THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

小柳ゆき「コヤナギ ザ カバーズ/プロダクト1」

2017-05-04 03:28:35 | free form space

宇多田ヒカルが「オートマティック」で彗星の如く登場した途端に、雨後の筍のように女性シンガーが続々とデビュー。
その中でも一際異彩を放っていたのが小柳ゆきでしたね。
他を圧倒する歌唱力は元々定評がありましたが(野球、サッカー試合前でのアメリカ国家や君が代の熱唱は鳥肌モノ)。
ある程度、女性シンガー達の台頭が一段落した頃、あれほど注目されていた小柳ゆきもあまり名前を聞かなくなってしまいました…。 一時は演歌に転向か?なんていう
ニュースを耳にもしました。
その後もマイペースに活躍しているようではありますが。自身のバースデーにカーネギーホールでコンサートを開催したこともあるそうです。
で、写真は
「コヤナギ ザ カバーズ プロダクト1」
ここ10年ほど前からやたらに日本の歌手がカバーアルバムを発表して話題になったり、ヒットしていますが、小柳ゆきは2000年に、このアルバムをリリースしています。
11曲入り。カバーは全て彼女が多大なる影響、そしてリスペクトを込めての洋楽ばかり。
しかも歌が上手いのは当たり前で、曲によってカメレオンの如く歌唱表現を目まぐるしく変化させているのですよ!小柳ゆき、恐るべし!やはり只者ではない。
どれもこれも嫌味なく見事にハマっています。アレンジも秀逸。また収録曲も一切妥協することなくジックリとセレクトしたであろう事が聞き手に伝わってきます。
内容は
キャロルキング、バッドフィンガー(というより彼女はニルソン、いやマライアでしょう)、ジャーニー、S&Gなどなど…。
個人的に琴線震えたのは
「クライ ミー ア リバー」
私がこの曲にハマったのは、最も評価の低いエアロスミスのアルバム(私はお気に入り)に収録されていたカバーから。
こんな渋い曲を魂込めて咆哮する彼女に、泣かされました。
あ!アルバム最後を飾るのは特別にオーケストラバージョンで彼女の代表作で
「あなたのキスを数えましょう」
これがまた素晴らしい完成度。
ちなみに、このアルバムは1位を獲得しています。
いやはや小柳ゆき嬢、半端じゃない歌の上手さですよ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« RING (chicago) | トップ | FRIED EGGS(chicago) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

free form space」カテゴリの最新記事