世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

身に危険が迫ったとき

2011年12月01日 | 
こんなトラブル続きの旅も珍しい。


昨夜はちょっと危なかった。




一歩間違えば



このブログを


更新することはできなかっただろう。








ナイトマーケットで食事を済ませてホテルに帰るために


流しのトゥクトゥクを拾った。




ホテルの名前を告げると



ドライバーは

OKと言って走り出すと



いきなり方向を反対に変えた。




「ホテルは逆だよ」


とボクが告げると




「わかってる。


その先で曲がるから」


とドンドン逆方向へ突き進む。



「逆だ、引き返せ」


というと


「OK,OK そこから曲がるから」


と言って左の道に入った。




「STOP!!」 


ボクは大声で怒鳴った。



道は細く


その先は真っ暗闇だ。





このまま行けば


襲われると



確信した。



100%間違いなく。






この手は以前にも経験したことがある。



ドライバーは


止まった。




「OK,ここで降りる」


「金を払え」



「ふざけんじゃない、


金が欲しけりゃ


元の位置まで引き返せ」





彼は素直に応じたかに見えた。


ボクは再び彼のトゥクトゥクに乗った。





確かに彼は元来た道を引き返しだした。



ところが




また途中から右折して


暗がりのほうへ進みだした。




「Hey,Stop the bike」


ボクはまた大声で叫んだ。



彼はまた素直に止まった。




「違う、引き返せ」


とボクがいうと



「もうここで降りろ、


金は要らない」



と言って



一旦闇のほうへ進んでいった。




ボクは


歩いて引き返しながら



後ろを振り返った。




すると


ドライバーが


またU-ターンしてこちらに迫ってくる。




ボクをひき殺そうとでもするかのような勢いだ。




ボクは


立ち止まって身構えた。




ファイティングポーズのボクを見ると



直前で角を折れて走り去っていった。






たぶん


あのまま彼に乗せられて



暗がりの道を進んでいったら


仲間が待っているところで、



身ぐるみ剥がされたかもしれない。




抵抗すれば


命の危険さえあったかも。








インドと


ハワイでも



似たような経験がある。







シエムリアップは


観光の町だ。




世界中から


アンコールワットを訪れる観光客が



留まる素敵な町だ。









人通りのあるところまで出ると



ボクは


別の


善良そうなドラバーに行先を告げた。





そして


今あったことを話した。




「たまにいるんだよね、


そういう悪い奴が。」




彼は残念そうに言った。

Comment (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11月30日(水)のつぶやき

2011年12月01日 | 結婚
10:12 from gooBlog production
のっけからトラブル続き  これが旅の醍醐味 http://t.co/sbyknTcZ
12:38 from Hatena
“ビッグ・トラブル発生 - かじえいせい(Tabist))の「旅が人生の大切なことを教えてくれた」ー"Back to the Forward"- ” http://t.co/8GJzrjmP
16:56 from mixi ボイス
これから、ハノイからシエムリアップ(カンボジア)へ向かいます。
by asaykaji on Twitter
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする