THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,200!!!(⋈◍>◡<◍)。✧♡ 江別市民会館 大ホール BAND FESTIVAL8(AOR LAB BAND編)

2023-05-18 18:30:47 | Live Set List


2,11:45~12:15
[AOR LAB BAND]

司会者の美魔女キヨミさんがLUKEのボーカル&コーラス女性2人にインタビュー中、セカンドアクトが後方にてセッティング中。
トップがTOTOならば、その流れにのって極上のAORサウンドをお届けしましょう!
この日のイベントにはうってつけのジャンルではないでしょうか。
特に北海道でのAOR人気は絶大ですからねえ。

バンドからメッセージが届いていますよ。
「こんにちは!
AORをこよなく愛するバンドです。
昨年に引き続き、更にパワーアップして大人の魅力あふれるいぶし銀の演奏をお届けします。
どうぞお楽しみください!」

8人編成ではありますが、3人は先のLUKEメンバーなので、そのままステージで引き継ぎ作業に専念します。

内訳をば・・・・
全身をロックっぽく黒で統一したオサムくん・・・ギター&リーダー
実力派の長身木村くん・・・べース(シルバー・ボディ・カラーの何と5弦フェンダー・ジャズを使用。ローズ指板。真っ赤なスニーカーが1ポイント)
アルトサックス&ソプラノサックス・・・ヤマちゃん(オサムくんの紹介で彼はこの日のSTAでも客演してくれました。
オサムくんも言っていたけど、腕前は当然として正にナイスガイだ!)
ドラム・・・パワフルなボトムを支えるトモくん
キーボード・・・花があるチャーミングなノリちゃん
男顔負けなテクニシャンのマリちゃん・・・キーボード(名器でもあるKORG
 クロノスを使用。
これ、STAのアッキーと同じ。
彼女はこのステージとモダンタイムなどでSTAと共演歴あり。
曲はもちろんピアノ・リフの・ミリオン・ナンバーさ!)
マリちゃんは黄緑のLUKETshirt姿が可愛くって良くお似合い。

オサム君がこの日の最高責任者。
彼のスティーブ・ルカサー好きは超が付くほどに有名。
もちろん腕前は保証付きさ。
当然使用する愛器もルーク・モデルのミュージックマン。
照明に美しく映えるメタリックレッドのボディカラーがよくお似合いだ。
白石区で営業している音楽好きのお店の名前もズバリ「LUKE 」
徹底しているでしょう。
筋金入りのフリークさ。
リスペクト精神が半端なく漲っている。
オリジナルLUKE・Tshirtを着込んでライブに臨みました。

コーラス・ガール・・・カオリ嬢
ボーカル・・・甘く低い声や、ルックス、帽子がリリー・フランキーっぽくてダンデイなミカミくん

キヨミさんは常に下手にて待機していて、バンドの入れ替え時に司会進行やインタビューを請け負ってくれています。
頭の下がる思いだ。
この時にも、まだ緊張感が抜けていないようで、そこへバンドのセッティングに少し時間がかかりそうだという空気を呼んだボーカルの方がキヨミさんの元へ歩み寄った。
「キヨミさん、今日は大変ですねえ。
余裕がないですか・・・・。
ゴールデン・ウィークが終わったのに中々温かくならないですねえ。
私なんて股引をはいてきちゃいましたよ((´∀`*))
ところがステージ上は暑んだよねえ・・・。
まさか、ここで脱ぐわけにもいかないしねえ。
もうちょっとかかるそうですよ。
じゃあ、ちょっとキヨミさん、写真でも撮りますか。
(と、ツーショットをIPHONEでパチリ!ナイスな采配)

はい!
さてさて、前置きが相当に長くなってしまったさ。
そろそろ準備万端に整ったご様子だから、華麗に開演とまいりましょうかあ。

景気の良いスティック・カウントから・・・。
「ハード・タイムス」(ボズ・スキャッグス)
1977年リリースのアルバム「ダウン・トウ・ゼン・レフト」に収録。
ファースト・シングルカットもされた。
全英チャートでは40位を記録。
オシャレな幕開けだねえ。
序盤から期待に胸が膨らみます。
黄昏度の高いオープニングに、早くもわくわく感充満で文句なし。
しっかし、初っ端からマニアックなセレクションだけど、中身の方は濃厚な雰囲気で有名。
イントロのギター、ベース、シンセ、リズムも「不安感」を醸し出している感じ。
まずはご挨拶代わりとばかり、ヤマちゃんによるアルト・サックスがエモーショナルに響き渡る。
このセンスが文句なしにカッコいい。
味わい深い煽りの旋律に早くも鳥肌が立つ。
本当に落ちていきそうな感覚に陥ってしまう煌きのメロディー。
ありとあらゆるエッセンスがこれでもかあというくらいにギュー詰め。
通なファン達ならば感涙に咽び泣くこと間違いなし。

