カンボジア経済

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電力公社 今年は停電大幅減少へ

2014年03月28日 | 経済
 カンボジア電力公社(EdC)では、2013年の乾季と違って、今年の乾季は停電が少なくなるものと予測しています。2013年の乾季は、電力不足による計画停電も実施され、NGOの集計によりますと停電回数は700回に及んだとされています。また、貧困層が多く住む地区の停電数が多く、富裕層が多数住む地区での停電は少なかったとの批判もありました。今年は、マレーシア系企業によりシアヌークビル(スタンハウ)に完成した石炭火力発電所(100MW)、中国支援によるローワーストゥンロッセイチュラム水力発電所(338MW)及びアタイ水力発電所(120MW)等が稼働する見込みです。ただし、水力発電所はダムのサイズが小さく、乾季には発電量が相当に減るものと見られます。
 また、シアヌークビルとプノンペンを結ぶ送電線も日本の支援で完成しました。これらの電力設備の整備により、電力は量的には充足してきているとされています。しかし、公開されていないものの、これらの発電所の売電価格はかなり高価であり、カンボジアにとって最大のネックとなっている電力料金の引き下げにはつながらないものと見られます。


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