんのために歌います。チェリー・ブラッサムを聞いてください!」
そうそう、先月の小樽北運河サウンドエナジーにも、ミヤッチ率いる聖子ちゃんバンドが出演していましたよね。やはり女性達憧れの的なんだねえ。
この曲は1981年1月にリリースされた、4枚目のシングル。
当然オリコン1位を獲得。黄金期だねえ。いい時代だった。
ミーさんも頑張って振りつけをクルクルと完璧にこなしてる。
彼女のボーカルは、フミオくんとは対極に位置する超絶フェアリーヴォイス。
どこまでも透き通るようなクリスタルトーン。
もうステージフロントのフロアには、踊り子達が声援を絶え間なく送りながらダンスに興じていますよ。
観客席でも曲調に合わせてあちこちで、ネオン・スティックを左右に揺らしているから闇の空間も綺麗だ。
可愛い兄妹の(!?)愉快なるトークを交えつつもメンバー紹介。
こういうやりとりだから、やはりここも普通にはいかなかった(笑)
一人一人にコネタを仕込んでいじり倒す。相当皆、練習したんじゃあないかい?演奏だけでも大変なのにご苦労様でしたあ!!ミーさんはブカブカな衣装を安全ピンで固定しているのだそうです。
フミオ兄ちゃんはお得意の殺し技に、毒を仕込んでザクザクと攻め立てていく所存とのこと。
聞かせどころで必ず間違うという、うずら帝国嬢はこのたびシベリアに派遣されるとのこと(だからアーミールックなのかな!?)。
イケメンベーシストの海老蔵ことノブくんは声もいいねえ。渋く唸る「海老蔵です!」の一言に大爆笑。思いの外、バカ受けしちゃった。
ドラマーのゆーやんもスティック・ワークでグサグサと殺しにかかるからご用心。
ギターは「我等がリーダーのカチコ!」
アーミングでギュイ~ン・・・・・!得意技は悪質タックルだとのことだ。殺しの専門学校卒業生らしいよ。
「このメンバー達でお届けする殺し屋です。今日は皆さん気をつけてください。よろしくお願いします」
ピッタリと息のあったツインボーカルの妙技を披露した「少女A」
このあたりともなれば、フミオくんの真骨頂だね。
中森明菜2枚目の大ヒットシングル。1982年7月28日リリース。
徹底した明るい聖子ちゃんとは真逆の、陰影を多分に含んだちょっと不良っぽい明菜のイメージを確立したターニングポイントともいえる曲だね。
フロント中央に立つミーさんとフミオ君は、水色のプラスチック製のオモチャピストルを右手に持ってポージング。
仕込み芸が細かい。小道具も目を引くね。
カチコくんもノブくんも殺し屋ファンションで、バッチリとコワモテに決めているよ。
カチコくんは全身黒で統一。黒サングラスもお似合い。スキンヘッドのノブくんも真っ黒の中に白ネクタイで1ポイント。
熱くなってきたのかアベさんは「E・SANADA」のウチワで涼んでくつろいでいます。
スティック・カウントからメドレーに突入。
「2/1の神話」(中森明菜4枚目のシングル。1983年2月23日リリース。当然オリオコン1位を記録)
ここで遂に飛び出した、フミオくんの超絶悶絶スクリーミング!「いい加減にして~~~~~~~!!」
ドンドンと凄みが増してきた。
一体どこまで伸ばすんだい!?てなあ、ぐらいに延々と引っ張る。しかも音程がふらつかない。
多分、本人は八分目ほどでこなしているんだと思うよ。涼しげに余裕の表情だったもんなあ。
あの華奢な肢体から、どこにこんなパワーが潜んでいるんだい?今度じっくりと、検証したいくらいだ。
凄まじいくらいに近寄りがたい佇まいではありますが、オフステージの時になるとガラッと腰の低い礼儀正しきナイスガイに豹変するんだから、誰からも好かれるのも納得だよ。
ミーさん「さあ、喉の調子はいかがですか?」フミオくん「ゴホン!!(咳払い)・・・よし!(笑)」
「渚のバルコニー(松田聖子9枚目のシングル。1982年4月にリリース。オリコン1位獲得)」
もちろんミーさんがボーカルを担当。
ただし普通に歌わないところがこのバンドの売りどころ。
「右手に缶ビール、左手には裂きイカ!」
本当は缶コーラとサンダルなんだよね。
油断していたら見逃してしまいそうな、演劇風コンサートだ。
次には何が飛び出してくるんだろう・・・と注視していないとね。
ここいら辺になるとバックのメンバー達も、全員一丸となってのコーラスワークが冴え渡る。
すっかりと体も温まってきたのか、リラックス。
「殺し屋の必殺技、不協和音はいかがでしたか?(笑)
うちのメンバーも間違えたら殺されるのでお気をつけくださいね。それでは・・・・青い珊瑚礁」
聖子ちゃんのセカンド・シングル。1980年7月リリース。オリコン週間2位を記録。
以前、小樽運河プラザでの「お気楽ライブ」ではミーさん、森高千里を演じていましたっけね。
もうミーさんのライフワークともいえるアイドル活動。お次は何を狙っているのかなあ?楽しみであります。
だってカラオケではたくさんの人達が毎日のようにマイク片手に歌ってはいるけれど、ここまで本格的にバンドを従えて披露しているなんてほとんど皆無でしょう。
益々の活性化に期待しましょうよ。
ミーさん「次の曲は、北の・・・・」フミオくん「酒場どおりには~~!」(とコブシまでまわしてくれるという出血サービス付きだ!この人、なんでも巧みにこなせちゃう才能の持ち主。民謡もいけるんだよ。わかるでしょう。)
「北の・・・と言えば・・?」「あ~あ~あああああ~あ~!」カチコ「蛍~~!」
「北ウイングです!」
(明菜7枚目のシングル。1984年1月1日リリース。オリコン2位を記録。「ザ・ベストテン」では1位)
ネタバレ気味ではありましたが、この辺は和気藹々のお約束ということで。
それにしても御両人のヴォーカルが上手い。羨ましくなるほど。
そして疲れ知らずだし。
あれだけの熱唱を繰り広げ、演技も交えているのに一向に衰えてくる兆しがないのだ。
これ、やってみたらわかりますが、そうとうに体力は消耗しているはずなんですよね。大したものだ。
「ミーさん、もう秋になりましたね~!」「そうですねえ~!」「なんか雑なやりとりだなあ(爆笑)」
「こうなったら、夏の扉を開けて楽しみましょう!」
持ち時間超過気味だけど、勢いにのっちゃってしまったねえ。
聖子ちゃん1981年4月21日にリリースした5枚目のシングル。オリコン1位を記録。
もう出す曲、出す曲が軒並みメガヒット連発だったもんね。
「さあ、皆さんご一緒に~フレッシュ!フレッシュ!フレッシュ~!!」
コール&レスポンス。
自然と反応しちゃうよね。この瞬間だけ、夏に逆戻りした気分だ。
聖子ちゃんの楽曲は、やっぱりめちゃくちゃに焼け付くような太陽のもとで青春をキュンキュン謳歌しているという図式がピッタリとはまる。
だからこそ、これだけ長年にわたって誰からも愛され続け、神格化されたアイドルの座をキープできるんだろうね。
ラスト・ナンバーはフミオ君の十八番「デザイアー(情熱)」
明菜14枚目のシングル。1986年2月3日リリース。オリコン1位。
余力を振り絞って魂の咆哮。アンクルキャッツでどれほどこの曲を聞いたことか。
その都度、迫力が増してくるんだから、フミオくんのテーマソングみたいなものだ。いまだに進化系なんだね。
震えがくるほどに凄まじい。甘く見ていたらとんでもない火傷をしそうなほどの熱量だ。
何度も解説させてもらってはいるけれども、フミオくんほど女性の性を歌で表現できるシンガーは、札幌広しといえどもそうそう存在しないと思うよ。
下手をしたら女性よりも感情表現が群を抜いているのでは。大袈裟な話ではなくね。
バック陣の安定感ある的確なるアンサンブル・プレイも特筆モノです。
最後の最後は何故だか、全員が舞台上でひっくり返ってめでたく大団円。
今話題の吉本風に締めくくってみましたとさあ。
ちなみに召集令状を受け取ったうずら帝国が一時不在のため、キーボードを募集中だそうですよ。
そんなわけでして、プレッシャーの大きいトップバッターという重責を、見事に跳ね除けてやり遂げてくれました。
後には赤い羽根が数枚、ステージ床に舞い落ちていたのであった・・・・・。
熱演の痕跡を必ず残すのさ。
お疲れさん!!
****ライブ・レポートpart,1はここまで。
続きはすぐにアップしますよ。
待っててね~~!!****