THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,200!!!(⋈◍>◡<◍)。✧♡ 江別市民会館 大ホール BAND FESTIVAL8(庄司篤史とハバナイスデーズ編)

2023-05-27 15:53:14 | Live Set List



11、18:45~19:15
「庄司篤史とハバナイスデーズ」

はい、いよいよもって佳境に差し掛かってきましたよ。
本来ならば、そろそろ順番的にこのブログの主役でもある我らがSAPPORO TRANSIT AUTHORITYなのですが、それは最後にたっぷりとおおくりしたいと思います。

****で、満を持してオオトリのベテランバンドが登場だ。
ジャンルは(コッテコテのファンキー・ミュージック)
時間の流れがなんまらと速い。
アッという間の出来事だ。
日もすこぶる長くなってきたけど、ムードは満点さ!!
10分ほどの巻きだけど、さあ、覚悟して臨むようにね****

 会場に流れているBGMは「ZARD」

11番目に控えしは、こちらも札幌からのバンドが出演。

今まではジャパニーズポップ系のバンドがたくさん続いたけれど、今度はグッとムードを変えて渋いファンク・ナンバーを中心にお届けしましょう!
このバンドも初めて見るバンド。
厳密に言えば各メンバーははあちこちで見たことがあるんだけど、セッションPROJECTゆえに多分メンバーが大幅に変わっていると思うよ。

全6曲がこれまた、いぶし銀の光沢を放つ作品目白押し。
ただ単にファンクと言っても、相当に捻りと拘りを込めて厳選した痕跡が垣間見える。
念入りに調整してリハーサルを重ねた結果でしょうよ。
それらをテクニカルな余裕と貫禄のプレイで見せつけてくれるんだから心憎いばかりさ。
それもそのはずで、各メンバー達は方々で大活躍している猛者ばかりなんだから当り前なんだよね。
ところどころには遊び心もあり、ひじょうに楽しめました。
不敵な笑みを浮かべつつも、進行していく様を見ているとそれらは顕著。


10人のイカしたメンバー達をば・・・・・・

驚異のハイトーン・ボーカルに晴琉くん
ドラムはシミズくん
パーカッションはタケダくん(LPの白いシェルコンガを使用)
ベースにユウジくん(3トーン・サンバーストのジャズベースを使用。ローズ指板)
ギターコーラス&はテラニシくん(グリーン・ボディカラーのヴァレイアーツを使用。ローズ指板。ゴールドパーツ仕様)
キーボードはヒロコ嬢
trumpetはサッチン
珍しくもDJメンバーで・・・・・DJM。
コーラスには、超久しぶりに再会したよ~イヨちゃんだあ!
元STAでボーカル、コーラス、パーカッションで八面六臂の活躍してくれたナイスガイ。
ちょっと髪を切って(普通の人よりはめっちゃ長い((´∀`*))、その分、髭を蓄えていた。
楽屋ではエスコンフィールドやファイターズの話題でマサと盛り上がったよ!
そして顎に引っかけた白マスクがポイントのサックス&コーラス&MC&リーダーは・・・・宇宙の庄子君という編成だ!
メンツが凄過ぎる!
まさに向かうところ敵なしの布陣さ。
ほとんどのメンバーは、今年3月のゴールド・ストーンで対バンを組んだ時のメンバーばかり。
その時にはソウル特集でした!!
何事にも引き出しの多い器用な連中だ。
この次に見る時には、どんなジャンルを披露してくれるのだろうか?・・・と早くも詮索しちゃうよ。

クールビューティのサッチンは、札幌を拠点に長年にわたって活躍している有名なネオジャズグループ「地下室とシャンパン」のオリジナルメンバー。
男顔負けなトランぺッターとしてすでに名を轟かせています。

庄子くんはマサとは長年の顔見知り。
STA企画のリブレーションにも参加してくれたし、何度も対バン経験がある。
一度はSTAでサックス担当としてライブ出演が決定するも、コロナにてイベント自体が中止になったという経緯があります・・・・。
返す返すも残念でならない・・・・きっといつかは共演が実現することを祈っているよ!。
しかも驚いたことにSTAのサックスメンバー「うぱくん」の後輩なんだとか!!
酸いも甘いもかみ分けた仲。
両者ともに刺激を与えあってきたんだろうねえ。
素晴らしいなあ。
縁とは奇なり・・・を地で行く真実さ。
お互いにサックス同志だしなあ。

これだから、バンド活動とライブ出演は魅力的でやめられない。
たまりませんなあ((´∀`*))

前置きが大変長くなってしまいました。
それでは、お待たせしました・・・・・そろそろ、珠玉のライブ・レポートに突入しようかな。
大人のミュージック・ショーを、心行くまでにご堪能くださいませ。

