世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

寝息

2018年12月03日 | 100の力
師走にしては、

外はまるで春先のような暖かい雨が降っている。



雨に濡れた山茶花がひときわ美しい。






ベッドの上のトップライトに打ち付ける雨の音が

ショパンを奏でる。


彼女は、ボクの胸に顔をうずめながら言う。


「あなたといると、とても安心できるわ。

いつもこうして大きな胸で私を包んでくるから」


「うん、そうだよ」

ボクは彼女の柔らかい胸を強く引き寄せた。


「でもね、」

彼女も、ボクにしっかりとしがみついたまま、

何か言いあぐねている。


ボクは彼女の長い髪を指で弄びながら

次の言葉を待った。


彼女はためらいがちに言葉をつないだ。

「ときどき不安になるの」


「どうして?」

ボクは聞き返す。


「だって、いついなくなるかわからないんだもの。

あなたは、タビストでしょ」


「ははは、だったら」

とボクは笑って答えた。


「ボクがどこへ行こうが、

ついてくればいいじゃない。

たとえ世界の果てまでだって、

君を連れていくよ。


そしたらいつも一緒にいれるじゃないか。

だから、安心していいんだよ。

いつだって一緒だよ」


いつのまにか彼女は

ボクの腕の中で甘い寝息を立てていた。


「なんだ、聞いていないのか」


ボクは彼女の髪をやさしく撫で、

そっとおでこにキスをした。


「ずっと君といるよ」

















ジジバカ

2018年12月02日 | 100の力
孫娘(7歳)がプロを目指す。


大阪(豊中)に住む娘(長女)一家は、

一年ほど前からアイススケートを習っている。


10月、

大阪の難波スケートリンクに一緒に行った。


     (長女と三人の孫たち)

朝早く起きて一家で出かける。

楽しそうだった。




今月からプロコースに転向し、

週二回のペースで通うことになった。


もちろん、目指すはオリンピックだろう。

12年後? 16年後?

そして数々の世界大会。


夢はでっかく!

(日本のフィギアのレベルは世界一だからね)


ボクも、世界中に応援に行く楽しみが出来た。


子どもの夢を応援し、叶えるためには、

好きをどんどん伸ばしてやることだ。



実は、ボクも中学から

アイススケートに凝った時期があった。

(スピードスケートだったが)

これもDNAかもしれない。




ボクの息子は高三(16歳)でカリフォルニアに渡った。


そして、ボクの次女は、

小学からバレエの道に入った。

(ちょうどこの孫娘と同じ年だ)


次女は、イギリス留学を経て、

高校卒業と同時に、

ニューヨークへのブロードウェイへと向かった。


今その光景がデジャブになって襲っってきた。



孫たちのお父さん(娘婿)はアメリカ人。


だからこの孫娘には、

半分アメリカの血と、

天性の明るさと、

抜群の運動神経がある。


これから、海外遠征もあるだろう。


グローバルに生きる子どもたちや、

孫たちの姿を見るのは楽しい。


大きな夢がまた一つ増えた。



親も大変だ。

週二回の送り迎え。

費用もかなり掛かるだろう。

応援しなきゃ。


ジージもがんばんなきゃね。

ステージママならぬ、

リンクジジイになるかも。


夢と張り合いをくれた、子どもや孫に感謝。

今じっくり幸せを噛みしめる。


子供同様、

過度な期待はしないが、

苦境に立った時

力になれる存在でありたい。








デスペレート ライフ

2018年12月01日 | 100の力
また昨日も、ハチャメチャな日だった。


付き合うならトコトン、がモットー。


参画型読書会「ブックル」の忘年会(オフ会)があった。




そして、

二次会、三次会と流れる。


当然、飲むことを見越して、

事前に街中のゲストハウスにチェックイン。


       (ここでも執筆を欠かさない)


朝5時まで、飲んで歌って大いに盛り上がる。




ゲストハウスのに二段ベッドにそっともぐりこむ。




今朝起きれば、同室にはメキシコ人。


      (寝ぼけ眼で)

久々のスペイン語会話。


彼は、

一か月日本を旅してまわっている。

そして、

福岡に向けて旅立って行った。