THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

VOL,201 JUNE LIVE / ZIPPY HALL(THE BLUESWINGS編)

2023-06-07 17:32:44 | Live Set List


2、THE BLUESWINGS
18:40~19:10

会場内に延々と流れているBGMはシティ・ポップの巨匠、大瀧詠一特集。
捻りを加えた松田聖子の「風立ちぬ」に思わず胸がキュンとしちゃった…(-_-;)

はい、早いもので、もうセカンド・アクトの時間となりました。
さあ、ドンドンと勢いにのって進行していきましょう。
さてさて、このバンドも初めて見る。
期待感でワクワクさ。
トップバッター同様に、こちらも男気溢れる骨太なロックサウンドを心行くまでに提供してくれたよ。
ただ、世代的には、ちょっと渋めな洋楽のカバー。
これらを存分に堪能しちゃったわい。
彼らのバックボーンが、随所に見え隠れするセット・リストにニンマリ。
十分にこだわり抜いた、マニアック過ぎる采配に好感が持てたよ。
相当その筋に精通した好き者と見たが、いかがかな!?((´∀`*))
ただ単に好みを羅列してプレイすることに終始することもなく、絶品なる采配は嬉しい限り。
それは使用している楽器にも言えることだ。

早速このイカシタ連中を紹介しようか。
ギター&ボーカル・・・ササキくん
ベース&コーラス・・・ミウラくん(フェンダーのジャズベースを使用。ホワイト・ボディ・カラー。
ローズ指板仕様。レッド・ツエッペリンの4シンボルとロゴ入り黒Tシャツを着ていることを、目ざとく発見したモッチン((´∀`*)))
ドラム・・・カックン(灰色のマスクと眼鏡姿)

バンド・サイドから、メッセージが届いています
「古い洋楽のロック、ブルース、ソウルを好き勝手にアレンジして披露しております。
曲順はごちゃ混ぜでやる予定です((´∀`*))
よろしくお願いいたします!!」

ちなみにカックンとマサは20年ほど前にEL&Pのカバーバンドを組んでいた。
もちろん本家同様に3人編成で。
残念ながらライブ前に崩壊してしまったけれど、そのままSTA初代ドラマーを務めていたのもカックンなのだ。
他にも、あの田中シゲ(BASS)とマスク(G担当。フラッグのメンバー)とでD3なるバンドでもアクティブに活動。

ギターのササキくん、実は初期のシカゴ・ファンでもあるのだ。
どうりで使用ギターがテレキャスター。
しかも、ご丁寧にナチュラル・ボディカラーでメイプル指板。
その上、ピックガードまで取り外している!
つまり配線の溝が見える、とことんテリーと同じ仕様。

大変前置きが長くなりました。
それではいざ、怒涛のブルー・スィングスのライブ・レポートに突入しましょうか!

景気よく会場内に轟き渡るBGM
メンバー達もスタンバイ・オーケーのようだ。
タイミングを見計らって、カーテンをスタッフが取り除く。
オープニングは「シー・コート・ザ・ケティ(ザ・ブルース・ブラザース)」
序盤から、究極なスタンダードからのセレクションだ。
タージ・マハルによって書かれた比較的明るめなブルース。
カバーも多いけれど、ブルー・スィングスはブルース・ブラザースのversionを採用。
サトルくんも映画「ブルース・ブラザース」がお気に入りのようで狂喜乱舞していたよ。
心地よいワイルドなドライブ・サウンド、ギターの歪み具合、枯れたボーカルのスタイルと申し分なし。
フェイク気味に陶酔の表情を浮かべての熱唱。
これで既に観客の心はガッチリと鷲掴み。
タイトでストレートなアンサンブルと、統率力もカッコいい。
一見、ルーズなようで、これがまた超絶技巧なんだよ。
この味がそんじょそこいらにゴロゴロ転がっている若造どもには醸し出せない。
メリハリのある質素な緊張感も熟練の技。
いぶし銀のフィーリングは、小手先のハッタリじゃあ当然表現なんて無理だ。
陰と陽の駆け引きが鳥肌もののバッキング・ギター。
ドライなのにどこかねちっこく地を這うベースのフレーズ。
軽妙かつ嬉々としたパワフルなドラミングも特筆すべき点。

