カンボジア経済

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2014年1月の物価上昇率

2014年03月18日 | 経済
 国家統計庁から発表された2014年1月の物価上昇率(対前年同月比)は、4.5%の上昇となりました。物価上昇率は、2012年以降、安定的に推移していますが、2013年後半から若干の上昇トレンドにあります(2011年9月6.7%、10月5.2%、11月5.7%、12月4.9%、2012年1月5.8%、2月5.4%、3月5.4%、4月4.8%、5月2.2%、6月1.8%、7月1.3%、8月2.2%、9月1.4%、10月1.2%、11月1.4%、12月2.5%、2013年1月1.8%、2月1.7%、3月1.0%、4月1.0%、5月2.8%、6月2.9%、7月4.1%、8月3.4%、9月3.9%、10月4.2%、11月4.1%、12月4.7%)。なお、11月と比べると12月は0.2%の下落でした。
 中国等の新興国の経済状況のスローダウン等から、国際市況での一次産品価格は安定してきています。対前年同月比で、米(タイ2級米)は、30.22%の下落、木材(マレーシア)は14.22%の下落、ゴム(シンガポール市場)は29.48%の下落となっています。石油(ロンドン北海ブレント)は、対前年同月比で4.93%下落しています。この状況を受けて、プノンペンでもガソリン価格は安定してきており、1月は12月の5171リエル/リットルから0.06%低下して5168リエルとなっています。また、ディーゼルは12月と同じ5061リエル/リットルとなっており、安定的に推移しています。
 国際機関は、カンボジアの物価上昇率を安定的と見ています。2014年の物価上昇率について、国際通貨基金(IMF)は3.4%、アジア開発銀行は3.5%、世界銀行は6.0%と予測しています。
(写真はプノンペン市内のガソリンスタンド。3月15日撮影)


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