THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY (S.T.A)

札幌で活動しているブラスロックバンド、STA(The Sapporo Transit Authority)です。

Gibson Fire bird(chicago)

2022-04-12 20:33:23 | CHICAGO
  • 今でこそ人気のあるギブソン・フライングVギブソン・エクスプローラーですが、発売当初は人気が出ずに生産をストップしていた時期がありました。ライバル会社であるフェンダー社は数多くのラインナップの人気機種エレキギアーを発売しており、ギブソン社はこれに焦りを感じていました。そこで、ギブソンはフェンダーに対抗するための新型エレキギターの開発を開始します。こうして1963年、Firebird(ファイヤーバード)モデルが発売されました。

ファイヤーバードはカーデザイナーであるレイ・デートリッヒ氏がデザインを担当し、「火の鳥」という所以のとおり優美な流線型のボディライン、高域特性に優れたトーンを持つミニ・ハムバッキング・ピックアップ、そしてスルー・ネック・ボディ構造が大きな特徴となっています。ボディ強度とサウンド安定性を最大限まで高めるこのデザインは、ファイヤーバードVでは9プライ・ネックのスルー・ボディ構造が忠実に再現されています。機能とスタイリングが融合したデザインと言えます。

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オバケのQ太郎はお友達さ!

2022-04-12 20:26:08 | free form space
https://youtu.be/xdNjaUGXfA8

藤子不二雄先生の人気を決定づけたのはオバQ!
日本最初のファミリー白黒TVギャグアニメ。
物心ついた頃から大好きなキャラクターでQ太郎はいつでも友達だった。

自分の中のテーマ曲は
「あのねQ太郎はね」でも「クエスチョン」でもない。
石川進さんが歌う「頭のてっぺんに毛が3本」だ!
「オバQ音頭」や「オバQマーチ」も皆で歌ってたなあ。

Q太郎の声も曽我町子さんだ!

Q太郎はオバケなのに玉子から生まれるんだよなあ😄

これが共同執筆最後の作品。

あれだけ大人気で三回もTVアニメ化してるのに中々ソフトは手に入らない。

あの頃は誰もがQ太郎の絵を描いていた!
アトムと並んで日本漫画キャラクターグッズの走りで大ヒットした!
不二家のお菓子もたくさん買ったなあ!
当時、不二家売り上げの七割がQ太郎関連だったそうだ。
俺もめちゃくちゃに貢献してたよん!😉

3本の髪の毛を引っ張ると数種類の言葉をしゃべるQ太郎の置物は長年愛用していた!
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cigar(chicago)

2022-04-11 20:45:13 | CHICAGO
葉巻きたばこはたばこの形態の一種。単に「葉巻」と呼称されることが一般的である。同時に近年は「シガー」と呼ばれることが多くなっている。 ウィキペディア

masa's art chicago logo respect gallery

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VOL,187 FRIENDS LIVE63 in GOLDSTONE(STA PHOTO編)

2022-04-11 20:27:40 | Live Photo

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VOL,187 FRIENDS LIVE63 in GOLDSTONE(STA編PART,4)

2022-04-11 19:29:59 | Live Set List
****さあ!このライブ・レポートも遂に最終章へと突入だ!!名残惜しいところだけど、思う存分に堪能して頂戴な。いくぜい!!****



「サンキュー!ツッツーとアキちゃんに盛大なる拍手を・・・・!!」

もちろんドッと湧き上がる拍手の波。

堂々たる物腰でブラス隊の前に佇むツッツーも、手を振りその声援へこたえる。
アキちゃんもホッとしたのか満面の笑みを浮かべている。
大役を果たし終えたね。
これで気が楽になったでしょう(本人は納得がいかなかったようで、またすぐにでもこの曲にチャレンジしたいそうです)

美味しいところ独り占めの状態で、気持ちよさそう。

全身から発せられるオーラが半端ない。

マサから・・・・・。

「どうです、皆さん、楽しんでいますか!!?・・・・ってあまり大きな声を出しちゃあダメなんだよね(笑)

でも手拍子ならばいくら叩いてもオーケー!

これからもう一曲、ダメ押しとばかりにモノ凄いのをぶっ放してみせますのでどうぞよろしく!!

毎回、STAは色々なタイプの曲を用意していますが、シカゴの強力なるライバルバンドで、ちょっとノリのいい過酷この上ない曲をお送りしたいと思います・・・・シカゴときたからには、このバンドをやらないわけにはいきません。

ブラスロック界における重要なるターニング・ポイントと言われているもの。

それでは、俺たちSTAなりのアレンジで勇猛果敢にプレイ。

このメンバー達でなければ実現不可能と言われた強烈な、ディスコでも人気だったというわずか3分足らずのすこぶる燃費の悪い過激な曲。
日本歌謡界にも多大なる影響を与えたよ。
ブラック・ビスケッツ風(爆笑)リフ一発で皆さん、わかってくれると思いますよ(これにどよめく会場内)。

ツッツーが情熱的に思いの丈を込めて歌います・・・・燃え上がってください(と、ここでオーディエンスの方を指差すと皆が大きく手でリアクション・・・・)。

皆、聞いてね!・・・・・邦題は黒い炎・・・・チェイスで・・・・・GET IT ON~~!!!」 

焦らしに焦らされたオーディエンスのカントリー・ダンサーズが待ってました!とばかりに色めきだつ。

すこぶるアグレッシブな燃える闘魂がメラメラ!!

サエグーによるカウントで・・・「1・2・3~!」(カウントは多数決で半分の長さになった)

会場内の熱気は沸点に達した感あり。

脳天がメラメラと炎上しているようだ。

歌詞の内容は卑猥そのものだけど、火傷しそうなくらいのヴォイス攻め。

このようなやさぐれたボーカル・スタイルのツッツーを聞けるのも貴重。

ハードロックも歌いこなせる器用なシンガーには脱帽だ。

さりげない仕草が板についてるね。

ほぼ1か月をこれらに費やしていた。

だから熟考に次ぐ熟考で逞しく鍛え上げている。

それもツッツーにかかったら全く問題なし。(密かに和田アキ子さんのテイクを参考までに聞き込んできたらしいよ!なるほど、わかってらっしゃるね。)

マサは後方にて、とびっきりのアクションを絶え間なく繰り広げている。

ステージ狭しと前後左右を休みなく駆け巡る理想のエンターティナー。

時には真横に陣取るアキちゃんとの、がっぷり四つによる絡みまで演じちゃうもんね。

調子に乗りすぎて珍しくもピックを落としてしまった・・・・・仕方ないから滅多にやらない苦手なフィンガーピッキングに即行でチェンジ。

会場内では大きく手拍子を打っている人々の姿が方々に見えますよ。

それに感化されたのかSTAのメンバー勢も、積極的に観客へ向けてMORE,MOREと要求。

マサ折り紙つきの、ニシヤンによる隠し味的ジャジーなWOWOWペダルがこれまた秀逸。(名器VOXを使用)

ニシヤンはアドリブをこなしながらも、嬉しそう。

全編にわたって捲くし立てるように掻き鳴らされるストロークも絶妙なるスパイスだ。

ジャズのエッセンスをふんだんに含んだ超絶技巧なギター・バッキングがドライブしていて光っている。

これがあるとないとでは雲泥の差。

ここでもマサはアッキー嬢に、ファンキーなバッキングリフとアヴァンギャルド・ソロいう二重苦ともいえる過酷なる試練を求めたのですが、またもやサラッとこなしてくれました。

実は彼女ならば平然とやってくれると信じての、確信犯なんだけどね。

大喜びで軽く受け入れてくれる、輝かしきスーパーレディだ。

どや顔での素敵なソロや極めつけ振り上げたお手てをダイナミックに鍵盤へと振り下ろしてのグリッサンド連発(ちょくちょく指に怪我を負うのがタマに傷)

休むこともなく煽りをかましていますよ。

普段はポーカーフェイスな佇まいのタカジュンも、適材適所、要所要所でしのぎを削るかのように攻め立ててくる。

ここでも絶え間ない位に、益々の活況を繰り広げています。

マサは調子にのりすぎて足元に設置されていたドリンクを、途中でステージ床に倒してしまった・・・・。

その一挙手一投足全てがものの見事、様になっている。

けたたましきホーンセクションは、バック陣も腰を抜かすほどの威力を確立している。

メイナードファーガソンか、はたまた本家ビルチェイスを彷彿とさせる超絶悶絶なるハイノートヒッター。
ファニーいわく「ライブの度にこの曲を取り上げているバンドはそうそういないよ」とのこと。
よくよく考えてみたらば、それは言えてるね。

ホーン・セクション5管編成ともなると当然ながら厚みが段違い(オリジナルはトランペット4本なもので・・・)。

後半のダメ押しに至っては、レッドゾーン振り切れギリギリで命がけ。

サエグーちゃんが必死に会得した転調箇所と、ランニングラインでガッチリと埋め尽くしたマサの捌き方も惚れ惚れするほど。

みゆきちゃんを筆頭にホーンが競い合ってピッチを上げるところなんか、ぶっ倒れるんじゃないか?と、これには心配になってしまったよ。

突き抜け感が尋常ではない。

やはり群を抜いてる。

かたぼう、お得意のヒステリックなるブローも効果覿面。

スタミナ消耗率が激しい・・・・わかってもらえたでしょう。
体力の温存が課題だね、ここでは・・・・。

ツッツーちゃん、入魂のシャウトが神がかっている。

感無量の極致。

想像していた以上、期待を遥かに超越したボーカルワークには観客も「かっこいい!」と絶賛していたくらいだ。

細かな節回しや絶妙のイントネーション、骨っぽい歌いっぷりには関心しながらも腰を抜かすほど。

ニュー・フェイスの2人も、一種独特なるSTAワールドに今更ながらずっしりと手ごたえを感じているはず。

それだけにやりがいがあり、一度味をしめたら脱出不可能なジャンルでもあります。

なるほど・・・と世界観がガラッと変化するのです。

マッキーちゃん曰く「スポーツジムに通っているようだ」とのこと。

なるほど、ユニークでうまい表現をするもんだねえ。

ニシヤンに至っては、ここへきてもスパイスがピリリと効いていて燻し銀の光沢を放っていたのでした。

決めのエンディング目印では更なる進化を遂げたサエグーが、目一杯にタメをきかせてフロアタムにてのブレイク。

マサとのリズムコンビネーションも、ピッタリ絶好調。

ブラス隊含めて全員が合図の残響音を轟かせる中、息も絶え絶えな暴れん坊。

燃え盛る炎で焼き尽くされて、真っ白な灰になったかな・・・?

まあ、いずれにしても、一丸となっての勇壮なるハードロック直撃弾逆落としは鮮やかだなあ!

「もう一度盛大なる拍手を世界のツッツーちゃんに贈ってくれ!よろしく!(笑)」

ツッツーちゃんも手を振りながら満足げにステージの上手へ。

ひじょうにいい汗をかいたね。

爽やかな表情にそれらが集約されている。

添付された写真を見てもらえればそれも一目瞭然。

たった2回のスタジオ・リハでよくぞここまで成し遂げたものだ。

正直な話、歌い足りなかったそうだけど、今回はまあ肩慣らしということで。

これで終わりではなく、今後もっともっと面白いコラボレーションを策略中!

