THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

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2022-10-05 17:27:02 | CHICAGO
スロットマシン (賭博(ギャンブル)を目的とするコイン作動式のビデオポーカーmasa's art chicago logo respect gallery

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VOL,193 オヤジ達のバンドパラダイス・ファイナル@LIVE CAFE SOLISTE(夢ぅMING編)

2022-10-05 05:45:46 | Live Set List

18:00  OPEN

もうすでにオーディエンスで会場内はワイワイと賑わっています。

1,18:30~19:10
「夢ぅMING」

このバンドとの対バンは初めて。
でもねえ、けっこう以前から存在は知っていました。
小樽音楽界の重鎮でもあるレノンセンスマスター堺さんが、定期的に企画している「サンディ・ミュージック・プログラム」の常連としてね。
逐一フェイスブックでのライブレポートやフォトで見聞きしていたので、初対面にも関わらずすっかりと打ち解けてしまいました。
思っていた通りの気さくな面々。
心底、良かったあ!

メンバーの構成は最少人数によるロックトライアングル。
この素敵なバンド名は、もちろんフィンランドが生んだ人気アニメーション「ムーミン」から。
それともう一つ、夢の現在進行形という意味も含んでいるのだそうです。
どうですかあ。
ロマンチックに響く、センス漲る命名ですねえ。

私なんてバンド名や編成、顔ぶれをみて勝手に「ソフトなポップ路線」だと思い込んでいた。
ところがいざ蓋を開けてみたらば、和洋を柔軟に取り込み匠の技でこなしちゃう心意気に深く感銘しちゃった。
ジャンルの壁なんて軽く超越しちゃってるし。
百聞は一見にしかず、を体現。

ギター&コーラス・・・・リーダーのシンヤさんは最年長(美唄)~フェンダー・ストラトキャスターを使用。ブラックボディカラー。
ローズ指板。
ドラム・・・・トシカズさん(美唄)~以前は体格が良かったそうなのですが最近はスリムな体型に変身なのだそうです。
べース&ボーカル・・・・紅一点のチズルちゃん(岩見沢)~ワーウィックを使用。
ナチュラルボディカラー。
ローズ指板。

3人ともヒラノさんとは長年の友人関係。
で、バンドには幾人かのメンバーは出入りしたそうですが、このトリオは20年間ずっと不動なんだとか。
素晴らしいコミュニケーション・・・・なんちゃって((´∀`*))
正に阿吽の呼吸だね。

先述の堺さんと言えば、愛弟子でもあるサッサを無視するわけにはいかない。
吟遊詩人スナフキンこと、サッサも当然「ムーミン」とは懇意の仲(別にムーミンとスナフキン絡みと言うわけではありませんよ!((´∀`*))。
この日に、STAがムーミンと対バンを組むということを知ったら、さっそくサッサからマサへとメッセージが届きました。
「男顔負けなパワフル千鶴さん。美脚に目を奪われること、必至だよ!」
その通りでした(;^_^A
でもねえ、悩殺系の衣装に着替えて、ライブに臨んだ千鶴さんではありますが、普段は、な、な、なんとお、ハーレーダビッドソンに堂々とまたがるライダーなのだ。
かっこいいなあ!!
憧れちゃうなあ!!!
千鶴姉御と呼んじゃおうかなあ!!!

思わずマサは千鶴ちゃんにリクエストしたものだ。
「今度はステッペンウルフのワイルドでいこう、を演奏して。
もしかしたら、すでにレパートリーなのかなあ!?
それとイメージからスージー・クアトロ。
日本の歌手では、リリーの私は泣いています。
とても似合うと思うよ」
「ええ!!??スージーみたいに高い声は出せませんよお~~!汗」
「あとはねえ、トリオのロックバンドでポリス。」
ヒラノさんも「プリテンダーズもやって!!」
マサ「いいねえ・・・・U2も!!」
もう2人で無茶ぶりしまくり。
でも当人達もまんざらではないご様子で、一層の楽しみが増えたよん。
今後ともに、よろしくねえ!!

