日系企業の就職フェア開催（2014年3月）

　3月29日にカンボジア日本人材開発センター（CJCC）で、日系企業によるカンボジア人求職者に対する就職説明会が開催されました。カンボジアに進出した日系企業13社が参加しました。CJCCとカンボジア日本人商工会（JBAC）による共同開催で、現在は年4回（3月、6月、9月、12月）開催されています。会場には多くの求職者が集まりました。カンボジアに進出する日系企業は、数だけでなく、業種も増えてきています。これまでの製造業に加え、ＩＴ関係やホテル、出版といったサービス産業の参加も目立ちました。
　カンボジアでは、一般（非熟練）ワーカーはある程度集まるものの、日本語を話す等の一定の能力を有するスタッフクラスを雇用することは簡単ではありません。日本企業だけでも需要は2万人から3万人に対し、供給は1万人程度と言われます。良い条件を求めてジョブホッピング（頻繁な転職）を繰り返す場合も多いと言われます。日本型の家族的経営の中でじっくり育てることの大切さを、カンボジアの求職者側にも理解してもらう必要があります。
　日系企業による今回のフェアのような取り組みは、カンボジア経済の発展のためにも大変重要な取り組みと言えます。

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