皆さん、彼が現在所属しているカバーバンド「ビア・プリーズ」でも堪能して頂戴な。

これを見た観客たちは大げさではなくラッキーだ(実際、その後の反響にこちらサイドがマジ驚愕したくらい。この曲はいつの間にかゲスト用になっちゃったけど、それだけに数多くの男女問わずシンガーを招いてきました。その中でも1,2を競う完成度とハマリ具合だった。これに異論を唱える人はまずいないでしょうね)。


****さあ、残すところ、あとわずか1曲(((´∀`*))!・・・余力を振り絞ってフィナーレに突入します。

もう少しの間、お付き合いくださいな。
極上のブラスロックワールドは果てしなく続くよ。

もう泣いても笑っても正真正銘、お約束の展開であれが飛び出しますよ!

覚悟のうえでご用心。
ぜひとも心してね。****

 

残響音が不気味に支配するその様を引き摺る様に

「・・・・・今は何時くらいかな?(チラッと時計を見る)・・・・程よい頃合いだね・・・・・・それでは極上のミッドナイト・ソングでラストを締めくくってみたいと思います」

この時、すでにニシヤンはギターを掲げて小刻みに震わせつつも唸りを発する・・・・・「ウィ~~~ン・・・・・・」

マサは前傾姿勢で、モニター・スピーカーに左足を乗せたまま「いきます!盛大に盛り上がっていきましょうー!松山千春の曲ではないですよ(笑)・・・・・・25or6to4!!!」(EDIT VER)

マサがニシヤンの方向を左手で指差すと、「ギュイーン!」のスライディングから

「ガガガガガーン!」

アキちゃん、かたぼう、ファニー、タカジュン、みゆきちゃんらを交えたメンバー全員が「ヘイ!ヘイ!」

「会場後ろの方も一緒に!!HEY!HEY!」

驚いたことにメンバー全員がそれに連動して、ノリノリに手拍子を交えている。

その上、しきりに楽器を振っている。

いつの間にかツッツー、マッキーは伝家の宝刀とばかり、パーカッションを手にシェイクしながら元気一杯に飛び跳ねているではないか。

ギターも、これ以上ないほど過激に攻め立てる。

マサも一緒にメインリフを弾き始めると、サエグーも問答無用とばかりシンバル類総出で便乗する形にて熾烈になぞってくる。

疾風のごとく耳をつんざくホーンセクションの狭間に、キーボードも参戦でリズムの鬩ぎ合い!

あるバンドは「STAはスペシャル軍団」

あるギタリストいわく「ニュー・ギタリストは上手いし、いい音を出していますね~!」

あるパーカション奏者いわく「STAはレベルが高い」

あるトランペッターいわく「STAはブラス殺しのナンバーばかり・・・」

あるミュージシャンいわく「STAは歴史と伝統あるバンド!」」

あるキーボードいわく「STAは憧れ💛!!」

マサは1フレーズごとにステージフロントに並べられているモニター・スピーカーに左足をのせながら移動。

ニシヤン&マサが両サイドのフロントにて陣取り。

この躍動感あるロックなコントラストが長年の理想形だったのさ。

ギターがスポットライトを浴びる場面になると、必ず最前列に飛び出してきて自己主張。

各メンバー達も負けじとフォーメーションを維持しつつ大奮闘。

なるほど心強き存在感。

マサのリードボーカルにツッツー&アキちゃんを交えての白熱するコーラス隊体制も、俄然と馴染んできた。
みゆきちゃんを筆頭に拳を突き出すタイミングも絶妙。

アッキーも、セクシーポーズでエキサイティングなプレイを披露しての挑発。

誰言うともなくメンバー達が合間を縫って

「イェーッ!!」アベちゃんをはじめ観客も「イェーッ!!!」のコール&レスポンス要求で半狂乱(声出しなしの拳突き上げ体制)。

もうこれで本当に終わりだと察してか、全員グチャグチャでどこもかしこも必死の形相です。

STA全員が右手を何度も振り回しての熱演。

更にマサはツッツーちゃんと背中を合わせて仰け反って、コミュニケーションをはかる。

ヘッドバンギングにて中央フロントで両膝つき、気迫のヴォーカルを続行。

ニシヤンは、虎視眈々、隙間という隙間をびっしりと雷鳴のごときソロで埋めつくすほどに我を忘れて、ギターの鬼と化しています。

でも、起承転結のメリハリはバッチリ!!!

ありとあらゆるテクニックをぶち込んでいる様は、まるでギターの教科書、お手本を提示しているかのよう。

締めはエフェクター・ボードのスペースにもどって、ワウワウペダルを踏み込む艦砲射撃で爆発寸前(本家のソロをほぼそのままに再現。これも究極のフィンガリングで完成形とみた。オフステージの時にマサは西やんに言った。

テリーのソロを弾いている時って本当に満たされた表情をしているね、と。

そう言われた西やんもまんざらではない様子で思わずニンマリ)。

そして数年前からギターソロの後半でやりはじめた、シカゴ・ライブバージョンでのブラス・フレーズをニシヤンの合図を待ってホーン隊全員が吹き込む。

トドメはきっついハイノートで息の根を止める。

ウォルター顔負けなサックスで対等に渡り合うみゆきちゃんとかたぼう。

パワフルなレディがホーンセクションに在籍しているという贅沢さが、良い方向に作用しているようだ。

オフステージでは控えめでキャピキャピ((´∀`*))な彼女達も、いざステージに立つと存在感を放っているのだ。

ウカウカしてなどいられないよ、野郎ども!

マサが3番を歌いながらベースのネックを観客方向に突き出す。
サエグーのところまで駆け寄ってバスドラムに足をのせて煽りまくり、シンバル連続キック攻撃。
更にはみゆきちゃん、タカジュンのところへも訪れて一緒に爆笑ダンシング。

恍惚の領域に到達したのではないか!?

これもライブでなければ味わえないハプニングのシーンだ。

メンバー達が俄然色めき立ってきた・・・この状況。

どいつもこいつも、ビックリするぐらいに凄い奴らばっかりだ。

何が飛び出して、どんな展開になるのか。

我々にも皆目見当がつきません。

まあ、こういったスリリングな崖っぷち綱渡りパターンもSTAトラの穴ならではの持ち味のひとつだね。

やはり役者が違います。

マサが自分の楽器を垂直に突き上げて、揺すりまくるの図。

尚もニシヤンのソロは轟き渡り、ホーンセクションは管体が破裂するんじゃない!?と、思えるほどの気迫プレイをクローズ・アップ。

照明スタッフがSTAのメンバー達を追うのは大変な作業だ(事前に、とにかく思い切りサイケデリックにアーティスティックにヘヴィーにと希望提出しておきました。無理難題だよなあ・・・・・笑)。

エンディングではベースのネックを天高くに立てホップステップ。

ベースギターを肩からはずして、ボディー上面にパンチを「ガツーン!」と食らわせるポーズ。

いつもならばここで終了なんだけど、この日のプッツン度合いは異常だった。

多分、去年の7月に食らった「小樽の旋風」に対する憂さ晴らしか!?

もう制御がきかない。

あまりにも危険とメンバーや観客たちからクレームが入りお蔵入りしていたアクションも、いきなり首をもたげちゃった。

ベースギターを脳天に乗せての衝撃音・・・・しつこいくらいに「グワングワーン!!」。

「カリフォルニア・ジャム」かあ、ここは!!??

さすがにベース破壊とアンプにガソリン爆破と客席落下はなし・・・・当たり前だよ(爆笑)

とどめはベースを高々と掲げて腕を伸ばしダメ押しとばかり、PAスピーカーに右足を添えてしつこく張り付ける。
最前列に陣取ったセッキーらカメラ小僧達もシャッターチャンスとばかり、激写に次ぐ激写で忙しそう。

ノイジーな悲鳴をあげるベース「グワンギュワーン!」。
先月、可愛い弟分のサッサは「マサさんはいつもあれだけ複雑で難解なベースラインを弾きながらよく歌って動き回れるなあ」と感嘆の声を寄せてくれた。

ホーン隊は必死の形相で、血管ぶち切れ寸前まで吹き続ける。

極めつけのフィニッシュは片足上げて思いっきり床に振り下ろした。

「YEAH!!」一礼して、マサがジャンプ一閃でTHE END!!!

というわけでしてノリが最高!

やはりライブはこうでなきゃあね。

正真正銘のライブバンド面目躍如だ。

疾風のごとき出来事で恍惚状態。(サエグー、タカジュンは改めて度肝を抜かれたようだよ。まあ、その内に慣れるさ・・・笑)

心地よき疲労感が全身をじわじわと襲ってくる。

「ありがとうございました!また会いましょう!!」

身体がやっとほぐれてきたところで、時間切れの完全燃焼。

アッという間の幕切れで、30分が過ぎ去った・・・・・



いい汗かいたね。

 なんとかかんとか無事に終えることができました

十分に満足してもらえたかな!!??・・・・・YES I CAN!!

またすぐにでも、ここでのライブのために戻ってきますよ。((´∀`*))
約束しておこう。

それまでしばらくはこのワクワク感をお楽しみとしてとっておこうよ。

痺れるような極上のかっこいい曲をたくさん用意しておきますよ。


追記・・・・珍しくも、打ち上げ開催したよ。
ゴールドストーン裏手の焼き肉店「ガヤ」にて。
これも参加者たちは満喫したなあ。
腹いっぱい食べたよ。
マサは初めて彦ちゃんとじっくりと食事しながら会話できたんだから、有意義なひと時だった。

VERY SPECIAL THANKS TO・・・ABESAN&HIKOCHAN&ATAFF&DORAYAKI COBASA&KEI&IKU&OOLONG TEA&ONCHAN&MIKIMIKI&SEKKIE&TOMMY&SHOWJIKUN&MARCUS WATANABE&KUBOTAKUN&JAMES ITOH&CHAPPY&AMINOSAN&ZUMATCH&KIMUKIMU&HARUCHAN&MYOWTENKUN&MASAKIYO&GAJA&GREEN TEA&YOHSUKEKUN&UTIAGE!!

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VOL,187 FRIENDS LIVE63 in GOLDSTONE(STA編PART,3)

2022-04-11 17:01:43 | Live Set List
「サンキュー!!

ありがとうございます。

対バン達は色々と華やかムード満点な取り組みを仕込んでいますが、我々は相変わらずいつものノリです((´∀`*))

それではSTAは滅多にやらないんだけど、他のバンドにならってメンバー紹介などをやってみたいと思います。

人数が多いのでちょっと時間がかかるよ。さあてと、どこからいこうか・・・・・」とステージ上を見渡しながら懇切丁寧に愛情のこもったやりとりをマサが一人一人指さしながら行う。

まずはニューフェイスのサエグーを紹介。
「新しい俺のリズムセクション相棒、サエグー!」
ひときわ大きな拍手が彼に贈られていましたよ。

「マルチなロックンローラー!オン・ギター・・・・ニシヤン!!」
ブルークラウドを意識してなのか「闘牛士」のイントロを調子に乗ってぶちかます。

もう一人の新人、タカジュンには「ラテン系、ジャズビッグバンドでも大活躍のタカジュン!」と紹介!