「たまたま僕がユーチューブで発見した曲をやります。
オリジナルは誰なのかは不明ですが・・・。
アンクル・クラッカーで・・・・ドリフト・アウェイ!(邦題は、明日なきさすらい)」
調べてみたら、カントリーのソングライター、メンター・ウィリアムスが1970年に書いた曲だそうだ。
最初のヒットは1972年全英で5位を記録したドビー・グレイ。
ひじょうにロックっぽい歌詞故にそれ系のミュージシャン達には特に受けが良い。
思わず唸っちゃった。
「自由、さすらい、ロックンロール讃歌!」だもんなあ((´∀`*))
ストーンズ、ロッド、ティナ・ターナー、ボンジョヴィ、スプリングスティ―ン、リンゴ・スター、ドウ―ビー・ブラザース、マイケル・ボルトンのテイクが有名。
古き良きロック黄金時代を象徴するような歌のサビがたまりませんなあ。
数多くのミュージシャン達にこよなく愛されている稀代のアンセム。
ブルー・スィングスも、気持ちよさそうにプレイへと専念している姿が印象的だった。
ビールが飲みたくなってくるし、ハートにドンズバと突き刺さるなあ。

3曲目で俄然と盛り上がった。
「次の曲はディープ・パープルのデビュー・ヒット曲。
(1968年9月に全米ビルボード・チャートで4位を獲得した)
第1期のサイケデリックな頃。
我々はジョージア・サテライツのダン・ベアードのカヴァーでプレイしてみます・・・・ハッシュ!!」
オリジナルはジョー・サウス1968年の作品。
もうねえ、これを取り上げるなんて憎い。
こういうキャッチーな采配もありだね。
皆が途端にノリノリで、ハマりまくりだもんなあ。
誰もが体をゆすっての大合唱。
このあまりにもダンサンブルでアタックな8ビートを叩き込まれたならば全身が疼いて仕方がないよ。
もうバカ受けの様相と、幻想的な存在感を呈している。
KEEP ON ROCKIN'!
自然と豪快にステップまで踏みたくなるスタイルも一興か。
ファンキーなギター・コード・カッティングに絡みつくヘヴィーなリズムセクションの合いの手が肝だ。
陰影に富んだ流麗なるロマンチックで美しいコーラス・ワークも忘れてはいけない。
完成度の高い上品な雰囲気も含めて恐るべしだ。
意外にも、ギラギラにメロディアスでポップ・テイストだから、親しみやすくって口ずさんじゃう。
下手な理屈なんて抜きにして、これに尽きるね。
この辺はクーラ・シェイカーの影響か!?
色々な要素が垣間見えてくるのもブルー・スイングスのクールな魅力の一つ。
彼らのルーツの断片を発見した気分。
ヒリヒリとした独特な空気感が、いやが上にも伝わってきて快感。
まあ、あのテイクも、ヒステリックなスピード感と破壊力に満ちていてご機嫌さ。

「ザ・スカイ・イズ・クライング」
サイケデリック、ソウル、ファンクときたらば、戦慄のブルースかあ・・・・。
こうなったら、感涙に咽び泣くしかない。
「空が泣いている・・・」
オリジナルは1959年に発表されたエルモア・ジェームス。
とっても勉強になるよ。
ブルー・スィングスの懐の深さには脱帽だ。
一体全体、どれだけの引き出しを持っているんだい!?
打ちのめされちゃうよ。
できればスライド・ギター奏法も披露して欲しかったなあ・・・・なあんて言ったら贅沢すぎかな(-_-;)
カヴァーは大物ばかりで痺れちゃう・・・・・アルバート・キング、クラプトン、ゲイリー・ムーア、ヤードバーズ、ジョージ・サラグッド、オールマン・ブラザース・バンド、そして本命はスティーヴィー・レイ・ヴォーン。
彼の死後に発表されただけに感慨深い。
熱きロック魂の骨格と、アグレッシブなライブの醍醐味が半端ない。
正にスリリングでエキサイティングな必須アイテムの極致。

