カンボジア経済

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UNICEF報告書 カンボジアは幼児死亡率に関するMDGを達成

2015年07月02日 | 社会・風土
 国際連合児童基金(UNICEF)は、「子供たちのための進歩 平均を超えて」と題する報告書を発表しました。今年末を目標とするミレニアム開発目標に関して様々なデータを発表しています。
 カンボジアについては、ミレニアム開発目標のうちターゲット4A「2015年までに5歳未満児の死亡率を1990年の水準の3分の1に削減する。」を達成したとしています。1990年のカンボジアの5歳未満死亡数は、1000出生当り118人でしたが、2013年に38人まで減少させ、減少率は68%となりました。世界平均では、1990年の1000出生当り90人から、2015年に43人へと53%の削減に留まり、目標の達成は困難と見られます。5歳未満児死亡率の削減は、貧困層でより大きかったものの、富裕層と比べると貧困層での死亡率は2倍近くとなっていると指摘されています。
 なお、先進国での5歳未満児死亡率は、2015年に1000出生当り5人であり、カンボジアを含む途上国では、引き続き削減のための努力が必要です。

UNISEFの報告書(英文です)
http://www.unicef.org/publications/index_82231.html


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