「アルトサックスは久しぶり・・・・遠路はるばる江別から駆けつけてくれました・・・かたぼう!!」

 お次は
「テナーサックスには小樽音楽界の姉御だよん、みゆきちゃん!!」
ニシヤンがBGMとして滑稽なリフを弾く。
それに合わせて踊っちゃうみゆきちゃん・・・・。

「トリオ編成のバンドをリーダーとして率いてもいるハイノート・ヒットの巨匠、ファニー!!」
「トランペット2!
コーラスやパーカッションも巧みにこなす人気者マッキー」(足元のタンバリンをもってそれに応えている)

「男顔負けのキーボードの魔術師、ジョン・アッキー・ロード!」と、アキちゃんを紹介した。

定番ともなった鍵盤操作による歓声や拍手には、もうそろそろ慣れっこになってきたね。
もう新たな秘密兵器でもなくなってきた。
また違うものを仕込んできて炸裂してちょうだいな。

去年のクリスマス・ライブでのバキューン乱射事件の再現を希望します。

あれには眼光鋭くって不覚にも氷ついてしまった。
斜に構えてガンスモーク漂わせ、心憎いばかりの美魔女だ。

以前にマサがよくベースでマシンガンポーズを決めて観客だったアキちゃんらを撃ち抜いていたんだけど、そのリターンマッチとして。

テンガロンハットをかぶっているから、なおさらのこと女ガンマンがお似合いさ。

まったくもってアキちゃんにかかったら油断大敵だね。

この次にはどんな仕込みをしてくるのか楽しみは膨らむ一方。

「はい、そういうわけでして・・・・」
と、マサが話し始めたところで、みゆきちゃんから突っ込みが入った。
「あれ!?自分は・・・・」
「俺は謙虚だからなあ、そういうのは・・・・・・髪を切りました!リーダーをつとめさせてもらっているマサです!!( `・∀・´)ノヨロシク((´∀`*))!!!」

 その最中、上手からステージに上がってマイクとスコアの準備に勤しんでいる男が・・・・。

「最後に・・・・・恒例のスペシャル・ゲスト、ツッツーだ!」

ツッツー・コールに導かれて、緑茶のペットボトルを手にゆっくりと上手から現れた。

彼とマサとは15年前からの知り合い。スタジオやライブ会場ではしゅっちゅう顔を合わせて対バンも多数組んでいれど不思議と一緒に演奏したことがほとんどなかったんだよね。

ずっとラブ・コールを送り続けていたんだけど、なかなかタイミングが合わずじまい。

ところが去年のクリスマスライブイベント以来、この度やっとその夢も毎月実現したというわけだ。

「大きな拍手で迎えてやってくれ!!!」

盛大なる歓声に果敢にこたえる貫禄たっぷりのツッツー。
2ブロックヘアとサングラス姿。
茶色のレザージャケットに黒いパーカー。
ジーンズと靴もファッショナブルに拘り抜いている。

満足そうに余裕の表情を湛えているんだから大した男だ。


スタジオでのリハはたったの2回。

でも彼のお得意ジャンルとして長年お蔵入りしていた曲をこの機会に再び蘇らせたよ。

(アッキー、西ヤンもテイクやキー違いではあるけど他のバンドで演奏経験あり)

STAの曲ってどれもこれも毛色が変わっているけれども、こいつはこの日特に異色なナンバー。

ブラスロックではないから当たり前か。

サエグーの4カウントから間髪入れずにソウルフルな、その名も誉れ高き「ソウルマン(サム&ディブ。STAはザ・ブルース・ブラザースで披露。記録によると2022年3月27日の日曜日、同じゴールドストーン以来のお披露目)」
サエグーも器用に、色々なスタイルで叩き分けるものだね。

昔取った杵柄、職人気質の面目躍如だ。
実は彼もブルースブラザースが大のお気に入り。

ツッツーは日本人離れした節回しで、センターを陣取り片腕伸ばしての熱演。

期待以上の貢献度さ。

神々しきスポットライトを一身に浴びながら、もはや独壇場と化しています。

「リッスン!」の合の手も抜群さ。

マサ&アキもしたたかに、バック・アップ・ハイトーンコーラスで参入。

もちろんエディット・バージョンゆえ、あっという間に転調パートへ突入。

サエグーが一番こだわりぬいたという、ホーン隊と一体となってのフィルインも寸分の狂いなくバッチリ。

ここで遂にでた!!

アッキーがブルースハープの音色をシンセサイザーで披露。
これは直前になってからの彼女自身の冴えたアイデア。

チラッと横目で見たけど、かっこよく弾きまくっていてご機嫌な表情だったよん(ちょっとモニターの音量トラブルで参っていたけど・・・・・)。

今は器用で多才なメンバーばかり所属しているから大助かり。

単なる興味本位の楽器コレクターとは雲泥の差さ((´∀`*))

タカジュンだってツッツー同様にスタジオ・リハは2回きりだとは到底思えない手さばき。
とにもかくにも、タカジュンのプレイする姿がひじょうにロック的でナイスです。

よって、万雷の拍手が鳴り止みません。

正直に申しまして、この曲、今までのライブでもそこそこの受けだったのですが、この日の盛り上がりは異常でしたなあ。

ヴォーカリストによって、こうも違うのかと痛感したよ。

バックの演奏にも良い意味で刺激を与え、次々と連鎖していくし本当に計算ができない。

まだまだ修行が足りない。
これこそがライブならでは真剣勝負の真髄。

やっぱり取り上げて大正解でしたなあ。

一致団結の賜物。
ツッツーの知り合いもたくさん見えていたんだけど、意外にも彼のサックスやコーラスは目撃していても、ここまで堂々フロントでリードシンガーとしての姿を見たのは初めてだ、という人が多数いて衝撃的だったらしい。
もちろん想像以上のパフォーマンスと歌声に話題騒然だったことは当然でしょう。
株があがったことでしょう。




「はい!ここからは中盤戦に入ります。
この熱気が冷めないうちにすぐいくよ。

次もブラスロックではない曲。

シカゴもデビュー前からずっとライブで取り上げていたソウルのスタンダードナンバー。

日本公演ではいまだにプレイしていないのでブートでしか聞く事が出来なかったのですが、50周年記念としてやっとオフィシャルライブ音源として日の目をみたのです。

そこで是非STAでもやりたいなあ、とファニーに一昨年末にかけあってみたら、正月に2時間ほどでブラススコアを書きあげてくれたのです。

そんなわけでして後はトントン拍子に事が運んで、2020年3月8日の日曜日、白石区ピグスティーにて初披露となりました。

STA数年ぶりのニューレパートリーだった・・・・。

オリジナルはエディフロイドですが、ブルースブラザーズのバージョンで!

本日が3度目の・・・・・・・ノック・オン・ウッド!」

再びサエグーのスティック4カウント。

マサもツッツーも感無量です。

長年の念願が叶ったわけだからね。

おいおい、この日のセトリ中、一番出来がいいではないか?!

確かにタイトでストレート、シンプルな3分程の曲だし、ボーカルがメインだけあってグルーブが半端ない。

少ないコードで淡々と進行する構成ながらも、全員一体化した音の壁がエクスタシィへと誘う。

事故も無く最終コードへ。
エンディングの合図を請け負うツッツーは責任重大。
オリジナルのライブバージョンを聞き込んで、「なるほど・・・・ボーカルのオールライト!HEY!!が目印なんだ」
マサとツッツーでトコトンまで追求して究極の総決算で固めた。
わかりやすくなって、よりクールに仕上がった。
全員が安心して取り組むことができ、快感だ。

マサはジミヘンのサードストーンフロムザサンのリフをサービス挿入。

「この曲を俺は伝説のブルースギタリスト、バディガイをペニーレインで見た時に演奏していたのを聞いていつかやりたいなあ、と思っていただけにこれは快挙だ!

この曲、誰か知ってるかなあ?」

観客から「知ってるよ!わかるよ!」

「あらら、怒られてしまったあ!(笑)」

メンバー達も大爆笑!

「かなり古い曲なのに、知ってる人がいてとても嬉しいです!」


「ここでグッと雰囲気を変えて先ほども公開リハで演奏したレイ・チャールズの曲を披露したいと思います。
でもSTAはジョー・コッカーのヴァージョンでおおくりします。」
この日最大の鬼門だ。
それは全員にいえること。
一番慎重にトライ。
序盤はピアノとボーカルのみ・・・・。

アキちゃんとツッツーのやりとりはルーティン。「いくわよ」「いいわよ」
ブルース色濃厚なピアノの響きとヴォーカルで会場の空気を一挙独占(マッキーがウィンドウチャイムでさりげなく彩りを添えます)

ずっとお蔵入りしていた、STAにしては異色の「アンチェイン・マイ・ハート」が、とうとう日の目を見たのです。ジャーン!
記録によると2017年8月27日の日曜日、小樽・北運河サウンドエナジー以来だ。
あのライブは何故だか鮮明に記憶している。
バカ受けしたんだけど、全然納得のいく内容ではなかった。
力業で乗り切ったアンバイさ。
でも今回は雲泥の差。
(パーティーズはレイのヴァージョンを長年プレイしています。マッツもセッションで歌ったとのこと)
細部にわたって忠実にコピーしてお届けするよ。

まったくもってひねくれモノのSTAはこういうことをやるのがお得意。

もはや別物ともいえるこのヴァージョンは、うるさ型のオーディエンスも納得してくれたことでしょう。

想像していた以上に受けも良かったようで踊り狂っている年配の人達も散見。

本編はマサのベースによるエモーショナルな重低音が這い蹲るように地べたをうねります。
スタジオ・リハ時に女性を中心に演奏以外に密かなレッスンを横並びで行っていた。
軽やかなるステップでダンシングの振付だ。
これは見栄えにも華やかで好評だったよ。
なんといっても、当人達が一番ノリノリだったもんなあ。

ツッツーのボーカルへ寄り添うようにアキ、マサ、マッキーがコーラスでゴージャスに応戦。

その流れからみゆき入魂のテナー・サックス・ソロ。
これがまた狂おしいほどに焦らしながらも咽び泣くのだからエクスタシーに到達するのも時間の問題。

ドンドンとステージ前にはウチワを手にした観客達で溢れかえってきました(おどけてみせる人もちらほら。アベさんは足を痛めているにも関わらず踊りっぱなし)。

嬉しい現象だ。
この曲も組み入れて正解だったね。
良かった、良かった。

感極まったかのようにツッツーがヒステリックなハイ・ノートで追い討ちをかけてきます。

年季の入ったダンサー達が熟練の技を巧みにこなし、リズムをとって迎え入れ。

後半ではボーカルとテナー・サックス・ソロが渾然一体となって終焉まで誘ってくれます。

タメを効かせて切なくもドラマティックな幕切れに,両手を高々と掲げて温かい拍手を打ち鳴らしてくれるテーブル席の人もいます。

けっこう期待に添えたみたい。大成功。

「ありがとうございます。これいかがでしたか?」

絶大なるリアクション。

****さあ、もうこのライブ・レポート、泣いても笑っても最終章に突入だよ。一気にいくから心して読むように。
覚悟はいいかなあ!!それではレッツラゴンだ((´∀`*))****
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VOL,187 FRIENDS LIVE63 in GOLDSTONE(STA編PART,2)

2022-04-11 15:58:14 | Live Set List

ステージに颯爽とのぼったメンバー達。

人数が多いからポジションの確保だけでも一苦労。

でもセッティング表に事細かくマサが記載して提出済みだから全然安心。

マサ使用のワイヤレス2機(シュアーのヴォーカル用とレクサーのベース用)周波数、ギタリストはどのメーカーの設置アンプで弾くか、ホーンセクションの立ち位置とマイクスタンドや持参マイクの云々等々・・・・。

しかもミキサーSTAFFやステージクルーのヨースケくんは以前にもSTAを担当していたので概ねは酸いも甘いも熟知しているのだ。

シュアーのワイヤレスシステム、キーボード、ホーンのマイクと順々に効率よく接続していく。
去年の10月はシュアー受信機のコンセントがマサの足元に置かれて、2曲目で即座に蹴ってしまいユルユルなプラグがスルッと抜け落ちた痛い経験があった。
そのことをスタッフのヨースケくんに伝えたら、ちゃんとボード上に設置してくれた。
これで安心したよ。(ちなみにヨースケくんはSTAを気に入ってくれたようで、この後にはめでたくフェイスブック仲間に申請し合いましたよ!)


