カンボジア経済

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カンボジア証券取引委員会 上場基準緩和を検討

2015年07月22日 | 経済
 カンボジア証券取引委員会(SECC)は、新規株式公開(IPO)の要件の緩和を検討している模様です。また、中小企業向けの新興市場の設置についても検討対象となっているとのことです。
 オウン・ボン・モニロット経済財政大臣も出席して6月に行われたカンボジア証券取引委員会の会議で、IPOの要件緩和について討議されたとのことです。現在の上場基準では、資本金については50億リエル(約125万ドル:約1億5500万円)以上が必要で、公開前の3年度連続黒字が必要とされています。また、3年度分の監査済み財務諸表を公開する必要があります。これらについて、資本金については最低資本金の引き下げ、財務諸表については3年度分から1年度分だけに緩和する案が検討されている模様です。また、中小企業については、現在の市場とは別に、新興市場を設置して上場を促す案も出ています。
 カンボジア証券市場は、現在2社のみが上場しており、長く低迷が続いていました。しかし、今年初めころから株価は上昇に転じています。また、報道等によりますと、TYファッション、シアヌークビル港湾公社、プノンペン経済特区社、プノンペン港湾公社の4社が上場準備を進めており、今年中の上場を目指しているとのことです。株式市場の活性化が期待されます。
(写真はカンボジア証券取引所)

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