場面が一転しての5曲目は「スターマン(デヴィッド・ボウイ)」だ。
おいおい、今度は挑発的にグラムロックときたもんね。
この日のライブを見れたことを神に感謝したい。
私はこの曲で偉大なるカリスマ、デヴィッド・ボウイを知った。
1972年2月4日にレコーディングされたシングル。
750万枚を売り上げた5作目のalbum「ジギー・スターダスト」に収録(ウィキペディアより)
遥か彼方の宇宙から壮大なるメッセージが込められている。
やや気怠そうで不思議な空気感を漂わせるナチュラル・トーンのギターによるストロークが掻き鳴らされる。
さすがにどぎついメイクまでは施されていないね((´∀`*))
もうこれだけで、70年代初期の青春ど真ん中へタイムスリップしちゃった。
温故知新。
永遠のスターマンのターニング・ポイント。
どれだけの年月を経ても決して色褪せない金字塔だ。
衝撃的で斬新なエモーションと、ササキくんはどんなジャンルでも器用に歌いこなす。
「好きこそものの上手馴れ」を証明してくれた。
繊細なボウイを巧みにこなすのって、相当に難しいはず。
それを自然に余裕の表情で体現してくれた。
ボウイが降臨してきて乗り移ったかのよう・・・と言いきったら大袈裟かな!?


万雷の拍手を浴びる。
「今日はこんなにも素敵なライブ・イベントにお誘いいただきましてありがとうございます!
遊び心も交えた内容で、あと残り2曲をお聞きください。
・・・・シナモン・ガール!(ニール・ヤング)」
恥ずかしながら私は「孤独の旅路」だなあ・・・。
ところがさすがモッチンだ。
この曲をプレイしたことがあるそうだ。
ツイン・リード・ボーカルがミソ。
故ダニー・ウィッテンとニールによる、抑え気味だけど素晴らしいメランコリーなハーモニー。
最大の聞きどころを忠実に再現。
1969年5月に発表されたセカンド・アルバム「ニール・ヤング・ウィズ・クレイジー・ホース」のオープニングを飾る3分足らずの風変りなファンタジー・ソング。
翌年シングルカットされて全米55位を記録している。
シンガー・ソング・ライター然としたフォーク調から、路線変更して凶暴に炸裂する唯一無二の特徴的なギターと歌メロが融合する「グランジ」の原点とも言える秩序だった傑作。
当時では斬新過ぎたのだ。
時の流れがやっとニール先生に追いついた。
伝説になる事を頑なに拒否し続けて、極上の現役を一途に貫く男気にとことんまで惚れちゃうねえ。
ブルー・スィングスで、時空を超えた神話に触れたような気がして、不覚にも感動を覚えた。
守備範囲が、なんまらと広すぎるんだもん。
ササキくんの感傷的で調和した情熱的なギター・ソロにも、それは如実に反映されていた。
ザクザクとした感性の赴くままに、真摯で穏やかなシタール風の音色もね・・・。
音数なんて問題じゃあない、とでも言いたげに。
破格の手ごたえと、素朴でカタルシスな人間味が、ビビるほど骨身に染み入るなあ・・・。


「ありがとうございます。
この後にも素敵なバンドがたくさん出演しますので最後まで楽しんでいってください。
早いもので、もう次の曲で最後です。
今日は日曜日だけど・・・・・オール・モスト・サタディ・ナイト」
アメリカン・ロックの王道ど真ん中に君臨したクリーデンス・クリアー・ウォーター・リヴァイバルのジョン・フォガティによるソロ曲。
1975年セルフ・タイトルのソロ第2作「ジョン・フォガティ」からのシングル。
全米78位とヒットこそしなかったが、初期の代表作。
徹底して激レアな曲ばかりを掘り起こしてくれるねえ。
その筋ものにとっては至福のひと時でしょうよ。
ここでも意気揚々とツイン・リード・ボーカルでバッチリ虎視眈々と狙いを定める。
厳然とした渾身のダイナミズムに満ちたアグレッシブな絶唱に打ち震える。
この日のライブイベントにメガトン・クラスな彩を添えている。
ロックンロールの究極なるエッセンスを忠実に継承している。
研ぎ澄まされた衝撃と、途方もないスケールは説得力が濃密。
レッドゾーンも完全に振り切れた。
余力を振り絞って、ササキくん渾身の高音ヴォイスは衰え知らず。
カッくんのドラミングは信頼度高し。
安心して各自がプレイに専念できる。
ミウラ君も、まだまだ自己主張し足りないよ、とでも言いたげ。
引っ張りに引っ張ったエンディングで、堂々のフィナーレを迎えた。

「WOW!!ありがとうございました。
ブルー・スイングスでした!!」
FINALEは完全燃焼で真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****本当にお疲れ様でした!!!
今回のライブ、大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
外の小雨も彼らを祝福しているかのようでした。
あまりにも熱狂し過ぎて、肌寒さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
クールガイの3人は長丁場イベントにもかかわらず、最後までライブを堪能していましたよ。
とっても勉強熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
そうなんだよねえ・・・・この日のライブは何から何までもが大収穫だよ。
豪華な凄腕が目白押しだしねえ。