その素早き手際の良さといったらもう惚れ惚れするほどだ。

アッという間に準備万端整ったよ。

おいおい、ホーンセクションの5人は写真撮影する余裕ありかいな(ピースサインでポーズ・・・・笑)

今回は初めて、みゆきちゃんの計らいで、直前にホーン5人分のクリップマイクを導入。
これがまた、すこぶる好評。
動きやすいと喜ばれていたよ。
ありがたいことだ。

アキちゃんのキーボードスタンドはこの後、.Jのためミキミキちゃんにも貸し出すことになりました。

さてさて、予定よりも相当に早くスタンバイ完了。

特に一番もたつきやすいドラムセットに陣取るサエグーは、いつでもどこでも関心するくらいに素早い。

モニタースピーカー、アキちゃんのキーボード、マッキーのポジションは若干後方や上手に移動・・・。

ほぼ打ち合わせ通りに進行。

マサが一人一人から再度了解をとり、スタッフへとアイコンタクト。

 

それではミキサーの指示にしたがいサウンドチェック。
ステージ上のスタッフとミキサーとの打ち合わせ。

ホーン隊が順々に音出し。

これが各メンバーのプレイだけで場が和んできちゃった。

それぞれに持ちネタがあって個性がよく出ているのだ。

セクシーで官能的なソロ、アニメソング、競馬のファンファーレ、映画のテーマまで飛び出した。

ベース、ギター、ボーカルとどんどん音がまとまっていく。
なんとなく、この場面だけで観客に受けているんだけど((´∀`*))
この日の鬼門ともいえる難曲(ミキミキちゃん風に言わせてもらえば、北極ではない!!)「アンチェイン・マイ・ハート」をフルプレイ。
もうイントロだけで歓声が沸き起こった。
エンディングを迎えた段階では拍手!
あわてツッツーは「これはリハだよ!!本番はこれからさ!」と注釈を入れる始末。
もう観客は当然としてスタッフや対バン達までもが色めきだってステージに熱い視線を送っているのが痛いほどにと伝わってくるよ。

オーケーサインをもらい、全てが万全な態勢に。

 

それでは遠慮なくいくぜい!

 

まずはアキ嬢がプログレッシブでスペイシーなシンセサイザーサウンドで、一種独特なる異空間を作り上げる

(彼女は何でも受け入れてくれるから調子にのったマサは無理難題をしょっちょう投げかけるんだけど、それら全てを軽くその場で仕上げてくれるんだよね。

その手腕は大袈裟ではなくゴッドハンドの如しだ!頼もしい。

このミステリアスなるSEも事前にスタジオで膨大なるシンセ内蔵音源からじっくりと時間をかけてセレクトしたもの)。

もう各自は本編へのプレイが待ちきれないというご様子。

マサがすかさずニシヤンらに手拍子でテンポのメッセージを送ると、それに便乗するかたちで歯切れのよいギターコードミュートカッティング、剃刀のごとき小刻みなハイハットで応える。

マサは大股開きでふてぶてしく会場中をゆっくりと見渡しながら、頃合いを見計らい舞台の後方から落ち着き払った声で華々しくナレーションを告げる。

「ハーイ!たいへん長らくお待たせいたしました。

いよいよはじまりますよ!

今か今かとお待ちかねの皆さん。そうですよね。

これから極上のステージをお届けして参りますよ。

もはやお馴染みの大所帯バンドが登場。

小樽のビッグイベントに今年も我々はやって来ました!

北国唯一無二の札幌発ブラスロックバンド!

ド迫力ホーンセクションの熱きサウンドを心ゆくまでドップリとご堪能ください!

メンバー一同この日この時この瞬間を心待ちにしていました!

それではヨロシク!THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY~!!」 

ジャストなタイミングで「1・2・3~!!」(思い切りミキサーがリバーブを深めにかけてくれたよ!)

波状攻撃へ、火蓋が切って落とされました。

猪突猛進の狼煙を上げる「イントロダクション」。

さすが、この人数だけに勢いが桁違い。

プレイしている我々でさえ自分たちの音にエキサイトして、アドレナリンの噴出が止まらない。

普段はクールなサエグーもスティックを手にスィッチが入ると、ドラム・ビーストに変身するのです。

マサからの丁々発止なフェイントから刺激を受けている御様子。

如実にドラミングの随所からその成果が現れていますよ。!

イントロの爆音が飛び出した途端に、オーディエンス達がいっせいにステージ方向を注視しはじめた。

その中には、団扇やホイッスルを持った常連組が参戦。

手拍子や写真撮影にと勤しんでいます。

皆さん、この変拍子の連続やコロコロ変わる変態的なリズムに、よくもまあピッタリとあわせてくれますねえ・・・と上から目線で失礼ではありますがしばし見とれてしまいました。

もうどれだけの回数この曲をオープニングでプレイしてきたことでしょうか。

メンバー一同が愛してやまないじゃじゃ馬のような曲。

何故だかいつまでも飽きがこないのさ。

その中でもこの日ほど迫力一杯の完成度を誇ったことはなかったのでは?!

出色の出来と自画自賛。

しかしメンバー全員あの少ないリハ期間で、よくもまあここまでガッチリと固めたものだ。

各自は多くを語らないけれどね。

モニター・スピーカーに左足を乗せて、マサが野獣のごとく吠える。

(実は最初のこのポージングで貼り付けていた虎の巻がビリビリに破れてしまった。

そこのところはどうにかこうにか切り抜けたけどね)

マサはアグレッシブなアクションを巻き起こす。

ニシヤンの計算されつくした独特なるシャープな音色のギターが、サエグーのタイトかつパワフルなドラミングに絡みつく(このギターは謎多き怪しいメーカーの貴重なる高級品。

コンディションも良好な光沢を放っていますが本人は詳細を決して語らず・・・・)

看板ともいえる5管によるホーンセクションのリフは、益々厚みを増してきましたね。

両サイドからの弦楽器達による絶え間ない猛追。

バックからは、ドラムが遠慮なしに音壁を構築しながらの進撃展開。

会場をまるごと覆いつくすかのような、キーボードの音色。

なんという高揚感であろうか。

鉄壁を誇るホーン・アンサンブルが嵐のごとく吹き荒れて、全体をリズム・セクションが引き締めるという構図が今回のおおまかなる課題。

さてさてライブの魔物はどこに潜んでいるのかな?・・・・今回は一体全体何を仕掛けてくるのか??(ビデオカメラのチップカード忘れと、映像のズレ加減も含めて((´∀`*))

さあ、第一関門の地獄にガッシリと突入だ。

先月の反省点は見事にクリア。

手堅く突破した後に待ち受けていたのは、ブレイクによる一瞬の静寂。

デリケートなシンバルが奏でる残響音の余韻で幻想的なトーンを漂わせる。

切り込み隊長はいきなりタカジュンちゃんによる、やや食い気味なトロンボーン・ソロ。

 彼は2度目のSTAライブだから正直な話、不安要素てんこ盛りだったんだけど、それも取り越し苦労だったようです。

大した度胸の持ち主だ。

さすがに百戦錬磨の達人だからこそ成し得る技。

何事もなかったかのように涼しく振舞っていたよ(アキ嬢による縁の下の力持ちも忘れてはいけない)。

ここがタカジュンちゃんの凄いところ。

なんと自宅に宿題として持ち帰り3つのコードで繰り広げられるソロ・パートを、極上のエモーショナル・ラインで纏め上げてきて披露したのだ!!

能あるタカは爪隠す!と、昔の人はうまいことを言ったモノだ。

ねえ、タカジュン君よ!(2回目のスタジオリハ前にブレイク部分による拍数の謎を解明するべく独自でスコアを探しだしてきて見事に解明したのだそうですよ。

すさまじき探求心。)

水先案内人に扮したアキちゃんはオルガンからピアノにチェンジして橋渡し。

マサによる流麗なる美しきオクターブベースに導かれての場面転換。

マサいわく「STAのバディ・リッチ」と言わしめた手数王から、リム・ショットに切り替えてのサエグーが猛然と先導しつつ、お次は伊達男ファニーによるトランペット・ソロだ!

安定感抜群で、時折ヒステリックなハイノートなどもクールにヒットしてニンマリ。

バッキングによる強弱のサポートも効果覿面で・・・・・ホーン・セクションの音色が揺らめく中、鳥肌が立ちっぱなしだ。

もうこのあたりにたどりついた時点で会場中の空気は一変。

なにやら恐ろしいくらいに物凄いことがステージで起こっているぞ・・・てな感じでかぶりついている。

西やんは臨機応変、歪みからコーラスサウンドまでコンスタントに幅広く音色をエフェクターで器用に切り替える(ここはスタジオリハ時に取り決めたこと)。

そして第3の男、西やんのワイルドなギターが火を噴いた。

サエグーに「もっともっとテンポアップを!」とジェスチャーで煽り続ける。

ホーン隊もサッと花道を作ることを決して忘れない。

映画「十戒」での海が割れるシーンを彷彿とさせるくらいに神々しい。

いきなり過激なハーモニクスを導入部分に最前列へ一気呵成に飛び出して、益々進化したソロを、これでもかあ!と言うくらいにぶちかます(よくもまあチューニングが狂わないねえ)。
ただひたすらにエキセントリック(と後方に陣取っていたアキちゃんが評していたよ)。

序盤はテリー・キャスに敬意を表して、ラインを再現。

へヴィーなサウンドは、これだけにとどまらずフィードバックにより加速。

音数がドンドンと増していき、とどまることを知りません。

身をのけぞらせてイナバウアー・アクション。

チョーキングなどを交える際にはギターを激しく揺さぶって身をよじる。
陶酔の表情も程よくゆがむ。

あれだけのプレイだけでも引き攣るところなのに、ビジュアル面も大きい。

そして遂にテリー・キャスのギター・ソロをほぼ忠実にコピーしちゃったんじゃあないのかい!?

ビブラート、グリッサンドに至るまでね。

極めつけは第2期JBG時代のコージー・パウエル直伝によるサエグーが、力漲る究極の稲妻フィルインで拍手喝采。

サンキュー!

