世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

旅力 (りょりょく)

2015年05月18日 | 100の力
人生の大半を旅につぎ込んできた。

時間もお金も、頭脳も体力も。

それは今も続いている。


それは自分にとってそれだけの価値があると思うからだ。

もちろん、犠牲にしてきたものも多い。

だが、それには代えがたいプライスレスの意味合いを持つ。



あるレポートによれば、

『旅の力』について、5つの効果・効用があるといわれている。


① 『文化の力』

色々な国や地域の歴史、自然、伝統、芸能、景観、生活などについて学び楽しみつつ、

それらの発掘・育成・保存・振興に寄与できる。


② 『交流の力』

国際あるいは地域間における相互理解、友好の促進を通じ、

安全で平和な社会の実現に貢献できる。


③ 『経済の力』

旅行・観光産業の発展による雇用の拡大、地域や国の振興、貧困の削減、環境の整備・保全など、

幅広い貢献ができる。


④ 『健康の力』

日常からの離脱による新たな刺激や感動、遊・快・楽・癒しなどを通じ、

からだやこころの活力を得、再創造へのエネルギーを充たす。


⑤ 『教育の力』

旅による自然や人とのふれあいを通し、異文化への理解、やさしさや思いやり、家族の絆を深めるなど、

人間形成の機会を広げる。


こう見ると、旅は一般的に貢献する力を持つ。

自己研鑽することで、外部に好影響を与える。


旅の意味は何といってもサバイバル力にあると思う。

旅力がつくと、どこへ行っても生きていける。

おかげで、いつも居場所が定まらないという副作用を伴うが。


いわゆる生きる力、人生力がつく。

生き抜くためのあらゆる力、総合人生力というやつだ。


旅の途上では、特にその場その場の対応力が求められる。

それを俗に、

『かじ場の旅力(たびぢから)』 という(言わないか!?)


とっさの判断、決断力。

臨機応変に環境の変化に適応しなければならない。

予定はあってないようなものだ。


一瞬の判断ミスが命取りになることもしばしば。


      ビールがあれば生きていける?


それに、何があっても生き抜こうとする粘り強さが身につく。

諦めたら終りだ。


それがビジネスの中にも生きてくる。

考える、工夫する、実行する。

失敗したら、また考えて工夫してやりなおす。

人生もその繰り返しだ。



余談だが、

膂力(りょりょく)という言葉がある。

いわゆる筋力をさす。


月の上に旅と書く。

旅で月を重ねれば筋力がつくというのだろうか。

金力のほうは相変わらずおぼつかないが。