さてさて、緊張しまくりのチャーミングなレディゆかりちゃんが、マイクを手に
開演の挨拶をします。
「皆さん、こんにちは!」
あちこちから歓声が沸き起こる。
まずは主催者のヒラノさんをご紹介。
「このソリストでのイベントは40回目。
数多くのバンドが出演しています。
で、ヒラノさんもバンドパラダイスと銘打って5年前からライブを企画してきました。
本当は今年の2月29日に開催予定だったのですが、例のコロナ禍により延期という憂き目にあっちゃいました・・・(´;ω;`)
今日はリベンジマッチですよ。
バンパラも数えて15回目を迎えました。
そのヒラノさん率いるクボ・タクマ&ブルース・ブローカーズにとってのライブは今日で最後なのです・・・・。
よってこのイベントもファイナルとなります。
でもお通夜のようなシンミリとした悲しいムードは一切排除して、目いっぱいに盛り上がっていきましょう。
それではトップのバンドです!
夢ぅMINGのみなさん。
どうぞよろしくお願いします!」

万雷の拍手で迎えられた3人。
「ゲットレディ(レアアース)」
開巻から思う存分に弾けまくってくれました。
まず驚愕だったのは全レパートリー。
普通はこの限られた最小編成だと、無難にシンプルな楽曲をセレクトするもの。
でも彼らにかかったら、そんなこと無関係。
ゴージャス極まりない複雑で分厚いサウンドを、ものの見事にこなしているのだ。
この曲はモータウンの白人バンドによる、渋いソウルフルなR&B代表作品。
1968年リリースのアルバム「ドリームス/アンサーズ」に収録。
元々はスモーキー・ロビンソンが曲を書き、テンプテーションズがオリジナルだった。
でもそちらは全米最高ランクが29位止まり。
デトロイト出身のレアアースは、1970年に本家を上回るほどのビッグヒットを記録した次第。
70年代前半のディスコブームで、先陣を切って牽引していたのがレア・アースのこの曲。
ドラマーがリードボーカルなんだねえ。
永遠のスタンダードだ。
イントロの骨太なリフ一発で血沸き肉躍る。
テレビアクションドラマ「特攻野郎Aチーム」のテーマソングとしてもつとに有名。
バンド名や曲名を知らなくたって、誰もがご存じのご機嫌なナンバーさ。
これをオープニングにもってきたのは大正解。
したたかなるムーミン!
千鶴ちゃんが遠慮なしにグイグイとセクシー極まるフィンガーピッキングを駆使して、グルーブを醸し出してシャウトの連発。
もう、たまりませんねえ。


この辺に辿りついたら、メンバー達もリラックスしてきたのか饒舌になってきました。
「今、ものすごく緊張していますよ。(そうは見えないけど)
我々は空知の田舎村からやってきました((´∀`*))
それでは引き続き2曲目・・・・パワー・オブ・ラブ!!」
映画「バック・トウ・ザ・フューチャー」のシーンが、次々と脳裏に浮かび上がってきた。
サンフランシスコ出身のヒューイ・ルイス&ザ・ニュースといえば、これに尽きるね。
ちなみに義理堅いヒューイは地元の大先輩タワー・オブ・パワーが人気低迷期に陥っているのを見兼ねて、自分のバンドへホーンセクションとして起用していたね(TOP他のメンバー達は、正直あまり面白くなかったそうだ)。
とにもかくにも、無意識のうちに体でリズムを刻んじゃおう。
ジッとなんかしていられないよ。
1985年リリースのアルバム「バック・トウ・ザ・フューチャー・オリジナル・サウンドトラック」に収録。(ヒューイもバンド審査員役でカメオ出演を果たしている)
全米チャートでは1位を記録。
第58回アカデミー賞の歌曲賞にノミネートされた。
日本ではテレビコマーシャルの挿入曲にも、たびたび使用されているね。
キャッチーで爽やかなるロックンロールの代名詞。
ヒューイのハスキーボイスに対する、千鶴嬢のチャーミングな歌声が好対照をなしていて、程よく癒される。
豪快極まりないホーンセクションのメインリフをムーミンは器用にギターで再現していた。
ムーミンの明るくポジティブなサウンドイメージコンセプトが如実に反映されている。
などと思っている最中、勢いあまってドラムスティックがステージ中央前に飛んできた。
こんなところも含めてのライブなのさ。((´∀`*))
そんなトラブルが勃発してもメンバー達は、虎視眈眈とクールにプレイを進行する。
ベテランならではの対応力には、とっても勉強になります。
活動歴の浅いバンドだと、途端にパニックとなってボロボロになるはず。
演奏が無残にも中断するとかね・・・・。