今年は1月のルア・レルバ新年会を手始めに、ちょくちょく庄子くんセッションと対バンが多そうだ。
その庄子くんは凄まじきサックス・プレイだけでも驚愕なのに、巧みな話術を駆使したMCも絶品。
優しい人柄がホノボノと滲み出ているよ。

バンドからメッセージが届いているよ。
「この日のために結成されたスペシャル・セッション・バンド。
ハル(VO)をメインに、ファンキー・テイストな楽曲をお届けします!」

セットアップ完了後は庄司くんが逐一、ミキサー・スタッフとメンバー間の橋渡し役を担って次々とサウンド・メイクを施していく。
その手際の鮮やかな事と言ったらもうたまりませんなあ。
ジックリ入念に懇切丁寧なる打ち合わせをしながらの音出し。
何たって大所帯だから、それなりに時間も浪費する。
でもねえ、この状況を見ているだけでもとっても勉強になるものだよ。
ずぼらなミュージシャンはこの作業を面倒くさがって、せっかくまとめ上げた演奏も台無しにしていることがちょくちょく見受けられるもんなあ。
基本中の基本。
これを確立してからのライブでしょうよ。
当たり前の話だ

舞台の下手より現れた司会進行役の美魔女キヨミさんがスポットライトを一身
に浴びながらバンド名をアナウンスします
「大変長らくお待たせしました。
それでは11番目、どうぞよろしくお願いいたします!!」

庄司くんがMCのバトンをスムーズに受け継ぐ。
「本日はこんな素晴らしい会場にお呼ばれして、出演できるなんて感謝です。
長久保さん、マリさん、本当にありがとうございます。
今日は、この日のために集まった仲間たちとで、洋楽系のファンクを演奏してみたいと思います。
一同に会したのも何かの縁です。
ぜひともご一緒に最後まで楽しんで良い日にしましょう!
さっき、音合わせで何回もやった曲からスタートしますよ((´∀`*))」

庄子くんがカウントを打つ。
「1・2・1・2・3・4~!!」
オープニング曲は・・・「RUNAWAY BABY」
ブルーノ・マーズが2010年にリリース。
album「ドゥー・ワップス&フーリガンズ」に収録。
公開当時色々なことで話題になった映画「とんかつDJアゲ太郎」の主題歌でもある。
補足ながらこの映画、全然期待していなかったのに、いざ見て見たらすこぶる面白かった!!
それはともかくも、開巻から自然とワクワクウキウキ陽気な気分にドップリと浸りきれる素敵な人気曲。
まあ、歌詞の内容には賛否両論あるかもね・・・((´∀`*))
軽快この上なきチャラ男ソングです。
まあ、かしこまった下手な屁理屈なんかこの際は抜きにはして、思いっ切りはじけまくっちゃおうよ。
序盤から豪快なるスクラッチが縦横無尽に駆け巡る。
軽快なるベースラインを基本に、それに早速のって歌うボーカルのハイトーンが超絶技巧凄すぎる。
一体全体、どこまで出るの!?って言いたくなるくらいの高さ。
しかもピッチは正確で張りもあり、どこまでも伸びやかで軽やかに突き抜けている。
驚異的な喉だよ。
その流れにのってメンバー紹介も織り込まれる。
更に、次々と各メンバー達のソロが展開される。
これがまたテクニカル過ぎて空いた口が塞がらない。
言葉を失うほどで最早金縛り状態。
いやはや何とも御見それしましたよ。
ソロの最後は締め括りとばかりに、そのボーカルがあろうことか、救急車の声帯模写を披露。
こんなスクリーミングって初めて聞いた。
さすが庄司くんが惚れ込んだシンガーだけのことはある。
貴重なるシンガーだ。
そこに絡みつくように、、かっこいい乾いたシャープなギター・コード・カッティングが轟き渡る。
実はこの曲は3月のゴールドストーンでもオープニング曲だった。
でもその時よりも数段クオリティがアップしているところがしたたかだ。
DJの加入、そしてハル&イヨによる凄まじいくらいの掛け合い歌唱。
もう言葉を失う勢いなんだから。
もうお手上げ状態さ。
エンディングでは「ありがとうございます。さてさて、準備の方はいいですかあ!!」と
ホップステップジャンプを決める。
仕込みが憎いほどに効果覿面さ。

拍手喝采を全身に浴びる。
それとともに、歓声の渦が沸き起こる。
一発で観客の度肝を射抜いた。
こうなったら庄司くんたちのもの。
これで掴みはバッチリとオーケーで、貰ったも同然だ。
余裕しゃくしゃくの構えに入る。
不敵な笑みさえ湛えているよん。