いつもは沈着冷静なるサエグーもノリノリな様子で、このヒトトキを満喫している様子。

大歓声が沸く中で、すっかりと脳天ヒューズはスパークしちゃったみたいだ。

いくつもの修羅場を潜り抜けてきたからこその、説得力ある支柱だ(ここの機材を絶賛していた)。

エンディングにおけるベルトーンも、アキちゃん渾身の1音を筆頭にニシヤンへと見事な連携で繋がった。

更にはみゆき嬢からホーンセクションへと渡る流れへ。

ここで繰り出した西やん入魂のピッキングがジミヘンのようにウォームで破壊力があって戦慄が走りました。

これぞまさしくロックの原石。

いかなるアクロバティックなテクニックをひけらかすよりも、「ギュウイ~ン!」一発でひれ伏させるほどの衝撃と説得力。

マサが右手を頭上に掲げてピート・タウンジェント風にグルグルと何度も素早く回転。(前方の女性客も真似して腕を回していたよ)

メンバー達と呼吸合わせて、雷鳴のような怒涛の連打をスリリングに交えてジャンプ一閃フィニッシュ。

 

以前、ASの女傑ミキティいわく「マサと西やんは何かにとりつかれているようだった」とのコメントを述べていました。

恐ろしく強烈だった。・・・・・

いい加減コロナ禍の日々続きにマサは、その鬱憤をそれからのステージングに注ぎ込んだ。
思う存分に叩きつけた。

万雷の拍手を全身に浴びる・・・・・・ありがたいことだね。


「.J」のMIKIMIKIちゃんいわく「アッキーちゃんが加入したからSTAは確実にパワーアップですね!」とのこと。

正にその通りだ。

さあ、2局目はメドレー。

ちょっと捻りを加えて実験的要素も盛り込んでみたよ。

マニアならば思わずニンマリだ。
皆、全身汗まみれながらも、気持ちがよさそう。

 去年、スタジオリハ時にマサがふと閃いた。

「1972年シカゴ・ライブ・イン・ジャパン(大阪の音源)」の再現なんていかすよね、ってさあ。

曲に入る前にロバート・ラムがムード満点にピアノでいくつかのコードをルーズに流す。

トークも交えてね。

焦らしに焦らした挙句に・・・・ていうあれ。

それを臨機応変に対応してくれるアッキーちゃんならば、呑み込みがいいからアッという間に弾いてくれるだろう、とふんだ。

結果は?・・・・もちろん大成功だったよん。

これ、マサのトークとアッキーちゃんのピアノがうまく噛み合わないと悲惨。

スタジオではまあまあの出来だった。

ラインでも事細かく説明を加えて調整を加え改良。

別にキッカリとした台本なんか用意してはいない。
大体のおしゃべり内容は決めてあるけどね。

その場の空気感で進行。

タイミングを逃したマサはタイトルを言おうにもずれちゃう。もう1周弾いてもらう!?

ところがアッキーちゃんが機転を効かせて見事にクリア。

かえって効果が倍増したよ。

「それでは、ここまでは吹き荒れる初期シカゴのブラスロックをお送りしましたが、お次はメローな響きで・・・・。

(不敵な笑みを浮かべつつも)特に人気の高い曲をやります。

あれ!?どこかで聞いたことのあるピアノだ・・・・
俺はいつも同じMCだと、ある女傑から突っ込みを入れられたんだけど、やっぱりこれだけは言わせて!
アベさんの大好物。(と、目前に佇むアベさんを指差すとYEAH!と歩み寄ってきた)
今日は日曜日だけど、土曜日の曲をやるよ!・・・・どうぞ~~サタディ・イン・ザ・パーク!!」

と言った途端にアッキーが寸分の狂いもない間合いで、それまでのスローテンポから力強い連打へ!!

後から聞いたんだけど、アッキーちゃんは「今でいいや!」と独自の判断で、ここから本編に突入したのだそうです。

ありがたいことに大正解だよん!

 
(オーディエンス達いわく、この曲がはじまるといつでも誰もが最高の喜びを滲ませてノリノリなんだそうですよ。
こんな話を聞くとミュージシャン冥利に尽きるね)

シカゴ初の記念すべき反戦的意味合いを含んだミリオン・ナンバーがはじまった。

(1972年7月リリース初の1枚組オリジナルスタジオ・アルバムCHICAGOⅤからのファーストシングル。ビルボードHOT100にて最高チャートで第3位を記録)

マサが踵の高いヒールを履いているアキちゃんの方向へ向き直った瞬間、絶妙のシンコペーションを基調としたあまりにも超有名なるイントロをピアノで嬉々としながら響かせる(前曲からの音色チェンジも素早くこなす)。

当然ここでの主役は、最初から最後までピア二ストのアッキーちゃん。
いつも艶やかなる着こなしのアキちゃん真骨頂。
(彼女の根性の入り方は半端ない。メイクもバッチリと施しアメリカ製のデニム・テンガロンハットと全身を黒ファッションで統一。な、な、なんといかしたSTA白ロゴ入りの超貴重な黒Tシャツまで着こんでいるではないか!首にはごついベルト風のネックレスと立派なロッカー然としている)

こんな素敵な曲をプレイするバンドってナンマラいかしているでしょう。

スタジオリハでは特別なる思い入れを込めて取り組みました。

なんたって長年キーボード不在だったんだからね。

当初マサはピアノなしではやる意味なし、と判断してストレス回避も含め、泣く泣くお蔵入りさせようとした。

ところが機転を効かせた久留氏、次いでニシヤンがギターコードでのパターンを演じて「どうかなあ!?」と主張。

半信半疑それで演じてみると思いのほか、心地よい仕上がりなので、以降はギターアレンジバージョンでずっと披露していたのだ。

もはや手慣れたもんだよ。

これはこれで、すこぶる斬新で快感。
まるで違和感もなく、結果的にはやって良かったねえ。

西やんもこれをギターメインで演奏することを密かに夢見ていたんだから、そりゃあ至福の瞬間で天にも昇る心持ちだったことでしょうねえ。

加入前にアキ嬢はSTAライブを目前で見て「なるほど。こういう風にやっているんですね!」と目から鱗状態。

感心しきりだった。

それも参考にアキちゃんはありとあらゆる音源を片っ端から発掘してきて指癖や強弱、微妙なるタッチ感を調べ上げた。

その結果がここに結実したんだよ。

文句の付けようなんて微塵もあるわけがないっしょやあ。

大役を果たしたね。

涙腺が崩壊しそうなほどだ・・・・。この感動がずっと欲しかったのさ。本物だ。(近年は本家のロバートラムさんがショルダーキーボードやシンセで弾いてるんだけど、やっぱり生ピアノのニュアンスには程遠い。これが生命線なんだから。シビアな意見かなあ、これって・・・・だって愛するが故の正直な感想なんだから)

もちろん、それに呼応するように会場全体も熱烈なる声援へと反応が変わっていく。

それにしても、この曲、一聴する限りだとシンプルに聞こえるんだけど、リズムの違いが如実に現れるのですよ。

サビにも奥の深い部分が垣間見えます。

マサは絶え間無く左右に、トレードマークともいえる軽快なステップを踏む。

サエグーは特にこの曲でのドラミングが冴えわたっていた。
彼が言うことには「イントロダクションよりもこの曲のほうがムズイ・・・」
でもリハではテイクを重ねるごとにドンドンと難所を克服していき、本番ではご機嫌なスティックさばきで終始していた。
黙して語らずのツワモノだね。
西やんもギター・ストロークの隠し味で、より皆さんが贅沢極まりないハッピーモードに浸れちゃうように美味しいオブリをつま弾いているのだから、不思議なものですよね。

ほとんどの人々がニコニコしながらも手拍子!

腕組みして目を閉じ、唸りながら、ジックリと聞き入っている人も発見。

会場のあちこちで嬉しそうに、両手をあげて大はしゃぎしている人たちも見えるではないか!?

数人のオーディエンス達も、ずっと横並びでタンバリンを打ち鳴らし続けているよん。

ステージ手前では、ある女性が簡単な振り付けを指導しながら曲と一体になってステップを踏んでいます。

西やんも時折横目でバンドを確認しつつも、リズムカッティングにのって延々と体を揺らす。

笑みを湛えたアキちゃんは目の前の観客達の笑顔にもすこぶる癒されたそうですよ。

世界平和を声高らかに提唱する、これこそスケールの大きいマンモス・チューン。

まさしくシカゴ版「イマジン」との呼び声高き、ターニング・ポイントともいえるアンセム。

愛と平和を謳歌しながらも反戦を訴える部分もさりげなく含まれているんだから、さすがしたたかで思慮深い我らのシカゴだ。

マサが歌いながら最前列に歩み寄ると、客同士が微笑み返し。

他のミュージシャンらも、すこぶる気を吐いていますよ。

エンディングのマッキーによるハミングに至るまでマサのアイディアが見事に実を結んだ(これもスタジオ入りしてみっちりと真面目にトレーニングしたもんね。過去にここまでこだわって突めた人は皆無だ。今後ももっともっと煮詰めまくろう!!)。

歌メロには人一倍のこだわりをもって挑んだ「WOWOWOW~!!」

うっとりするほどポップで幻想的なラストに至るまで、気合十分パーフェクトに完奏。

普段はホノボノと佇んでいるミユキちゃんではありますが、やる時は綿密にバッチリ決めてくるところなんかさすがですよね。

タカジュンは、ようやくこの頃になると先ほどまでの緊張感は収まってきてリラックスしてきた。
STA往年のOBでもある中ちゃんは写真を見て「タカジュンのプレイスタイルがジミー・パンコウを彷彿とするね。これにタンクトップだったら更にポイント追加!」と評していた。これって最大の賛辞。

肩の力も抜けてきて爽やかな疲労感がかえって心地よい。



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VOL,187 FRIENDS LIVE63 in GOLDSTONE(STA編PART,1)

2022-04-11 14:48:42 | Live Set List
****さあ、このライブレポートも最終章に突入!

泣いても笑ってもこれで最後だよ。

意外にもこのSTAブログを楽しみに読んでくれている嬉しい人達が多くいることを最近知ったよ。

励ましのメッセージも度々いただいています。

もちろんここに出演している対バンたちからも感謝の言葉をもらってもいるしね。

時には辛辣なことを語る輩も、ごく少数ではあるけどいたりして・・・・・・。

まあ、色々なことがあるけれども、すべての愛する仲間たちよ、共に「手を取り合って」とくとご覧あれ!!まずは時間を巻き戻して・・・・・****

 

7, 19:30~20:00

THE SAPPORO TRANSIT AUTHORITY(S・T・A)

いよいよこのブログの主人公でもある、STAが堂々の降臨。

非常に程好くも美味しい時間帯。

頑固一徹結成から17年に渡ってシカゴを中心とした硬派なブラスロック一筋を基本コンセプトに掲げて、毎月ライブを敢行(もうじき通算190回を迎えます!我ながら驚異的な数字だ)。

活動拠点はバンド名が示すとおりに札幌なのですが、今回は先月に引き続き小樽ゴールドストーンです。

まあ、小樽という坂の多い港町は、皆お気に入りなので毎月でもやりたいくらいなのですよ(実は調子にのって今年も7月・浅草橋オールディズナイト&8月北運河サウンドエナジーで、ここへ戻ってくるのだ!)。

大所帯ゆえの宿命ではありますが、恒例ともなったメンバーの顔ぶれに今回も多少入れ替わりがあり。

ご他聞に漏れず若干のパート変動も(5人が管楽器メンバー!凄まじいなあ・・・・・・)。

 

今回のSTAも話題が満載!