さあ、いよいよお次の番だよ。
3番手に控えしは泣いても笑っても、ベテラン勢の彼らだあ~~・・・・・・!!!!
ゾクゾクしちゃうね((´∀`*))****


































































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VOL,201 JUNE LIVE / ZIPPY HALL(END OF THE DAY編)

2023-06-07 17:32:44 | Live Set List
1、18:00~18:30
END OF THE DAY

さあ、景気付けとばかりにこの度の主催者、塚本くんが後方受付カウンターよりライブイベントの開演を華やかに告げる。
照明が暗転。
それまでに流れていたBGM「大瀧詠一」から、グッと渋いレイナード・スキナードに変わった。
ご機嫌な「スイート・ホーム・アラバマ(1974年の作品)」だ。
これで更にグッと興奮度が上がった。
ボリュームが、心なしか爆音気味。
これってバンド・サイドのリクエスト!?
とにもかくにも、期待感でワクワクだ。
薄っすらとシルエットがのぞくメンバー達は、すでにスタンバイ・オーケー、状態!
スタッフがここぞとばかり、タイミングを見計らって一気に除幕。
照明がド派手に点滅。
瞬間、歓声と手拍子が沸き起こる。

このバンドは男性によるトリオ編成。
この日の出演バンド中、一番若い。
そして全曲がオリジナルで占められているのだ。
一切の捨て曲無し。
クオリティ高い。
若さの特権とばかりに、最初から最後まで延々と威勢よく猛威を振るっていたよ。

好青年たちをここで紹介しよう。
ドラマーは・・・ユッキー
ギター&ボーカル・・・サトル(目にもまばゆい赤のボディカラー、ベスタグラハム、を使用。335シェイプ)
ベース・・・リュウジ(国産メーカー・スギを使用。美しい木目の渋いナチュラルボディカラー。4弦のパッシブ。ローズ指板)

バンド・アクセントの要はユッキーくんが一手に担っているそうだ。
そうだろうねえ。
あの一糸乱れぬテンション・マックスなリズムは、そうとうに練り上げられた痕跡が随所に見え隠れしている。
本人たちは比較的控えめに語ってはいましたが((´∀`*))

そのリズム・セクションの牽引役はリュウジくん。
明らかにレッド・ホット・チリ・ペッパーズのフリーを敬愛しているのがわかるよん。
独特なるフレーズやアクションは見ごたえ満点。

サトルトくんとマサは超久しぶりの再会を、めでたく果たした。
かなり前、練習スタジオで会い、その後は小樽ゴールド・ストーンで対バンもしている。
サワダケンジくん主催の名物企画「小樽運河の夜」だ。(2013,6,8SAT)
その時はSTAとセディ・シークレットとの組み合わせ。
懐かしい限りだ。
相変わらず元気一杯に頑張っているようで嬉しいねえ。
「お久しぶりです。」と丁重なる挨拶もいただいた。


前置きが相当に長くなってしまった。
早速、本編のライブ・レポートに突入しましょうか!
オープニング・ナンバーは颯爽と「いつかの僕へ」をぶちかましてきた。
登場曲としては申し分なし。
意外性を狙ったのかイントロは弾き語り形式(これを見たマサは伝説のキンクス札幌ファクトリー・ライブの1曲目を思い出した)
そこから間髪入れずに「1・2・3・4!!」のカウントが轟きわたる。
1番手という計り知れない重圧なんて何のその。
「これが俺たちの存在価値だ!」と言わんばかりに全身全霊の魂をとことんまでつぎ込んでの大熱演。
一切の緩んだパフォーマンスは無し。
究極のロックにおける神髄を見せつける。
ジッピーのスタッフ「ゾノくん」は先週パープル・ブリンガーを見てからディープ・パープルにぞっこんらしい。
でも彼がドラムを担当しているバンドはグランジ系。
だからこそ、このエンド・オブ・ザ・ディの圧倒的な迫力はドツボにハマりまくったことでしょうよ。
ちょっとU2っぽいところがポイント。
思わずニンマリしちゃうしたたかさと隠し味が、程よく施されてもいるところがなんまら憎い。