再び庄子君によるMC
「ありがとうございます!
拍手がとっても嬉しいですねえ。
音楽は演奏するのも、聞くのも大好きです。
今日は皆さんとお会いできたことを、とっても嬉しく思います。
・・・・・UNTITLED」
(PHAT PHUNKTION)
スティックのよりカウントが鳴り響く。
ジャストなタイミングで演奏へ導入するんだから粋でかっこいねえ。
庄子君のやや斜に構えてサックスを吹くスタイルは、デヴィッド・サンボーンを彷彿とさせる。
手のひらで弦を激しく擦り付ける、アゲアゲな奏法を披露するテラニシ君。
てっきり何かを使っているのかと思ったら手だとのこと。
速い動きだからよくわからなかった。
でもあんな音が出るんだから不思議だなあ。
もしかしたら、企業秘密・・・・?!
PHAT PHUNKTIONは、ホーンを含む総勢9人からなるファンクバンド。
どうやらタワー・オブ・パワーの影響を強く受けているそうだ。
なるほどそこかしこに、R&Bやヒップホップの香りも漂っているのが大きなポイント。
程よいテンポが印象的で、ノリノリな切れ味鋭い音の厚みに対する表現力はピカイチ。
しかし選曲がマニアック過ぎるねえ。
どの曲も、オリジナル通りではなく庄子くん自らがアレンジを加えています。
しかも、その時のメンバー達によって無条件で少しずつ変化を加えているという。
なんという才能あふれる秀逸な集団だ。
末恐ろしやあ!!

庄司くんによるホノボノとしたトークも聞きどころ。
「え~、改めまして、庄司篤史とハバナイスデーズと申します。
いやあ、嬉しいなあ。
今日は最初のバンドから見ていますが、我々が最後ということでなんか緊張しますね・・・・。
男性シンガーを贅沢にも2人フューチャーしています。
イヨちゃんは初めてだね。
あまりにもハルくんとはビジュアルが違うけれど・・・((´∀`*))」
「綺麗なのと汚いの・・・・」
「そんなことはないよん!((´∀`*))
それでは皆さま、自由気ままに体を揺らしながらごゆっくりとお付き合いのほどよろしくお願いいたします!」

再びスティック・カウントから・・・・・
「YOU GOT TO FUNKIFIZE」
(TOWER OF POWER )
1972年リリースの初期傑作アルバム「バンプ・シティ」に収録。
これは隠れた名曲。
この曲をカバーするバンドなんて初めて見たよ。
ラッキーこの上ない至福の喜びに浸りなさいな。
おお!
琴線をめちゃくちゃに震わせるね!
ただ黙々とグルーヴィーに徹するリズムセクション。
肝はウネリまくりのアンサンブルに尽きる。
庄司くんは心底、TOPをリスペクトしてるんだねえ。
随所にその精神が見え隠れするほどさ。
その絶妙なる庄司くんによる絶妙なサックス・ソロが嘶きっぱなし。
なるほどなあ・・・・宇宙の庄司くん真骨頂。
宇宙の果てにまで、一気にぶっ飛ばされちゃいました!((´∀`*))
彼は別格だ。
そこいらのふやけたプレイヤーどもが束になって挑みかかってきても、軽く一蹴に伏されるよ。
そのくらい近寄りがたいほどに凄みのあるオーラを絶え間なく発散している。
オフステージでは、温厚篤実な生粋のジェントルマンだけどね。
そこから巧みなリズムチェンジに移り、負けじとキーボード・ソロへと移行。
凌ぎを削る、とは正にこのことだ。
圧巻の一言。
鍵盤の上を指先が幾度も滑らかに素早く駆け巡る姿が絵になるなあ。