まずは超久しぶりに10人編成が復活だ。

やっぱり吹き荒れるホーンセクションは圧巻。

playしている我々でさえ、圧倒されてしまう迫力。

 

そしてエンちゃんプロジェクトから久しぶりに、マッキーとカタボウが復帰した。

度々ライブがコロナで流れていただけに、遂に念願成就したよね。

やっぱりお祭り役を一手に担う彼らがいるといないとでは大違い(スタジオリハ時には常に井戸端会議へと洒落込むのだ)。
みゆきちゃんは体調が万全ではなかったみたいだけど、全力で一生懸命に頑張る姿は感動的でさえあったよ。

 
そしてもう一人、STAマサとは15年来の付き合いでもあるツッツが3度目の合流を果たしたことです。

数えきれないくらいに対バンを組んできた仲なんだけど、一緒にプレイしたことはあまりなかったのさ。

以前からSTAがライブごとにゲストを迎え入れていたことに、ツッツが触発されてきたんだね。

遂に意気投合して、去年のクリスマスライブでSTAスペシャルシンガーに至ったというんだから、運命とは面白いものですね。

やっと夢が実現した次第。
長きにわたるラブコールが実った瞬間さ。
ただあの12月ではツッツ、ひどい風邪をひいてしまい残念なことに本調子ではなかった・・・・。
で、今回!?・・・・・もちろんバッチリだったよん。
大好評さ。
曲も増えたしね!!

彼は驚いたことに、たった2度のリハのみでの本番という怖いもの知らず(膨大なるバージョンの音源を聞き比べながら独自のカタカナ歌詞カードを制作してアレンジを施すという離れ技をも披露したという超人。1ステージ入魂が彼のポリシー。ほぼ一か月をかけて相当に集中しながら頭と喉に叩き込んだ模様。ただひたすらに真面目なナイスガイだ)。

よほどの自信とやる気と高度なテクニックが備わっていなければ、こんな無謀な決断は下せないでしょう。
超人だ。

まあ、いずれにしても、これで、またまたSTAのバリエーションの幅がグッと広がったよん!

 
ドラムスは急遽今年からSTAで叩くことになった若きサエグーだ(アキちゃん率いる東京事変のカヴァーバンド「マ・シェリ」の元メンバー)。
アキちゃんからの紹介で、即行受けてたってくれた。

彼、STAとは2か月連続でのジョイント。

それでも短期間でよくもまあ、あれだけの難攻不落で厄介極まりない変態すぎる((´∀`*))セットリストを覚えてきたものだ。
(自宅には練習用の電子ドラムセットがあり、YOU TUBEで見事なテクニックを拝見させてもらった)

あれを見てから内心では絶対に余裕の表情でやってくれるものだと、信頼はしていたけどね。

記憶力が抜群で呑み込みも早い。
機転もきくしセンスも光る。
パワーも衰え知らず。
「そうとう個人で鍛錬したんでしょう?」と尋ねてみたところ「真剣勝負!」と不敵な笑み。
案外、専門分野の活動から一旦距離を置いて、心身共にリフレッシュしたのが功を奏したのかもしれませんね。
とにもかくにも、頼もしい存在だ。
しばらくブランクがあったそうなんだけど、かえって新鮮に響いたことでしょう。
元々R&B系は大好きな男だけにね。
この日はサエグーのドラムの先生がご夫婦で見に来てくれたから、気合の入り方も半端ではなかったねえ。
平均年齢をグッと下げてくれたナイスガイ。

もう一人のニューフェイスはトロンボーン・プレイヤーのタカジュン。
小西さんのジャズバンドやエンちゃんのラテンバンドにも所属しているエネルギッシュな奴さ。
実は今年の1月STA企画ライブでの出演が決まっていて、1度だけスタジオリハした時点でコロナで延期になってしまったという悔しい経緯あり。
彼もやっとこさ先月にお披露目が叶った次第。
ここに辿り着くまでが滅茶苦茶に難産だった・・・・・。
でもねえ、ホーン隊中、一番積極的に意見を出してくれるのがタカジュン。
彼だと性格が明るいから嫌味にもならず、角が立たなくてドンドンと良い方向にまとまっていくんだから不思議と大助かり。
あれは、持って生まれた才能なんだね。羨ましい限り。
もちろん技術も知識も抜群で、サエグー同様に若い。
最近のSTAには心強き戦力が次々と加入してきた。

 
STAも相変わらず紆余曲折色々とありましたが、アッキーの加入で本格的なオーケストレーションサウンドやドラマチックなサウンドも盛り込み放題ですね。
時には掟破りのシンセブラスも炸裂。
たまにはマサが無茶ぶりするけれども、心の底から加入おめでとう、と叫びたいくらいだ!

ファニーはスタジオで思わず「やっぱりキーボードがいるといいもんだなあ」とつぶやいていたくらいだもん。

アッキーもこの味を体験したら、もはや病み付きになること請け合いさ。
もう 抜け出せないよん。

やる気満々だけに、大歓迎しますよ。STAの信者がまた一人増えた。

 そのアッキーもかなり馴染んできたSTAライブだ。

去年7月の小樽・浅草橋屋外イベントでは強烈な突風に見舞われてスコアが暴れまくり、エンちゃんを含めたホーン隊は半分もプレイに専念できなかっただけに、その反省も含めてそれ以降はリベンジだ、とばかりにライブの度に修正を加えて意気込んでいた!

室内だけに風の心配はいらないから、思う存分ライブに挑めるぞよ。


どいつもこいつも北海道音楽シーンの全てを見つめ続けてきた生き証人。

各自が培ってきた、ジャンルこそ違えど、酸いも甘いも噛み分けた大御所揃い。

さすがの超絶技巧派ゆえに短いリハーサル期間でも一切の不安要素なしで、一発目の音からエンジン全開でノリまくっています。

 
ざっとメンバーの詳細について触れてみますと・・・・マサ&サエグーがド迫力のロックリズムセクションとして鉄壁なる屋台骨を支える。
ズリーとストリッパーズを代表してゲストにツッツ(コーラスとパーカッションも兼務)。
いつもキャピキャピと元気一杯で、お久し振りのかたぼう。

グルーヴのカリスマご意見番は、クールガイのニシやん。

小樽音楽界隈での女ボスとして燦然と君臨しているミユキ嬢。

ムードメーカーで売れっ子の人気者タカジュン。実はミキティとは由緒あるオーケストラグループに所属しているのだ。

男顔負けのテクニシャンは、髪を切ってイメージチェンジをはかってきたキュートなアッキー嬢。
キーボードとコーラスを担当。

トランペット担当はラテン系フレイヴァーのマッキー(パーカッションとコーラスも兼任)、そして問答無用の巨匠ファニーという体制。

 
そうなのですよ・・・・

どいつもこいつも曲者揃いだけど、和気藹々と賑やかに進行しましたよ。

以前ならばSTAは大所帯の管楽器在籍バンドとしてミキサー泣かせでちょっとは名を馳せていたんだけど、本当にこの頃はホーン在籍の大型バンドが当たり前のように増えましたねえ。

STA結成時には、ほとんどそんなバンドはいなかったんだけどなあ。(今回STA以外のバンドではミラージュと彦プロ・ゼロのみだけど。ヘッドセットマイクも増えてきた)

それはそれとしてブラスロックというジャンルを冠しているだけに、STAは恥ずかしいライブはできませんよ。

皆が皆、一人2人分の働きで意気揚々と乗り切りました。

この辺が現在のSTAの、臨機応変なる強みでもあります。

1人1人が経験豊富なだけに、誰が指示したわけでもなく堂々たるステージングを展開。

開演と同時に練習不足なんて不安要素は、遥か彼方に消し飛んでしまいましたよ。

これもニューフェイス2人を含む、ホーン5管とアキ嬢のキーボードが大きな仕事をしてくれたおかげ。

それが大半を占めているのは誰が見ても明らかだ。

音楽に対し細部にわたって滅法うるさ型のある方でさえ「流動的な編成だという違和感が全くないほどの迫力!」と嬉しいコメントを述べていたほど。

もうこうなったらば期待に胸がワクワクときめくものです。

テンションマックス状態。

それはメンバー各自も同じ心境だっていうのだからこれまた面白い。

面倒なる垣根を軽く超越して、多方面の分野からSTAコンセプトに共感した奇跡の集合体がここに誕生したわけです。

さあ、どのような化学反応が勃発するか?!
予測不可能。

はたまたどこに魔物が現れるか?!(残念ながらやっぱり出現してしまったさ・・・その事件の概要は後ほどに)

そこがまた音楽の魅力でもありますね。

 

そして特筆すべき点は、ほぼ毎月のように「フレンズ・ライブ」を開催してきた彦ちゃん。

これだけの規模にて長年運営してきたのですから、理屈抜きに頭の下がる思いです。

いろいろと苦労も多かった事とは思いますが、未来のスーパー・スター登竜門としての輝かしい足跡を確実に刻み続けています。

今後も益々プロデュース・ワークに手腕を発揮してくださいね(今回もマサは盟友と会話を交わしまして、グッと親しみが湧いてきました!)。

 

実を言いますとSTAが初めてゴールドストーンの舞台を踏んだのは「北運河の夜」なのです。

ずっと出演したいと思っていたのですが、何のツテもないため、マサ自ら直接電話を入れての交渉。

その際に親切丁寧に対応してくれたのがカウンター嬢スタッフのオンちゃん。

彼女共、それ以来の付き合いです。

今回もその時の事をお互いに思い出し、感慨深くなっちゃいました。

でも実のところ、マサは「北運河の夜」はゴールドストーンが主催しているものと思い込んでいたのです。

サワケンくんが企画運営していると知ったのは、かなり後のこと。

まあ、初ゴールドストーンの時は、リハに管楽器は新人アルト・サックスの若い女の子のみ。

トランペットもトロンボーンも欠席。

彼女は1人で本番も吹くものと思い込んじゃったらしいです。

で、ライブ直前にトロンボーンが出演不可能となり2管編成で乗り切った・・・という苦いお披露目でした。

今となったらこれはこれで笑い話なのですが、その時は全くもって冴えないゴールドストーン・デビューでした・・・・。

それだけにゴールド・ストーンに賭ける気合の入れ方はメンバー一同、言葉で言い表せないほど気迫に満ちたものでした。

「リメンバー・ゴールド・ストーン!」を旗印に掲げたい心境だ。

決して人数に頼ってはいけない、という教訓を胸に刻み付けました。

量よりも質がモノをいう。

どうですか!このアクティブなるフットワーク。

 

このたびのライブイベントはジャパニーズ・フュージョン・カバーの「ミラージュ」を手始めに、ワイルドなるシンガーをフューチャーした「.J」から、ご存じビートルズ・カヴァーの「THE RICKNS」にベテランの「HIKOPRO ZERO」、そしてチャーのカバーで「ブルークラウド」、リンドヴァーグ・コピーの豪華絢爛「プレーン・クレイジー」、松田聖子の「パイナップル」とバリエーションも豊富。

女性プレイヤーが占める割合がめちゃ高く気恥ずかしくて、あまりコミュニケーションは取れなかったけど、こういう雰囲気も中々に悪くはないものだね。



****MEMBER****
MASA・・・B CHO
AKI・・・KB CHO
FUNNY・・・TP
KATABOH・・・AS
NISHIYAN・・・G
SAEGUE・・・DR
TAKAJUN・・・TB
MIYUKI・・・TS
MAKKEY・・・TP CHO PER
TSUTTSUE・・・VO PER CHO(SPECIAL GUEST!!)