メドレーに雪崩込み。
SEっぽいギミックから飛び出してきた「トライ・アゲイン」
ストレートでかっこいいタイトルと、メッセージ性に彼らの硬派な意気込みを痛感。
特筆すべきはトリオとは思えない圧巻の迫力。
極々控え目なんだけど、リムショットの響きが効果覿面。
このような至る所に散りばめられた演出の匙加減がセンス良し。
遠慮無しに、ベースのリフによる重低音がグイグイとウネリまくる。
まだ2曲目なのに、掟破りな情け容赦なき骨太な怒涛のモンスター・サウンドが炸裂。
あまりにもワイルド過ぎる。
ややラフな傾向が散見するけれども、ヤング・パワー全開で爆発。
会場の隅々にまで熱量が伝わっています。
波状攻撃の猛攻は休む事なく続行。
縦横無尽にしなやかなアンサンブルをフルに活用してのオーバーアクション織り交ぜて暴れまくり。

「ありがとうございます。
ジッピー・ホールは、僕たち初めての出演です。
エンド・オブ・ザ・ディという、ひじょうに覚えにくい、バンド名ではあありますが、いい日も悪い日も大好きな音楽で盛り上がっていこうというコンセプトで命名しました。
トップバッターということで、ステージを温めていきたいと思います。
次におおくりする曲は‥‥サンクチュアリー!!」
ドラマーの真骨頂を存分に発揮。
目いっぱいにタメの効いたブレイクの連続でテンション・マックス。
瞬き厳禁だ。
まるでレッド・ツエッペリンの「グッド・タイムス・バッド・タイムス」を彷彿とさせる緊迫感。
そこからやや囁き気味なボーカルが絡みつく。
徐々にヒートアップしていき、シャウターに変身。
フロント・センターへと踊り出ていき弦楽器コンビが入れ替わり立ち代わりのフォーメンションを組む。
息をもつかせぬ一瞬のインター・プレイに目を奪われる。
言葉を失うほどの構成に脱帽だ。
トドメとばかりにアバンギャルドなベース・ソロが踊り狂う。
もう勘弁してくれい、と言いたくなるほどのダメ押しに脳天もスパークさ。

「生命・願い・叫び」
ここでもアルペジオとボーカルのみで静かに始まる・・・・。
何から何までもが、凝りに凝りまくった基本姿勢に拍手喝采。
独創的なアレンジと練りに練り込まれた進行。
絶妙なるアンサンブルは、決して大げさな話ではなく芸術の域にまで達する。
ミキサー担当のオノ・オーナーによる冴えた手腕も絶品。
剛腕による分厚い音壁に、やたらめったらと元気を注入してもらった。
ヘッド・バンギングによる応酬。
メンバー一同、更に一丸となり、エネルギー全開。
その様が理屈抜きで、とにかく異様に神々しい!
青春の象徴ともいえる躍動感が、そこかしこに漲っていて眩しいほど。
観ているこちらも、アドレナリン噴出しそうな気分に浸れるほどに突き抜け感がたまりません。
エフェクターの操作や音つくり、トーンに対する妥協なき探求心も含めてね。
ヘヴィーなリフがが絶えず渦巻いているんだけど、ちっとも耳障りでない。
これって素晴らしいことだよ。
注目に値する。
大抵の場合は、残念なミュージシャンばかりだからね・・・・・。
激しいベースのピッキングに伴って、過激さの度合いが全然収まりそうにありません。
大袈裟ではなく、本当に楽器が大破しちゃうんじゃあないか、と心配になるほどの勢いで全力投球。

「コロナのちょっと前、トマト畑というライブイベントで今日の主催者でもある塚本さんと知り合いました。
SFCには今年の2月に出演しましたよ。
その時には、今日も対バンで出演するつれづれざうしさんとも知り合いました。
他の今日のバンドさん達とは初めてですね・・・・。
トップバッターだから、この後はゆっく理とお酒が飲めるね((´∀`*))
もちろん、これから出演するバンド演奏を楽しみにしています。
個人的には今日先に出演してきた恵庭のアコースティック・ライブが、大変盛り上がっていました。
でも札幌ジッピーホールこのライブのほうが数倍盛り上がることは確定ですよ((´∀`*))
あとは、何もお知らせすることはないかなあ・・・・??!!
あ、そうだボクの弾き語り音源がありますので、どうぞ今後共よろしくお願いいたします。
一生懸命に頑張りますので。
はい!
最後の曲となりました・・・・(と、おもむろにギター1フレットにカポを装着する・・・・)
フローム・アス・フォー・ユー!!」
厳然とした渾身のダイナミズムに満ちたアグレッシブな絶唱に打ち震える。
この日のライブイベントにメガトンな・クラスな彩を添えている。
ロックンロールの究極なるエッセンスを忠実に継承している。
研ぎ澄まされた衝撃と、途方もないスケールは説得力が濃密。
レッドゾーンも完全に振り切れた。
余力を振り絞って、サトルくん渾身の高音ヴォイスは衰え知らず。
ユッキーくんのドラミングは信頼度高し。
安心して各自がプレイに専念できる。
リュウジ君も、まだまだ自己主張し足りないよ、とでも言いたげ。
引っ張りに引っ張ったエンディングで、堂々のフィナーレを迎えた。