息つく暇も与えないほどの勢いで、間髪入れずに・・・・
「UPTOWN FUNK」
(MARK RONSON FEAT,BRUNO MARS)
引き続きシュールでご機嫌なるファンク・ワールドが炸裂。
庄司くんはブルーノ・マーズが大のお気に入りなんだそうだ。
この誰からも愛されているタイムレスなダンス・ミュージックは、バリバリに有名だよね。
程よくキャッチーなポップで、どことなくノスタルジック風。
ミネアポリス・サウンドの影響も伺える(このシーンのパイオニア的存在はプリンス。
ロック、ニューウェーブ、などの要素が入っており、よりスクエアなリズムを強調)
なるほど、庄司くんのルーツが如実にうかがい知れるねえ。
2014年11月10日発売の11枚目のシングル。
ダウンロードシングルとディスクの売り上げ合計は2000万枚を超える「史上最も売れた曲」の一つ。(ウイキペディアより・・・)
album「アップタウン・スペシャル」に収録。
各国のチャートで1位を記録した。
日本だとホンダ・フィットのテレビCMに起用されていた。
難産の末、完成に至ったという曰く付きなエキサイティング・ソング。
苦労した甲斐があったというものだね。
度重なるセッションの末に形成していったそう。
だからこそ、庄司セッション・バンドにはうってつけなわけだ。
(数度にわたる告訴問題とかもあったけどね・・・・。)
話を戻そう・・・・江別市民会館大ホール内は見渡す限り、どこもかしこも、スタイリッシュに盛り上がっているよん。
最高峰のエンターテイメントを、素敵な庄司くんが仕切って纏め上げるんだから敬服しちゃうよ。
捲くし立てる様なイヨちゃんの歌声。
改めてその迫力ある喉には衝撃を受けたよ。
全くタイプの違うシンガー2人が、ここで一堂に会するなんて奇跡そのもの。
一歩間違えれば違和感満載のところ、ここは見事な化学反応を起こして数倍のケミストリーを発している。
更には存在感が半端ない。
冴えわたる新鮮な手腕には興味津々。

「あと2曲で終わっちゃうよ‥‥(´;ω;`)
じゃあ、いきますよ。
「GOODTIMES」
(MATT BIANCO)
スティック・カウントから演奏開始。
キーボードから怒涛のサックス・ソロへと雪崩込み。
鳥肌が立っちゃうよん。
憎らしいほどの采配だ。
この手合いを取り上げるところなんて、明らかに庄司バンドの許容量の深さを物語っているね。
ラテン・ポップ風味のセンスも抜群だ。
悦に入って取り上げても空回りの残念なバンドが多い中でも絶妙の味をしたたかに発散していたよ。
このバンドは私の思い入れがもの凄く強いのさ。
もちろん歌姫ヴァーシア在籍時のデビュー作「探偵物語」からずっとだよ。
ヴァ―シアのボーカルをハルくんが担当して歌い紡ぐ。
綺麗な声で珠玉の金字塔を再現してくれたよ。
最早、この領域に達したらアートだな。


「楽しく過ごしてきました・・・・
これまでにもイカシタバンドが続々と熱演を繰り広げてくれました。
私たちはこれが終わったあと、その辺でくつろいでいますよ。
魅力的なボーカルのハルくんは声が高いんだけど、北斗の拳が歌えないんだそうです。((´∀`*))
さあ、いよいよ最後の曲ですよ。
あの忌々しきコロナもようやく和らいできました。
スタッフさん、お客さん・・・・あれ・一番前の人、もしかしたら泣いていますか??!!
そこは良く見えるんですよ。
泣いていないなあ・・・・((´∀`*))
今日、もうすでに帰ってしまったお客さんも、残ってくれたお客さんも、皆さんに感謝です!
ラストは・・・・・トレジャーという曲でお別れしたいと思います!!」
再び人気歌手のBRUNO MARSで攻めてきた。
2012年リリースのセカンド・アルバム「アンオーソドックス・ジュークボックス」に収録。
ビルボードチャートでの最高位は5位。
80年代を彷彿とさせるエグイくらいにレトロな曲調と、壮大なるシンセによるストレートなディスコ・ソウルの決定版。
ピアノの必要以上に跳ねないイーブン・リズム・ソロがふてぶてしい・・・・。
曲は派手だけど、コードは意外とシンプル。
ウキウキとドツボにハマリまくる、これしかないというくらいのピュアなセレクションだ。
男女2人によるドンピシャなパワフル・ホーン・アンサンブルは、絶賛に値する。
独特な洗練されたギターのフレーズがダイナミックで、所狭しと剛速球で駆け巡る。
これカッティングのお手本のよう。
少しだけ前ノリなブラッシングのバランスも絶好調。
あれよあれよという間にライブは終了・・・・大団円を迎えてしまいました。
まだまだ、ずっと見ていたいなあ。

最後にもう一度メンバー達一人一人を、懇切丁寧に愛情とリスペクト込めて紹介。

「ありがとうございました!
喜んでもらえたら嬉しいです。
また機会があればお会いしましょう!楽しみにしています!
はい、終了です。」

キヨミさんから、ほんのりと汗をかいているハル君が呼ばれてのインタビュー・コーナー。
「どのくらいの声域なんですか?」
「3~4オクターブまでなら出ます。
普段はススキノ・ジェリコなどのオシャレな店で歌っています」

****本当にお疲れさまでした。
シタタカな連中による極上の一大ミュージック・レビューを堪能させてもらったよ。****

最後のライブ・レポートは我らがS・T・Aです。
記念すべき200回の内容をたっぷりとお届けしますよ。





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