「ありがとうござます!
追悼で・・・・・残念ながら、ついこの間、亡くなってしまった葛城ユキさんのボヘミアンをやります」
1983年5月21日リリース。
5枚目のアルバム「ランナー」に収録。
オリコンチャートでは、週間3位を記録。
女性版ロッド・スチュアート、ユキ嬢(こういう表現、現代ではNGだよね・・・・)の代表作であり、長年カラオケの定番ソングでもある。
老若男女に今でも人気。
そんなこんなでとりあえずは、一気呵成に演奏開始!
ディスコティックなダンサンブル・ハードロック系の懐かしきメロディ。
千鶴ちゃんはオフステージでは、極控えめな、おしとやかレディなんだけど、一旦ベースを手にステージへ上がれば、グイグイと魅力全開。
全身から発せられる煌びやかなる女豹のごときオーラは、誰もが一度でも触れたら、虜になること受けあいさ。
STRONGヴォイスは、やっぱり只者ではない。
いつどんな時においても、エネルギーは全開さ。
あちこちから彼女に対して、熱烈なるラブコールが飛び交う。
サッポロから応援に駆け付けるほどにアツ子ちゃんとも仲良し。
最前列でマックスと共に声援を送り続けて撮影にも取り組んでいました。


「スーパースティション(再びスティーヴィー・ワンダー。邦題は迷信。1972年11月リリース。全米ビルボードホット100シングルチャートでは第1位を記録。アルバム・トーキングブックに収録。当初はあのスーパーカリスマギタリスト、ジェフ・ベックのために書かれた曲であった。ちなみにこの曲をこの日、STAはかぶっちゃうことを避けるために外させていただきました)!!」
クラヴィネット風なギターリフからアップテンポにはじけ飛ぶ旋律に煽られて、いやがうえにも無意識に魂が高揚する。
やや重めのドラムによるリズム・ワークに乗り、千鶴嬢がオーディエンスの熱視線を一身に集めています。
ここにホーンセクションが吹き荒れたら文句なしにパーフェクトだ。
それはともかくも、ミュート気味のパーカッシブなギターによる表現、しっかし上手いよなあ・・・・。
異質なモータウンのトーンに感化されて、アドレナリンが脳天から噴出。
アンサンブルが一体化して、より巨大なる音像を構築する。
大体にして一番有名なこの曲のバージョンはスティービー・ワンダー。
大所帯でのアンサンブルを取り上げるなんて無謀・・・と思われがち。
でもBB&Aやスティ―ビー・レイボーンを参考にしたのは火を見るよりも明らか。
だって同じ編成だもん。
まったく違和感なし。
かえって、シンプルな中にもタイトでストレートな空間を構築していて一種独特なアレンジの妙を突き付けてきた。
相変わらず張りのあるクリア・ヴォイスにウットリとしちゃうよ。
メインの素早く跳ねるリフを正確無比に弾きながらのボーカルだよ。
多少ラフながらもワイルドさを醸し出すところなんてさすがだ!
次から次へとタイプの異なるテーマを掲げて観客に提示してくれてご機嫌。
だから飽きずにだれる事もなく、陶酔の極限まで導いてもらえるわけですね。
上から下まで黒ずくめのシンヤさんは、鉄壁なメンバーばかりを揃えて心底誇らしげだ。
そのシンヤさん、最後の最後は昔取った杵柄ギターフレーズでフィニッシュを飾った。
3人編成と言うのはだれ一人としてぐらつくわけにはいかない。
もしそんな事態に陥ったら途端に崩壊しちゃう。
全員が常にテンション張りっぱなしの状態でなければいけない。
ここまでとことんやられちゃあ、不穏なコロナ禍や寒風なんか途端に尻尾巻いて逃げていっちゃうよ。
そこいらじゅうにゴロゴロと偉そうに転がっている、生意気なじゃりン子バンドなんか束になって挑みかかってきたって到底この空間は醸し出せないよ。
35年は早い!!!
当然、賞賛&感嘆の声が鳴り止みません。
最後の最後まできっかりと琴線に訴えかけてくるのだ。
もう完全に参りましたよ‥‥満足感に満たされっぱなしで乾杯。

和気藹々の中にメンバー紹介を織り込む。

「映画トップガン マーヴェリックをまだ観に行っていない私がやるのもなんですがタイムリーということで‥‥ケニー・ロギンス・・・・デンジャー・ゾーン!!」
ヒットメーカー、ジョルジオ・モロダーによる曲。
80年代半ばを象徴する快作。
典型的なけれん味のある芝居がかった音作りが特徴。
1986年5月13日リリース。
「トップガン・オリジナル・サウンドトラック」に収録。
ビルボード・ホット100では2位を記録。
裏話をちょっと・・・・
当初、この曲はTOTOが演じる予定だった。
次にジェファーソン・スターシップに提供されるところ頓挫。
コリーハートも辞退。
REOスピードワゴンのケヴィン・クローニンもキーが高いという理由で断った。
最終的にケニーがレコーディングへの同意を即断。
運命の選択の瞬間。
あちらの映画&音楽業界では恐ろしいくらいにこういう話が動き回っているんだね。
マサはこの間見てきたばかりだから、なんまらエキサイトしてしまった。
あの映画は絶対に見ることをお勧めするよ。
そうすることで、演奏の迫力も倍加するんだから‥‥保障します!
映画もタイトルも攻撃的でデンジャラス・ムードが満載。
これを取り上げるムーミンの心意気もカッコいいね。
追記・・・・・この当時のケニー・ロギンス・バンドにはドラマーとして元シカゴのトリス・インボーデンが叩いています!


「私は色気がないからこういう曲をやるのはどうかなあ・・・と思いますがとりあえず‥‥マドンナで、ライク・ア・ヴァージン」
この日一番の悩殺系チューンが満を持してのお披露目。
1984年リリースの同名アルバムに収録。
このシングルをきっかけに、世界中でマドンナ・ブームが吹き荒れて現在に至る。
プロデュースは売れっ子のシックからナイル・ロジャース。
これだけの条件が出揃うんだから売れないわけがない。
全米ビルボード・ホット100チャートでは初の1位を記録。
しかも6週連続オマケつき。ここからマドンナ伝説は始まった。
千鶴嬢を盛り立てるべくバックの男性陣も奮闘。
色気がないと自虐トークしていたけれど、どうしてどうして、大胆不敵な美脚で自己主張。
男女の繊細でなまめかしい機微を表現していた。
十分に立派な「岩見沢の夢見るマドンナ」していたよん。
先述した通り、ムーミンは和洋、男女、ジャンル問わずにレパートリーに組み込んで己のモノとして消化しています。
その冴えわたる手腕は大したもの。
だから次に何が飛び出すか、予測は不可能。
今度、会った時に「ムーミンの基本コンセプトは何?」と質問してみようっと。

「やっぱり色気がない・・・・・すみませんでした・・・・でも、やってしまいました。
次の曲は‥‥マット・ビアンコで‥‥サンシャイン・ディ!!」
開場に向かって手拍子を要求。
もちろん全員が手を高々と掲げて、それに呼応する。
アップテンポのバックビートに導かれて、ボルテージが最高潮に達した。
この曲はアフリカン・ファンク・ロックの元祖オシビサがオリジナル。
マサはオフステージの時に、いつもの悪い癖で「オシビサのカウントはこうなんだよ・・・当時、ブロンズレーベル同士のユーライアヒープの曲、対自核にパーカッションで参加しているんだよ」とウンチクを発揮。
広範囲になんでも取り上げるバンドだけど、ここまで手を伸ばしているとは只者ではない。
ガーナ、ナイジェリア、西インド諸島出身のメンバーで構成されたオシビサ。
1975年リリースのアルバム「ウエルカム・ホーム」に収録。
シングルでエディット・バージョン。
もちろん世代的にムーミンは1998年オシャレにカバー変身をしたマット・ビアンコをお手本にしている。
千鶴嬢のハイトーンに先導されての大合唱が始まった。
単純明快な繰り返しなんだけど、ノリ一発勝負が命だ。
千鶴ちゃんもベースのネックを上下に振り回してのダンシング・ポーズ。
あららら・・・・会場の後方でも踊り狂っている猛者が出現だあ。


