世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

グレイドアップ

2013年09月04日 | ライフスタイル
ダーウィンの進化論を待つまでもなく、

変化に対応して進化し続けなければ生き残れないことは再三述べている。


それは、つまり人生、日々グレイドアップしなければならないということだ。


しかも、僅かな投資でグレイドアップする必要がある、何事も。




ちょっと意味は違うかもしれないが

昨日、2度のグレイドアップを行った。



一度目は、ハノイまでの飛行機をエコノミーからビジネスへグライドアップしたことだ。


これは、ベトナム航空からオファーが来て格安でグレイドアップしませんかというものであった。


いつもは、最格安のフライトを探して、経由便で行っていた。

台北経由のチャイナや香港経由のキャセイなど。


それはそれでよかったが、

ベトナム国内移動やカンボジア、マレーシアといった近隣諸国へはよくベトナムエアーを使った。


そのおかげで、今回直行便でありながら経由便以上の最安値を出してくれたのだ。




だが、チェックイン・カウンターで意外に手こずった。

インターネット上でのやりとりだったのでエコノミーのままになっているというのだ。


こういうことはよくあることだ。


34ドル(往復)でビジネスにグレイドアップしてもらってるはずだと主張した。


そして、ビジネスクラスの席は空いてないのかと聞いた。

空いているという。


じゃあ、ビジネスにしておいてくれ、と笑いながら言ってみた。

チェックインカウンターは、JALとの共同のためベトナム人はいない。


そうこうやり取りしていると、上司の男性が出てきて

お客様は「機内のみのビジネス扱い」になっておりますと、訳の分からないことを言いだした。


つまりビジネス席に座れるということだ。

じゃあ、それで結構じゃないか、と答えた。


ただし、優先搭乗はできるものの、

荷物の優先取り出しは致しかねます、とのこと。


そんなの別に構わない。


待合ラウンジは使えるんでしょ?と一応聞いてみた。

すると、ラウンジは使えません、とにべもない。

あくまでも「機内のみでのビジネス扱い」となりますと言い張る。


へー、そんなのあるんですかァ、と苦笑気味に尋ねた。

はい、ございます。


まあ、どうでもいいや、とにかくビジネスなんでしょ!



というわけで、交渉約10分で成立。

出国を済ませると、ボクは迷わずラウンジへ。


ラウンジのカウンター嬢は、にっこり笑ってどうぞ、と中へ入れてくれた。

ボーディングパスに「機内のみ」などという記載はない。







さてここで一つ、旅のアドバイス。


ボクが初めてビジネスクラスに乗ったのは、

世界一周の途上、ケニアのナイロビで一万円アップで日本までのビジネス航空券が買えることを知った時だった。


ストップオーバーを使ってインド、モルジブ、ネパール、タイ、香港、そして成田と

オール、ビジネスクラスで乗り継いだ。


これが最初だった。

そしてビジネスクラス癖がついてしまった。



とはいえ、通常では格安航空代の倍はかかる代物。

そうや安安と乗れるものではなかった。



その後は、オーバーブッキングでロスに行く時と

JICAでベトナムに来た時に乗せてもらっただけであった。



いつしか、自分のポケットでビジネスクラスに乗れることが憧れとなっていた。



ただ、ラウンジではスナックや飲み物が全て無料なので

ここでしこたま腹ごしらえをしてしまうと


機内に案内されてからのフルコースの食事が喉に通らない。

アルコールも然り。


誰かさんのように、機内に入る前に既にラウンジで酔っ払い状態では

フライトアテンダントン嫌われてしまう。


だから、いつもコーヒーとおつまみ程度に抑える。


旅の法則1.

ラウンジではあまり欲張って飲んだり食ったりしてはいけない。





ところで優先搭乗したあとは、離陸前から飲み物のサービスがある。



ゆったりとした席でシャンペンをすするのはまた格別だ。


おまけにアメニティやお土産までもらえちゃう。




フルコースの食事を食べ終わると、

2時間ほど熟睡した。


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空港からタクシーに乗り込むと、いつもと様子が違う。

タクシー乗り場にいつもいるはずの案内人がいない。



旅の鉄則その2.

外国でタクシーに乗るときは、必ず先に料金を確かめなければならない。


3年ほど前から、案内人(指導員)がいて、白タクを非除してた。

おかげで、客引きや法外なタクシー代をぼったくられずに済んだ。


ところが、指導員がいないことをいいことに

タクシーの運ちゃんは、$30という。


You kiddng me?(バカにすんじゃないよ!)

倍近い値段を言う。


OK,荷物を下ろせ、別のタクシーを拾うから。


そう言うと、悪かったとばかり握手を求めてきた。

$17で交渉成立。




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ホテルについてさらに交渉は続く。


あらかじめネットで予約しておいたのは、

最安値の$16、スタンダードの部屋だ。


狭くて窓がないことはわかっていた。

そこでグレイドアップを求める。


窓つきは$5、バルコニー付きのスーペリアーは$10アップだという。

$26(朝食付き)で最高の部屋を確保できた。





旅の鉄則3.

ホテルは部屋を見てから決める。




さて、そんなこんなで、やっとホテルで一くつろぎ。

ネットを繋ぎ、連絡事項を済ませると2時間ほど仮眠。



夜になって我がショップへ顔を出す。




ナント、こちらもグレードアップしているではないか。

店の名前”PIRATES"にふさわしく模様替え。




オリジナルのT-シャツまでこしらえてあった。

スタッフも変わらず健在だ。


にこやかに迎えてくれた。


まずは、無難に初日を終えた。