「WOW!!ありがとうございました。
エンド・オブ・ザ・ディでした!!」
FINALEは完全燃焼で真っ白な灰になって燃え果てた。
やれるだけのことはやりつくした。
満足感に溢れたメンバーらの表情を見れば、それも一目瞭然。
心地よい汗を流せたね。
すぐにでもまた、ステージに戻ってきたいなあ、という表情を浮かべていた。
もう一度、ぜひとも見てみたいバンドでした。

****本当にお疲れ様でした!!!
今回のライブ、大団円!!
ステージ後、方々からメンバー達は称賛を受けていました。
大賛辞をたまわりつつ上機嫌。
外の小雨も彼らを祝福しているかのようでした。
あまりにも熱狂し過ぎて、肌寒さもあっさりと吹き飛んじゃいそうだ。
クールガイの3人は長丁場イベントにもかかわらず、最後までライブを堪能していましたよ。
とっても勉強熱心で、研究に没頭していたところは感心だ。
ちなみにリュウジくんはSTAを見た直後、マサの元に歩み寄って来て「控えめに申し上げてもよろしいでしょうか?!・・・・
最高でした!!」と賛辞を贈ってくれたさ。
そうなんだよねえ・・・・この日はベーシストにとっては大収穫だよ。
オサムちゃん、マーカス・ワタナベ・・・と、豪華な凄腕が目白押し。

さあ、いよいよお次の番だよ。
2番手に控えしは泣いても笑っても、アイツラだあ~~・・・・・・!!!!
ゾクゾクしちゃうなあ((´∀`*))****








































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VOL,201 JUNE LIVE / ZIPPY HALL(PROLOGUE)

2023-06-07 04:44:25 | Live Set List
2023,6,4(SUN)
札幌市東区東16東1 西澤ブル2階
「ジッピー・ホール」
JUNE LIVE

はい、皆さん、その後いかがお過ごしでしょうか!?
北海道は今時期からが最高に過ごしやすい季節です。
何と言ってもあの鬱陶しい梅雨がないですからね。
カラッとした毎日で日々、快適ですよ。
さてさて、忌々しきコロナもそろそろ落ち着きつつあるようです。
我々、バンドマン達はこの数年ずっと辛抱の毎日を過ごしてきましたが、ようやく通常通りの活動に戻れそうな気配。
こうなりゃあ、積りに積もった鬱憤の分までライブにつぎ込む所存。

そんなわけでして、今月もとびっきりといかしたイベントが開催されて、お招きにあがりました。
この仕掛人は札幌屈指の男気溢れる骨太のオリジナル・ロックサウンドを轟かせて心境著しいバンド「フラッグ」を率いる魂のシャウター、ツカモト君。
とにもかくにも、このバンドは近年ありとあらゆる方面で対バンを喰いまくるほどの勢いでブイブイ言わせている猛者集団。
ちょっと油断なんかしていたら、一気にぶっ飛ばされちゃうほどの迫力。
絶対的に保障しますよ。
嘘だと思うのならば、だまされたと思って一度見てください。
しょちゅう、札幌近辺でツアー(((´∀`*))を繰り広げていますので。
圧倒されちゃうこと、間違いなし。

で、今回も彼らのバンド仲間がこのイベントに賛同して参加。
全6バンドが集結しました。
ジャンルもバラエティのどこもゴージャスこの上ない顔ぶれ。
よくもまあ、これだけのツワモノが出揃ったものだと驚愕した次第。
改めてフラッグの奥深い人脈図をまざまざと見せつけられちゃった。

