世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

3人の子供たちに告ぐ

2011年12月12日 | 人生
そもそもこのブログは、


表題の通り、



遠く離れて暮らす


3人の子供たちに当てて書いている。






だから


今のうちに


言っておきたいことがある。








残す財産もなければ、


預金もない。






ただ




こうしてブログを書き連ねているのは



これを君たちの手で


本にして欲しいからだ。





三人の共著でもいい。






そして



世界的ベストセラーの本にして





印税を受け取ってほしい。




それが



唯一のオヤジの遺産だ。







意図するところは



魚を分け与えるのではなく、


魚の釣り方を学んでほしいということだ。




わずかな魚を分け与えたところで


すぐに無くなってしまうから。








だから


君たちの




才能で



掴み取ってくれ。






君たちには



それができる。





そう信じている。




確信している。






そう


育てて




いや、




そう接してきたつもりだ。






それにより



君たちは




巨額の印税を手にするだろう。






だが



その使い道を誤ってはいけない。




お金で身を滅ぼしてはいけない。






お金は



人のため、


社会のために使うものだということは





知っているはずだ。







それから





3人仲良く、



暮らしてほしい。




少なくとも




いがみ合わないでほしい。





それだけは



絶対



約束してほしい。













遺骨は


阿蘇の火口に撒いてくれ。




これがお父さんの



最後の我がままだ。







小さなときから


阿蘇を見て育ち、



阿蘇から勇気をもらい、




阿蘇の大草原を馬で走り、




子供のように


夢を追いかけ続けながら




阿蘇のふもとで暮らしてきた。








大好きな阿蘇の山は






ときには


穏やかに白煙を上げ


ときには



爆発を起こし、



エメラルド色の水をたたえる。








噴煙は、


そこへ行かなくても




遠くから眺めることもできるはずだ。





噴煙が見えたら






そっと


手を合わせておくれ。



自分の心に。









間違っても


イイ親父だったとか、


素晴らしい父親だった等とは言わないで欲しい。





バカで我がままな親父だったといってくれ。


本当に


そうなのだから。








君たちを誇りに思っている。



そして





愛している。








だから



素晴らしい君たちを生んでくれた



お母さんたちにも



心から感謝している。




よくぞ


こんな男と結婚してくれたし。







そして





さりげなく


離れて行ってくれた。





そうすることが


ボクのためだと知っていたかのように。








ありがとう


子供たち、


お母さんたち、





そして

友人、


仲間、


同僚、


知人、





ボクと関わってくれたすべての人たちに


感謝している。






本当に

ありがとう。




そして


さようなら。