「皆さん、楽しんでいただけましたでしょうかあ!?
さあ!それでは、一緒に歌いましょう!!お約束の・・・・君の瞳に恋してる!!。」
出た!
あちこちのライブイベントで今でも数多くのバンド達がこぞってカバーしている、最も人気の高い珠玉の大盛り上がりスタンダードなダンス・ナンバー。(
実はこの曲の発表はかなり古いのだ。
オリジナルは1967年4月にフランキー・ヴァリが発表したソロシングル。
彼は華麗なるコーラス・グループ「4シーズンズ」のシンガーだ。
アルバム「the 4seasons present frankie valli solo」に収録。
ビルボード・ホット100誌では同年最高チャートランキング第2位を記録した。でも今の世の中のテイクはほとんどがボーイズ・タウン・ギャング。あちこちのクラブでもてはやされていたね)
ギターで掟破りに壮大なるイントロを奏でた途端に、皆の脳天ヒューズが火花散らせてスパーク。
それは国境をも軽く超越しているし。
大胆不敵にもブラスセクションやオーケストレーションを、ギターが一気に引き受けている。
これは責任重大なポジション。
レッドゾーンも一気に振り切れ、やられた。
親しみやすくも愛らしいラインが秀逸。
ムーミンのバージョンもこの編成だとは思えないくらいに、ゴージャスな音圧で迫ってきましたよ。
もちろんステージ後方のダンスフロア(!?)は、極控えめに間隔を開けつつも踊りまくっている観客達でごった返しています。
今はコロナ禍のため、皆さん遠慮気味に各自でノッテいるようです。
辛い瞬間だよねえ・・・・早く通常の世の中に戻ってくれい!
にっくきコロナのクソ野郎め!
それでも、必ず老いも若きも初対面でも、不思議とオーディエンスが一体となるのだ。
前曲同様にムーミンが参考にしているのは、オリジナルではなく、やはり1982年12月6日から3週連続日本オリコン洋楽シングルチャートで1位を記録したボーイズ・タウン・ギャングでしょうね。
クラブ向けのアレンジが大当たりして、大体のカバーバンドはこのテイクを迷わず参考にしている模様。
誰もが若き頃にステップを踏んだであろう、あの振り付けを思い出しているのかなあ。
ディスコでフィーバーしなくたって、ここで十分にエンジョイできるというもの。
千鶴ちゃんは前後左右、自由自在に軽やかなホップステップを演出。
ダンサーへと豹変した人々の表情も、一際若返っていますよ。
キラキラと輝いていた、あの時代に一気ワープ。
ミラー・ボールがないのがとっても残念だけど・・・・
気を取り直して、冷静に・・・・・最後です。


「ありがとうございます。
もう1曲・・・・がんばろう。
正真正銘これで最後です。
踊ろうよ!!ドウ―ビー・ブラザースで・・・・・・ロング・トレイン・ランニン!!」
1973年に発表された初期ドゥービーの定番曲。
アルバム「キャプテン&ミー」に収録。
ここからの第1弾シングル。
アメリカのチャートでは最高ランク8位。
ギタリストならば必ずコピーしちゃうであろうトドメのギターカッティング。
何と言ってもこれが最大の肝だ。
この曲はもう数えきれないくらいにライブで演奏するバンドを見てきましたが、ムーミンも披露するとは夢にも思わなかった。
締めくくりがウエスト・コースト・ロックとは・・・・。
これは完全無欠の嬉しい裏切り行為です。
このバンドにはキーボードがいないけど、ギターで十分に役割分担しているので問題なし。
この曲ではそれが遺憾なく発揮されている。
パーティー気分へダメ押しとばかり、もっともっと煽るような行為に発展していく。
今までに聞いてきた色々なバンドの演奏中、群を抜くほどの完成度を誇っているよ。
決めのタイトルパートコールでは、後方観客席からナイスなタイミングで合の手が入る。
トリッキーなナチュラルトーンによるリックを絡めた、乾いたサウンドの歯切れ良きギターストローク。
ポーカー・フェイスのトシカズさんによる重量感タップリのボトム・ライン刻みとシンヤさんのコーラスもいぶし銀。
普段のニコヤカなる佇まいとは一閃を画すほどに、貫禄タップリ。
声援が絶えず送られています。
バンド連中も客席も大合唱!
恐ろしき脅威のパフォーマンス集団だ。
鮮やかなる彩を添える千鶴ちゃん。
しかも終盤では一種独特な凝りまくった焦らし技でぐいぐいと牽引。
余力を振り絞ってのドラムソロから、怒涛のギターソロへとなだれ込む。
お約束の一端ブレイク・・・・・
シンヤさんが小声で「せ~の!」((´∀`*))
タメを聞かせてのリフからフィニッシュ。
最後の1音に至るまでチームワークが絶妙。
仲の良さがこちらサイドにまで伝わってくる。
もう一度メンバー紹介。
バンマスのニヒリスト・シンヤさん、人気者のアイドルは千鶴ちゃん、白いラディックTシャツ姿のクールガイはトシカズさん。
ひじょうにいいものを見せてもらいました。
まだまだ氷山の一角なんでしょう。
直ぐにでもライブが見たいよ。

オープニング・アクトという重責を全うしました。
トップバッターはもったいないね。
語り切れないほどに充実の内容でした。

ライブ後はゆかりちゃんからのミニ・インタビュー!
「今夜は室蘭に一泊するためにホテルの予約を入れたつもりが、予約が入っていないことが本日発覚!!
手違いで、あろうことか山形グリーンホテルに予約されていたんですよ。
今夜、泊るところ、寝るところがない・・・・
どこも空いていなくて焦ったのですが、どうにか部屋がとれました!!((´∀`*))」

これも後々には遠征ライブの笑い話として語り継がれていくことでしょう。
本当にお疲れさまでした!!

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