会場は旧石狩街道沿いで、東警察署真正面のライブハウス。
サッポロ界隈では老舗の「ジッピー・ホール」
ここは1977年に誕生した歴史あるハコ。
数々の伝説的ライブが行われたのだ。
当時、中心となって利用していたのは北大の音楽系サークルだったようです。
その後は幅広い層にも場所を提供。
そこからグッと知名度と格式も上がり、数年前からはオーナーも変わり、リニューアル・オープンに至ったわけです。

かくいう私は、ほぼ35年ぶりにジッピーホ―ルへ戻ってきました。(先週もSTA、マ・シェリのアッキー主催ライブでパープル・ブリンガーがお世話になったばかり)
歴史の深さを痛感。
雰囲気も音響、照明、機材も一新されて素晴らしく蘇り感動しちゃいました。
他の対バン・ミュージシャンにもそういう人が多かったようです。
このビルの1階には人気の音楽スタジオ・ミックスがありますが、そこのオーナー夫婦がジッピーホールも営業を請け負っています。
今後の展開にも期待ワクワクですね。

ライブ当日は天気予報どおり、あいにくの空模様。
小雨が降る中、午後4時半くらいに到着。
車の通行が激しく、警察署の真向いだから敏速な行動が大切。
速やかに車を横付けしてドンドンと機材や楽器類を階段前に下す。
おお!
オサムちゃん、塚本君も登場。
オノ・オーナーも準備に勤しんでいる。
スタッフの好青年ゾノ君も休憩を終えてパンを食べながら戻ってきた((´∀`*))
早速、ご挨拶。
スタジオに入って打ち合わせも兼ねて支持を仰ぐ。
ちょっと離れたパーキングに車を走らせていると我らがモッチンもドラム類を手にすれ違った。
ドンドンとミュージシャン達が会場入り。
一挙に賑わってきたよ。
BGMも流れだした。
最近、ワールド・ワイドに注目されている80年代のシティ・ポップだ。
大瀧詠一の楽曲が次々に聞こえてきて気分も高揚。
特に「カナリア諸島にて」のキュンとくるメロディ・ラインは永遠に不滅だ。

そうこうしている中、2階に機材を運びこみ、セッティング表、メンバー構成、セットリストなどを提出。
ドンドンと時間が経過していく。

簡単なリハーサルとチェックを入れているバンド。
すでに本番さながらの様相を呈している。

この度のライブ・イベントは、数日前の木曜日にSTAのニュー・パーカッション、ダンディ・ユーちゃんがDJを担当しているコミュニティFM「ラジオ・カロス」にマサがゲスト出演してアッキーお手製のフライヤーを手にド派手な告知をぶち上げてきました。(時間も多少オーバー気味に。それでもシカゴのサタディ・イン・ザ・パークと長い夜を流してくれたよ)

そして出演バンドの特徴をば・・・。
半分のバンドがオリジナルで占めていました。
それもとびっきりに極上のクオリティ。
オリジナルだと聞いていなければ、隠れた名曲のカバーだと思っちゃうくらいだ。

もう一つ、珍しくも歌姫は1バンドのみだったこと。
でもあのアンジェリアを率いる華麗なる「アッコ嬢」だから申し分ないね。
納得でしょう!

そんなわけでして、懐かしい顔、初対面の顔、しょっちゅう会っている奴らと様々に会場内は埋まりだした。

オノ・オーナーもゾノくんも、手際のよいフットワークでバンドを支え続けてくれている。

ステージ上に設置されている機材類の紹介を。
ドラムセットはカノプス。
シェルは目に鮮やかなヘアライン・ゴールド。
バスドラに上には可愛らしいキタキツネの人形が置かれているところがポイント高い((´∀`*))
ベースアンプは超スタンダードの人気者アンペグ。
ギター・アンプは3台。
ローランドのベストセラー、JC-120
そしてフェンダーとマーシャル。

会場時間は5時半。
観客用にイスがすぐに足りなくなってきたので追加した。
こりゃあ、面白いことになりそうだよ。
誰もが、開演時間を今か今かと心待ちにしている。

このホールは演奏中以外、黒幕がステージ前にひかれている。
そろそろ本番開始かな。
照明が落とされた。
会場後方で受付も兼任している塚本くんが盛大なアナウンスをする。
ライブ・イベントの趣旨、関わってくれた人々への感謝の弁を述べてさあ、スタートだ!!
BGMがいやが上にも興奮を煽るようにヒートアップ!

OH,YEAH!
COME ON BABY~
ARE YOU READY!?































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