カンボジア経済

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プノンペンの不動産価格は堅調

2014年03月07日 | 経済
 地場の大手不動産会社V TRUST社が昨年第4四半期(10月~12月)に実施したプノンペンの不動産価格についての調査結果が3月3日に発表されました。調査によりますと、プノンペンの平均地価は1440ドル/平方メートルですが、最低価格のセンソク区ポンヘアンポンの10ドルから、最高のチャムカーモン区ボンケンコンIの5900ドルまで場所により大きな違いがあります。
 高い方では、セントラルマーケットのあるダウンペン区(平均3628ドル/平方メートル:最低1042ドル/平方メートル~最高5830ドル/平方メートル)、オルセーマーケット周辺のプラムピマカラ区(平均2700ドル:1010ドル~5150ドル)、ボンケンコン地区を含むチャムカーモン区(平均2360ドル:1010ドル~5900ドル)、北西部の新興住宅街のトゥールコック区(平均2260ドル:1000ドル~5340ドル)等でした。安い方では、南西部郊外のダンカオ区(平均160ドル:20ドル~920ドル)、プーセンチェイ区(平均270ドル:20ドル~1810ドル)等でした。
 プノンペンの不動産価格は、2008年までミニバブルと言われる状況で大幅に上昇しましたが、2008年のリーマンショックを機に大きく下げに転じ、2011年まで下げ続けました。2011年~2012年に底を打ち、2012年~2013年には若干の上昇傾向にあります。不動産業界、不動産向け融資を行っている銀行業界では、今後の不動産価格の緩やかな上昇傾向を期待しています。


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