間髪入れずにメドレー。
今度はボーカルが盛大にカウントを叫ぶ。
「1・2・3.4~~!!」
ビリー・ジョエルの「ムーヴィン・アウト」
世界中で大ブレイクした1977年リリースの5作目アルバム「ストレンジャー」トップに収録。
全米ではセカンド・シングルとして最高位17位を記録。
タイトルの意味は「引っ越し」「転出」
ボーカルのあまりにも印象的でインパクト絶大な「ハーラタカカカ・・・・・♪」までをも見事忠実に再現しているではないかあ。
ボーカルの表現力が豊かさに満ちている。
そして業師のヤマちゃんもここではソプラノ・サックスでソロを吹く。
オリジナル・音源どおりでバッチリだよ。
臨場感満点さあ。
心底AORを崇拝していることがメンバー一同の佇まいからヒシヒシと伝わってくる。
懇切丁寧なるプレイにもそれは現れている。
リスペクト精神が満載だ。
迂闊にも、感動しちゃうなあ・・・・。

「ありがとうございます。
先ほどもご紹介していただきましたが、どうぞ皆さん、よろしくお願いいたします。
まだ2曲しかやっていないのに、もう限界に達しています・・・・(-_-;)
さっき、外で人混みがあったのでてっきりここのコンサート待ちのお客さん達だと思い込んでいましたが、残念ながら外でフリーマーケットをやっているんですねえ・・・・。
あ、ちょっとお水を飲んでもいいでしょうか・・・・?
はい!
それでは次に参りましょうか!
トワイライト・ハイウェイ!」
再び、シティー感覚溢れるボズ・スキャッグスのナンバーが飛び出した。
しかも究極のスロー・バラードだもんなあ。
メロウな男の魅力が全開だ。
1980年リリースの名アルバム「ミドルマン」に収録。
ボズとデヴィッド・フォスターの共作。
やっぱりなあ・・・・・芸術的な仕上がり具合がグッド。
いい仕事しているもんだ。
片思いの歌だけに、タメの効いた荘厳なるギターのイントロからして泣かせるなあ。
オサムちゃんの真骨頂。
鋼の涙腺もこれにかかったら崩壊寸前さ。
だってさあ、オリジナルでこのソロを弾いているのは、あのカルロス・サンタナなのは超有名な話。
ここでもヤマちゃんはソプラノ・サックス・ソロで本領発揮。
そしてやはり特筆すべきはミカミくんのいぶし銀な歌声に尽きる。
そんじょそこいらにゴロゴロしている小僧どもが束になって挑んで来ても到底叶わないアダルトな手腕には惚れ惚れしちゃうぞ。

「ありがとうございました。
一瞬、寝ていましたね~~((´∀`*))
どうしちゃったかと思いましたよ。
(そんなことはないよ。皆、うっとりと、とろけまくっていましたから)」
カオリ嬢がMCを引き継ぐ
「今年は桜の花見に行きました。
あまりにも寒かったので通りすがりにチラッとね。
ちょっと私は旅に出かけていたのです。
あの時にはどうしていいのかわからなかったよ。」
自分がフロント・センターにまで出て来ていることにハタと気づき譜面台を持って後ずさり・・・・。
「私の記憶が間違えていなかったらあと3曲です。
ごめんなさい。
私以外は皆、素晴らしいメンバーばかりです。
それではよろしくお願いします。
三度ボズ・スキャッグスで・・・・ギミ・ザ・グッズ!」
1977年にリリースされた通算8作目のアルバム「ダウン・トウ・ゼン・レフト」に収録。
タイトなR&Bサウンドに、円熟味の増したボーカルが絡む非の打ちどころ無きアレンジに痺れちゃうよ。
ここでのヤマちゃんは再度アルトサックスを手に極上の音色を奏でる。
それに負けじと安定感抜群のオサムちゃんによるギター・ソロが響き渡る。
阿吽の呼吸で紡ぎ出されるアンサンブルは言葉では言い表せないような感動を呼び起こす。