****SET LIST****
1,INTRODUCTION・・・CHICAGO
2,SATURDAY IN THE PARK・・・CHICAGO
3,SOULMAN・・・SAM&DAVE
4,KNOCK ON WOOD・・・EDDIE FLOYD
5,UNCHAIN MY HEART・・・JOE COCKER
6,GET IT ON(黒い炎)・・・CHASE
7,25OR6TO4(長い夜)・・・CHICAGO

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kenny loggins(chicago)

2022-04-11 02:24:54 | CHICAGO
ケニー・ロギンスKenny Loggins)の名で活動するケネス・クラーク・ロギンスKenneth Clark Logginsアメリカ1980年代にヒットした。
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VOL,187 FRIENDS LIVE63 in GOLDSTONE(.J編)

2022-04-10 18:41:29 | Live Set List

****はい、本来ならばこのブログの主人公、
トリ前の我らがSAPPORO TRANSIT AUTHORITYのライブレポートの番ですが、それはのちほどゆっくりと記させていただきます。
それではこの日、一番ヘヴィーなサウンドを響かせていたオオトリが満を持しての登場!****

8、20:15~20:45

「.J」

お次に控えしは噂の超絶技巧派光速天才ギタリスト、イングヴェイJマルムスティーンをカヴァーする5人組・バンド。

これはマジで事件ですよ。

そのわけ?・・・だって私も30年ほど前にイングヴェイのカバーバンドを元気いっぱいにやっていた口なのですよ(笑)

このジャンルは大好物。

速弾きギタリストや様式美ヘヴィーメタルに関して語らせたら、けっこううるさい方なのです。

そうそう、このバンドを見るのは確か3度目のはずさ。

2018年3月11日(日)江別市民会館大ホール、そして去年の11月20日(土)STSA企画「リブレーション」白石区ピグスティ以来・・・・。

バンドメンバー間に20歳の年齢差があるのは、ここだけの話ということで内緒だよ・・・・((´∀`*))。

とにもかくにも、遂にゴールド・ストーンにおいて.Jが神秘のヴェールを脱ぐわけだ。

 

ここのメンバー達も顔なじみばかり。

編成は・・・・茶色の革ジャンを着込んだズマッチ(VO。黒髪のかつら以外はシャツ、ジーンズに至るまで真っ黒に統一してロッカー然としている。ベルトは茶、靴は赤。このウィッグはライブ日の直前に届いた品なんだそうだよ),マサキヨ(ギター。以前はフェンダー・ストラトキャスターのオレンジ・ボディにローズ指板を使用していたけれど、今回は淡いペパーミントグリーンボディカラー&メイプル指板仕様),ジルジャンの黒いTシャツ姿のセッキーはいつでも気合十分のナイスガイ(DR),久しぶりの再会はトミッチョ(B。フェンダー・プレシジョン・ベースの白ボディにローズ指板仕様。黒い布製フェンダーストラップを使用),キーボード&コーラス(ローランド06とヘッドセットマイクを装備)は紅一点のミキミキちゃんという布陣だ!

彼等は数多くのバンドでも活躍中の猛者たち。

マサキヨくんは、アンクルキャッツ(リーダーのフクさんも応援に駆け付けていた)、乙!帝國ゆるゆる団でも名を馳せていた男(オフ・ステージにおいての行動もイングヴェイにならっているのか単独行動でミステリアス。マサ同様に方向音痴らしく、駐車場で迷子になっていました・・・笑)。

トミッチョ&セッキー&ミキミキちゃんもブレイク・スルー他ここに書いていったら相当な行を必要とするほどのマルチぶり。

ミキミキちゃんは今年の2月、小樽・雪明りの路「運河プラザ」で遂にSTAで、なんとキーボード&コーラス担当で一緒にライブやっちゃったしね。

 追記・・・・本来のボーカル「リョゴ」くんは残念ながら仕事の関係でスケジュールの都合がつかず、急遽このバンドの初代メンバーだったズマッチがサポートとしてギリギリに駆けつけてくれましたよ。良かったなあ!
相当に燃費の悪い楽曲ばかりのバンドだからスタミナを蓄えておかないとね((´∀`*))
TOTOの素晴らしいカヴァーバンド「7TH ONE 」にも在籍中。

さて、このシンプルだけども、強烈にインパクトがあるアルファベットのバンド名はイングヴェイのミドル・ネーム。

こだわりどころは「ドット」が付いているところだね。

 

バンドからのメッセージ「マサキヨさんの為に結成されたバンドです。ボーカリスト、ズマッチとの2枚看板バンドです。」

徹底振りはそのルックスやコスチュームにも如実に反映されています。

まずは全員がカラフルなロン毛。

更には極上のへヴィー・メタリック・ファッションやサングラス姿に変身。

ステージに上がると、皆の顔つきや目つきまでもが変わってきちゃった。

ダメ押しとばかりにレギュラーグリップのセッキーは愛するコージー・パウエルにちなんで、リストバンド着用でツーバス連打で自己主張。

最も特筆すべきはミキミキちゃんのアミアミ悩殺sexyタイツ姿。

これには並みいる男性陣もやられちゃいました(最初に見かけたときにはどこのイケイケお姉ちゃんかと思って二度見しちゃったさ・・・・・(笑)。カラフルなロン毛以外はミニスカートも含めてブラック・ファッション)。

ライブ鑑賞に集中しようにも、チラチラと見ちゃったりして・・・・。目のやり場に困るんだけど実は大歓迎さ(笑)。
だってちょうど目線の位置なんだもん。

ミキミキちゃんもこの日を、すこぶる楽しみにしてきたそうですよ。

とにもかくにも血沸き肉踊る、ブリティッシュ・ロックが堂々再現されます。

とくと心してご覧あれ!

 

オープニングナンバーから戦慄が走った!

あろうことかアルカトラズのデビューアルバムから「アイランド・イン・ザ・サン」なんだもん。
本家もトップに収録されていた(PVも制作されたよ)

心憎いほどのセレクション!

ワールドワイドにイングヴェイの名前が轟き渡るきっかけともなったバンドでありお披露目ともなった曲さ。

実際アメリカに進出しての第一弾は、策士マーク・ヴァー二ーの勧めによって加入したライオンのマークエドワーズ(DR)、キールのロンキール(VO)が率いる「スティラー」だった。

でもローカルな活動で短命に終わったから、正真正銘の本格的なバンドはやはりアルカトラズから。

ここで初めてイングヴェイの才能はフルに発揮されたわけ(絶対的な自信家だけに多少やり過ぎだったけどね・・・ファンとしては大歓迎だったけど)

だからどの曲もクオリティが崇高。

で、この曲が極めつけ。

緊張感が充満している会場内にセッキーの秘密兵器「クリック」が不気味に鳴り響く中、タイミングを見計らってのカウント開始。

ミキミキちゃんによる荘厳なシンセサイザーの音色一発で、バッチリと掴みはオーケー。

随所に至るまでおいしいエッセンスがちりばめられているんだよ。

永遠の金字塔。

一気に爆発した瞬間だ。

こいつをここに持ってくるなんてとっても嬉しいよ。

贅沢すぎるくらいのサプライズ。

江別のライブでは取り上げていなかったもんね。

誰のリクエストなんだろうか?

やっぱりマサキヨ君かいな?

とにもかくにも、その貫禄たっぷりなプレイスタイルには感服だ。

前回見た時よりも数段の成長を見た。

特にミキミキちゃん。

正直な話、この手のジャンルは全く未知の世界だったそう。

だって普段は歌姫・八神純子さんに心酔しながらシットリと歌っている彼女だよ。

それがミニスカ、網ストッキング、派手なロン毛で爆音の中ハードに鍵盤を操作しているんだから大したものだ。

新しいシンセサイザーを購入して、めちゃくちゃに練習して腕を磨いたそうです。

御見それしました。

だらけたplayer連中、少しはミキミキちゃんを見習いたまえよ。

あ、ミキミキちゃんの贅沢すぎるほどのコーラスワークは申し分なし。

安定感抜群。
これ大事なところね。
試験に出るよ(笑)

おっとリーダーのセッキーもJpopやフュージョン界隈で長年ブイブイ言わせている男。

それがここでは重戦車のようなドラミングを、ドカドカと手数交えて展開しながら牽引しています。

信頼性が強大。

トミッチョはいぶし銀のうねりまくりランニングベースラインで火花を散らしまくる。

もうね、この1曲だけでそうとうにこのスペースが埋まってしまうよ。

ちょっとエキサイトしてきたものでね。

だって私はイングヴェイ初来日のアルカトラズを目撃したのですよ。

今でも鮮烈に焼き付いています。

場所は中野サンプラザ。

音源も映像も発売されている、あの超有名なライブ!

何から何までリッチー・ブラックモアしていたけど、日本人の琴線震わせるのには抜群にぴったりなギタリストだった。

私はそれからずっとイングヴェイのファンとして、数回ライブを見ています。

で、ズマッチのボーカル。

驚異のハイトーン炸裂。

はっきり言いましてライブにおけるグラハムボネットはパフォーマンスもボーカルも評判が悪い・・・(スタジオワークはメガトン・ヴォイスだけど。札幌にもジョー・リン・ターナーと営業ライブとしてZEPPに来ていたね)。

でもズマッチは申し分なし。

一体全体、どんな喉をしているんだい!?

羨ましいなあ。

はい、アルカトラズはこれのみ・・・・もう少しこのバンドの曲も増やしてね。

暑苦しいくらいに難攻不落の「ジェット・トウ・ジェット」が熱烈に一押しです。

実現した暁には狂喜乱舞確約。

 

「.Jです。

よろしくお願いします。

イングヴェイのカヴァーをやらせてもらっています。
あれ!?・・・・ここでしゃべってもいいのかな?
すみません、仕事で会場入りが遅れちゃいました。
本当ならばSTAの方がトリで良かったんじゃあないかなあ・・・・。

まあ、とりあえずがんばっていきますので盛り上がってください!

決してこのような格好をしているからって、お前等、いけ~!なんて言いませんよ(笑)。

じゃあ次の曲、いいですか?

飛ばしていきますよ!

よろしくお願いします・・・・・マザーレス・チャイルド!!(リリース当時賛否が分かれたアルバム・エクリプスより)」

過激なほどに襲い掛かってくるスピードチューンでスリリングな波状攻撃へとなだれ込み。

ズマッチの強靭なるシャウトは相変わらず伸びやかに冴えまくる。

魂の咆哮、素晴らしすぎる。

暗めながらもイングヴェイ史上最も優しく美しいメロディを湛える曲です。

セッキーは伝家の宝刀「ツイン・ペダル」でマシンガンキックを豪快に連打して応戦。

ますます攻撃的な輝きが増してきている。

マサキヨくんはバッキングのパートではズマッチに花道を譲り、いざ己の出番が到来すると水を得た魚のごとく中央フロントに躍り出てその鮮やかすぎるギターテクニックを目にもとまらぬ素早さで披露。

「どうだあ!」と言わんばかりの気迫が、ビンビンにこちらサイドにまで伝わってきます。

正確無比なるスィープピッキング、凶暴なグリッサンド、巧みなタッピング、お約束のアーミング奏法と強気すぎるくらいに自由自在。

イングヴェイ独特な故国スウエーデンの北欧系サウンドまでをも完全コピーしまくってるよ。

キラリと光る指癖までね。

まるでイングヴェイが憑依しているみたい。

どんなに速くピッキング、フィンガリングを重ねていても寸分の狂いなく、音の輪郭もクッキリしていてごまかしていないところなんかはさすが。

見ている分には不思議と簡単そうに見えるんだよね。

これがそこいらじゅうにゴロゴロと転がっている並みのギタリストにとっては至難の業。

練習したからといってやすやすとこの技術は体得できる代物ではありません。

嘘だとおもうならば一度チャレンジしてみたら!?

