3年ぶりの海外の旅に選んだのは、
やっぱり、ベトナムだった。
ヨーロッパ、とくにスペイン、
または、中南米、カリブの国のどこか
もしくは、アジアの中のインドでも
良かったのかもしれない。
だが、
総合的に判断して、
やっぱりベトナム一ヵ国に絞った。
15日間、北から南まで
ひたすらベトナムだけを歩き回った。
いつも15日間にするのは
ノービザの期間だからだ。
渡越歴60回のボクが経験したベトナムを
今回の旅で
余すところなく描き記す。
ベトナムの魅力は
何といっても
「若さ」とその「エネルギー」である。
そこには、
夢があり、希望がある。
自信に満ちている。
それは、
今の日本が失ったものすべてなのだ。
だから、
その「若さ」と「エネルギー」を戴くためにベトナムに渡った。
昭和30年代(1950~60年代)、
日本は、まさに今のベトナムそのものだった。
戦後、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長していった。
その成長ぶりには、
世界中が目を見張った。
70年、80年代は、
陰りは見られたものの
その勢いのまま経済成長を続けたが、
浮かれすぎて
とうとう90年代に失速するのである。
そしてそのまま
再浮上することなく
失われた30年となり、
少子高齢化と相まって
いまだ下降の一途を辿っている。
これから、どうすれば日本に
真の繁栄をもたらすことが出来るのか?
そのヒントはベトナムにあった!?