1960年代から70年前半、
日本がテロリスト国家であり、
ボクもささやかながらその一端に組していた。
艱難辛苦の末念願の大学に合格したボクは
早くも大学のあり方に失望していた。
そうした状態のボクをオルグして洗脳するにはいとも簡単だっただろう。
過激な行動は社会への不満から端を発する。
あるいは個人的怨恨、嫉妬など。
世直し、悪魔の退治。
往々にして、それが正義だと思い込む。
当時のボクもそうだった。
エジプトで活動していたころ
仲間もみんなテロリストとして世界へ散っていった。
約40年前、高校の友人だったY0.T.はこともあろうか日航機を乗っ取り北朝鮮へと亡命した。
俗に言う「よど号ハイジャック事件」だ。
一歩間違えば、ボクが乗っていたかもしれない。
そしてその2年後には、同郷の出身者K.O.がイスラエルのテルアビブの空港で
乱射事件を起こし26人を殺害している。(日本赤軍)
なんと、先日起こったフランスの雑誌社、シャルリー・エブド襲撃事件の倍以上の人が殺されているのだ。
その 2年後にも日本の武装過激派はクェートで大使館を占拠、
丸の内のビジネス街では、爆弾で何人もの罪無き人を殺害した(東アジア反日武装戦線)。
この時、ボクは現場のビルの中にいたが、九死に一生を得た。
さらにはダッカでもハイジャック事件を起こし、身代金と人質釈放を要求している。
当時は日本国内はもちろん、世界各地で日本人がテロを起こし、
日本は歴としたテロ国家だったのだ。
当局にマークされていた(?)ボクは
日本にいれなくなってキューバへの亡命を企てた。
そんな時代が日本にもあったし、
ボクの青春時代の一ページでもあった。
それもこれも社会に不満を持ち、
革命によって理想の世界を作るという正義漢に燃えていればのことだった。
一歩間違えば、
ボクは北朝鮮にいたかもしれないし、
キューバで暮らしていたかもしれない。
はたまた、丸の内の三菱ビル爆破事件で命を落とすか、
総合商社を辞めずに働いていたら、
ニューヨークのワールドトレードセンターでテロの餌食になっていただろう。
世界一周の途上、
モロッコでイスラム教徒の強漢に襲われ、ナイフで刺された。
あれはラマダーンの時期だった。
いま生きているのが不思議なくらいだ。
人生に、たら・ればは禁物だが、今思えばゾッとする。
ISISが世界中に脅威をふるう状況を見てふと当時の自分を思い出してしまった。
なぜ、世界中の一部の若者が彼らに組するのか。
理由は案外そんなところにあるものだ。
日本がテロリスト国家であり、
ボクもささやかながらその一端に組していた。
艱難辛苦の末念願の大学に合格したボクは
早くも大学のあり方に失望していた。
そうした状態のボクをオルグして洗脳するにはいとも簡単だっただろう。
過激な行動は社会への不満から端を発する。
あるいは個人的怨恨、嫉妬など。
世直し、悪魔の退治。
往々にして、それが正義だと思い込む。
当時のボクもそうだった。
エジプトで活動していたころ
仲間もみんなテロリストとして世界へ散っていった。
約40年前、高校の友人だったY0.T.はこともあろうか日航機を乗っ取り北朝鮮へと亡命した。
俗に言う「よど号ハイジャック事件」だ。
一歩間違えば、ボクが乗っていたかもしれない。
そしてその2年後には、同郷の出身者K.O.がイスラエルのテルアビブの空港で
乱射事件を起こし26人を殺害している。(日本赤軍)
なんと、先日起こったフランスの雑誌社、シャルリー・エブド襲撃事件の倍以上の人が殺されているのだ。
その 2年後にも日本の武装過激派はクェートで大使館を占拠、
丸の内のビジネス街では、爆弾で何人もの罪無き人を殺害した(東アジア反日武装戦線)。
この時、ボクは現場のビルの中にいたが、九死に一生を得た。
さらにはダッカでもハイジャック事件を起こし、身代金と人質釈放を要求している。
当時は日本国内はもちろん、世界各地で日本人がテロを起こし、
日本は歴としたテロ国家だったのだ。
当局にマークされていた(?)ボクは
日本にいれなくなってキューバへの亡命を企てた。
そんな時代が日本にもあったし、
ボクの青春時代の一ページでもあった。
それもこれも社会に不満を持ち、
革命によって理想の世界を作るという正義漢に燃えていればのことだった。
一歩間違えば、
ボクは北朝鮮にいたかもしれないし、
キューバで暮らしていたかもしれない。
はたまた、丸の内の三菱ビル爆破事件で命を落とすか、
総合商社を辞めずに働いていたら、
ニューヨークのワールドトレードセンターでテロの餌食になっていただろう。
世界一周の途上、
モロッコでイスラム教徒の強漢に襲われ、ナイフで刺された。
あれはラマダーンの時期だった。
いま生きているのが不思議なくらいだ。
人生に、たら・ればは禁物だが、今思えばゾッとする。
ISISが世界中に脅威をふるう状況を見てふと当時の自分を思い出してしまった。
なぜ、世界中の一部の若者が彼らに組するのか。
理由は案外そんなところにあるものだ。