実践が一番です。

見るとやるとじゃあ大違いの好例。
メガトンヴォイスのズマッチはボーカル以外にもヘッドバンキングで煽ることを忘れない。

エンディングまでただひたすらに、テンションが極限状態。

一致団結、一切だれることもなくフィニッシュ。

観客たちは息を飲みながらも、我を忘れてその一挙手一投足に目が釘付け。

そして我に返ってから沸き起こる拍手の嵐。

 

「YEAH!!ありがとうございます。
熱くなってきました(そりゃあそうだろうよ)きっと何かが違うぞ・・・・。
激しい曲ばっかりで体力が続かない(そんなことないでしょうよ)・・・・・・CRYSTAL BALL」

これは名盤の誉れ高い1988年発表のアルバム「オデッセィ」からのセレクションだ。

この時期のイングヴェイは交通事故からの復帰直後だったけれども、カッコのよさでは群を抜いていたもんね。

まだ若くて痩せていて(!)独身で!

テクニック的には緻密さがラフになったと囁かれていたけど・・・・。

イントロのドラマティックでちょっとじらし気味なオーケストレーションを一手に担ってる、キーボードのミキミキちゃん。

ズマッチとのハーモニーだけでも責任重大なのにね。

受け持つパートがでっかいけど、やりがいのあることでしょう。

マサキヨくんはそれまでのイメージから一転して、哀愁のメロディを奏でる。

直後にはすぐ爆発するけどね。

それもこれも実力あってのモノダネです。

さてさて新境地の開拓だ。

これを知れただけでも有意義なる収穫ライブ。

体をちょっと斜に構えるポーズがズマッチのスタイル。

時折身を後方に反らして吠える突き抜けのボーカルは、単純にがなりたてるだけの雄たけび野郎どもとは一線を画す魅力をフルに発揮しています。

音程もふらつくことなくずっとパワー、エモーションを維持している。

よくもまあ喉を傷めないものだ。

普段からよほど慎重にケアをしているんだろうなあ。

喉はヴォーカリスト一番の命だもんなあ。

正真正銘、骨の髄まで生粋のヴォーカリストなのだ。

 

アフロヘアのズマッチによるMC「ありがとうございます。

こういう曲なんですよ。
今日は3月だよね。
それではちょっと告知をさせてください。
4月17日の日曜日にジッピーホールで、.Jまたこのメンバーでライブ出演します。
中々にレアな顔ぶれなのでよろしくお願いいたします。」

ミキミキちゃんにMCバトンタッチ。

「今日はサポートとしてズマッチにお願いしたら快く駆けつけてくれました。」
ズマッチ
「何かね、無責任だけど、ここだけの話無茶苦茶に楽しいのさ((´∀`*))
手伝いだから責任もなくて気楽だしね。
で、もう一発告知をぶち込んでもいい?」
「はい!」
「私事ではありますが、神楽坂という手打ち蕎麦屋の大将をやっています。
ここではこんなナリをしているけれども、店ではつまらない奴なのです((´∀`*))
あっと・・・・次の曲では俺、休みだね」
ミキミキ
「じゃあ、踊っていてください。
次は我々一生懸命に練習を積み重ねてきたあれです。
イングヴェイの中でも飛びっきりに難易度強のやつをぶちかましたいと思います。
難曲です・・・・北極ではありません((´∀`*))

インストで皆さんの耳と目に焼き付けます・・・・・FAR BEYOND THE SUN」

遂に様式美のお手本が出た!

やっぱりこの場面ではこいつが決定打。

ステージの頂点に達した感あり。

泣く子も失禁しまくりのクラシカル要素ふんだんに導入した、緊張感マックスの完成度を誇る至上のアンセム。

縦横無尽に天空を舞うギター。

呆気に取られて言葉を失う、目まぐるしきバトル・プレイの応酬。

ギター、キーボード、ギター、キーボードと交互に白熱のソロ大会。

カリスマ・マサキヨくんと対等に渡り合うミキミキちゃんの神々しきことよ。

特筆すべき点をもう一つ。

実はアルバムにおいてのベースはイングヴェイ自身がプレイしている。

だから当たり前にノーマルな弾き方なんてやらない。

ギター並みの速弾きをあのベースで楽々スムーズにこなしちゃうんだから。

天才のやることは半端ない。

はっきりと申しましてベーシスト泣かせです。

一時イングヴェイバンドに在籍していた、敬愛するルディ・サーゾさんだってそう言っていたんだからよほどだ。

トミチョ、ご苦労様です。

もろグルーヴィーで忠実に刺激的だったよん。

レッドゾーンを振り切るほどの緊迫感。

目と耳で追うのも大変な作業だ。

照明を担当しているスタッフも、派手にサイケデリックなライトを点滅させて更なる効果演出を図る。

若き頃、私もこの曲を演奏していたから、痛いほどによく理解できるよ。

しかしこの曲って、何度演奏しても不思議と飽きがこないんだよね。

複雑なる構築美の妙が癖になって病みつき状態に陥ってしまう。

息つくシマも与えないとはこのことさ。

ここでも、会場中からものすごい歓声が彼らに贈られた。

とっても満足気な表情を浮かべている。

これこそライブの醍醐味と一体感。

 

「イエイ~!

けっこう俺も昔は練習したんだけど無理だったさ(笑)。

できなかったよ。

どうだ!参ったか!!って・・・ここお前が言うなよ!と突っ込むところ(笑)
環境がいいから気持ちがいいでしょう。

いつも思うんだけど、シンプルにただひとこと、はたで見ていても彼らはすごい!

特別に拘りのある曲なのですよ。

情熱のギタリスト・マサキヨくんがどうしてもやりたくて、メンバー達に嫌がられながら、それでも達成しました。

繰り返しがない構成だからけっこう難しい・・・。

間違えてもごまかしがきかない。

頑張って取り上げました。

さあ、フラフラするよ~~~・・・。
もう一息、頑張っていきましょう!!
よし、ここからまたひじょうに申し訳ありませんけど、何を言われても歌が入りますから((´∀`*))・・・・・NOW IS THE TIME」

こちらもアルバム「オデッセイ」からの煌びやかで明るいタフなロックンロール。

レインボー、ディープ・パープルに在籍していた名シンガー、ジョー・リン・ターナーとのコンビネーションが生み出した爽やかでキャッチーな融合(イングヴェイが17歳の時に原曲が完成したそうです)。

曲づくり中に意識していたのか、していないのか微妙に序盤がボンジョヴィっぽい。

しかし、程よくバランスのとれた親しみやすいマニアックかつポップな選曲が秀逸だね。

轟音のように流れる例の印象的なバロック調イントロから、すでに威風堂々としていて強烈。

ミキミキちゃんによる、壮大なるパイプオルガン風のバッハ・アレンジが冴え渡っていますよ。
それに連動するかのように、上手上方からスモークがモクモクと漂いながら吹き出してきていやが上にも臨場感が増してきた。

エッジのかかったバラエティな一体感には震えがきちゃう。

セッキーとトミチョによる安定感抜群で絶妙なリズムコンビネーションの賜物だよ。

マサキヨくんのイングヴェイに対する崇拝度は、計り知れないものがあります。

あのやや崩し気味に荒々しくプレイするスタイルまでをも、なりきって黙々とピッキング。

弾丸のごとくほとばしる、装飾フレーズでふやけきった俗世間を一刀両断にノックアウト。

ここでまずはじっくりと、 ミディアムテンポながら後方よりドラマティックな演出効果を狙う。

大股開きで堂々たるポーズを決めまくるジョー・リン・ターナー役ズマッチによるブリッジ部分、哀愁の温かみあるシャウターっぷりも、なかなか板に付いてきたね(写真参照)。

マサキヨくんとのブルージーな駆け引きや、ブリッジでキラキラと発するキーボードもスリリング。

これらが私の素直な感想です。

語り出したらキリがないんだからもう(爆笑)。
会場のあちこちから感嘆のため息が漏れ聞こえてくる・・・・。

ズマッチがウィッグを指さしながら・・・・
「これを新調しました。
一昨日、アマゾンから届いたばかりなんだよ。
でもねえ、抜け毛がひどくて歌っていると口に入ってくる・・・・。
こういうのって何かお手入れとかしなきゃあいけないの??
それでは今日はありがとうございました。
最後の曲です・・・・
1番激しいかな!?
ちょっと唾が飛ぶと思うから、このご時世だけに前の方たちは気を付けてください(笑)
ノリノリで、声が出なくなっても行きますので・・・・NEVER DIE!」

アルバム「ザ・セブンス・サイン」からの至宝ナンバー。
イントロでは焦らし気味のギターによる荘厳なるソロで、格式高い.Jワールドへと誘ってゆく。

このオリジナルではボーカリストに元ラウドネスのマイク・ヴェセーラを迎え入れてレコーディングしています。

だから多少ワイルドな仕上がりなのですが、ズマッチはモニター・スピーカーに右足を乗せて器用に歌い分けているので全くもって違和感なし。

キーボードの女魔術師、はたまた女ジョン・ロードかキース・エマーソンことミキミキちゃんは、まっこうからマサキヨくんのインタープレイを受けて立つ。

マサキヨくんのフレットボードには、スキャロップド加工は施しておりませんが、しっかりとセンター・ピックアップは沈めております。

しかし指の動きが見えないほどの、凄まじきフィンガリング。

ストレッチを万全に行っていないと腱鞘炎になりかねない。

気の遠くなるほどの鍛錬を積み重ねた成果なんだろうね。

努力は決して裏切らない。

努力なくして栄光の日は永遠に訪れない。

石の上にも3年。

立派だ、心底敬服しちゃうよ。
脱帽だ。

「どうもありがとうございました。.Jでした!」

一回りも二回りもビッグになって、バッチリと締めくくりの完全燃焼。

入れ替わるように、主催者の彦ちゃんが上手の袖から現れてマイクを手にご挨拶。
「コロナも徐々に収まりつつあって、どうにかこうにか今回もライブを開催することができました。
音楽のイベントがずっと自粛続きだと、精神的に何となく気落ちしてきますよね。
音楽は我々にとって最も大切なもの。
音楽が最高のワクチンだ。
ミュージシャンはこれで元気になるんですよ。
フレンズライブは来月も開催します。
5月22日ソリッドにてヘヴィーメタルをやりますので。
もう、ジャンルは何でもやりますよ。
6月には厚別屋外広場でのライブも予定しています」


 ***~~~ハイ!ライブ・レポート.Jはこれにて終了。

え!?STAは??・・・・ご安心ください。この次ですよ・・・・和気あいあいのレポートはまだまだ続きます~!(笑)

ぜひとも応援よろしくね。

ガンガンに盛り上がっていきましょう!!***
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