「イージー・ラヴァ―」
1984年の作品。
album「チャイニーズ・ウォール」に収録。
同年の11月20日に、シングルでもカットされた。
全英チャートでは見事1位を獲得した。
世界的にスーパーヒットした最高のピーク・タイムチューン。
一挙に場面転換。
2人のフィルこと、EW&Fのフィリップ・ベイリーと職人ミュージシャンとして当時引っ張りダコの人気者だったヒットメーカー、ジェネシスのフィル・コリンズによる掛け合いデュエットソング。
夢の競演。
ディスコでも持てはやされた鉄板だね。
街中で四六時中流れていたものだ。
・エレクトリック&アーバンな、その特性をAOR LAB BANDは、いかんなく発揮。
男女の個性派リード・ボーカルを全面的にフューチャー。
火花を散らすようなせめぎ合いが出色の完成度を誇る。
当然、突き抜けるほどのハイトーンは女性で、、輪郭ある柔らかくも力強い低音ヴォイスは男性が担当。
お互いを引き立たせてもいます。
この絶妙なるせめぎ合いのバランス感覚は聞きごたえある。
間奏での激しいドラムの見せ場もバッチリと決まった。
テンションもマックス状態。
癖のある独特なフィルインも完コピ。
感情赴くままの、パッション漲る叩き方に好感が持てる。
ここでのヤマちゃんはアルト・サックスに持ち替えて陶酔のパフォーマンス。
よほど念入りにリハーサルを重ねてきたんだろうなあ。
その痕跡が随所に垣間見える。
努力は決して裏切らないという証明でもある。
汗と涙の結晶が実を結んだ瞬間だ。
ド派手なイントロからアップテンポでライブ映えするグルーヴだけに、名物ダンサーのアベちゃんとアキちゃんが客席の間を上手に利用してノリノリなダンスを披露。
いつ見ても冴えわたるホップステップだ。
身振り手振りにフットワークも軽快そのもの。
見惚れちゃうほど。
あちこちの客席ではステージを見つめながら一緒になって口づさんでいる人もいるよ。
正に青春プレイバックの瞬間さ。
一気に古き良き時代へとタイムスリップ。
温故知新だよん。

「ピューピュー!!」
客席から口笛が送られる
「もうマジに立っているので精一杯ですよ。
え~と、ここでメンバー紹介をさせていただきます。
私、ドラマーのトモくんは四日前まで名前がよく覚えられなかったのです。
平仮名かカタカナ書きで記憶しようっと。
バンドにとっては大きな人材のベーシスト、ヒロオくん。
皆さん、ご存じだから紹介しなくてもいい・・・?マリちゃんです。((´∀`*))
もう一人、素敵なキーボードはノリちゃん。
やって参りました、巻いて、巻いてのヤマキさん。
一応、紹介します、うちのリーダー兼ギタリストのオサムちゃんです。
頼りになるコーラスガールはご存じのカオリちゃん。
コロナもかなり収まってきたので、安心してゆっくりと応援してください。
私、なんかすごい疲れた・・・・お口も回っていない・・・・ミカミです。
もう一度、盛大な拍手をヨロシク!
一応、巻いているそうです。
この方も私とそれほど年齢が変わらないのに、惜しまれつつ亡くなったばかりです・・・・・(´;ω;`)
聞いてください。
最後の曲です‥‥風のシルエット(ボビー・コールドウェル)」
ラストにふさわしいセレクションは大正解。
追悼の意味も兼ねているのかなあ・・・・
ミスターAORのデビュー曲にして代名詞で締めくくりだなんて何という心憎い配慮。
全米R&Bチャートでは最高ランキング9位を記録して大ヒットした。
当時は戦略として顔を出さなかったそうだ(クリストファー・クロスしかり・・・)
だからほとんどのリスナーが、彼のことを黒人だと思い込んでいたそうだ。
彼は日本で絶大な人気を誇っていた。
日本人の気質とすごく相性が良かったのは間違いないだろうね。
サッポロにも何度も来てくれたっけ・・・・・。
そう考えると尚更の事、グッときちゃうよ(´;ω;`)
ジンワリと誰の胸にも染み入るでしょう。
曲調に合わせて照明の煌きもひと際綺麗この上ない。
もうこれで最後だからなのか、メンバー全員が一丸となっての熱演。
余力を振り絞ってのエネルギー全開。
ユニークな風情のミカミさんは、何度も「疲れた・・・」というけれど、全然そんな風には見えないよ。
喉の調子も衰え知らず。
ただ、いつもよりも広いステージに、正直な話、戸惑いは隠せなかったご様子。
それでも心底今の状況をエンジョイしているのが、こちらサイドにまでビンビンと伝わってくる。
嫌味のない振る舞いもポイント高い。
ヤマちゃんはアルトサックスで余裕のトドメを刺す。
琴線を存分に振るわせてくれる。
そのまま、怒涛のエンディングへと突入。
全身汗まみれでの完全燃焼。
でも心地よい疲労感に包まれた笑顔がとても満足そうだ。

本当にお疲れさまでした。
特にライブの掛け持ちやスタッフとしても尽力しているメンバーには尚更の事だ。
まだまだ先は長いよ!!

****キヨミさんがボーカルの男女2人にホノボノムードで和気あいあいのインタビュー。
「今朝はしっかりと食べてきたんだけど、いつになく緊張しました。
キヨミさんはさすがMCの先輩だねえ」((´∀`*))****



















































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