カンボジアでの新型コロナウイルスの国内感染による新規陽性者数は、4月12日以降ゼロの日が続いています。しかし、海外帰国者の陽性者が空港での検査や2回目以降の検査等で発見されており、先々週までに帰国者のうち150名が陽性と確認されていました。先週の海外帰国者の新規陽性は4名で、11月1日の保健省発表によれば、累計陽性者数は291名となっています。死者は引き続きゼロとなっています。また、治癒数は283名です。なお、新規陽性者は、南スーダンからキューバ、エチオピア、韓国を経由して帰国した国連南スーダン共和国ミッション（UNMISS）派遣のカンボジア人幕僚1名、日本から韓国経由で帰国したカンボジア人2名、フランスからシンガポールを経由して入国したフランス人1名とのことです。
10月26日、 全日本空輸（ANA）は、成田とプノンペンを結ぶ直行便の運休を2021年1月末まで継続すると発表しました。直行便は、4月12日から運休しており、これまで11月30日までとしていた運休措置の更なる継続を決定したものです。10月27日の記者会見で、ANAホールディングスは、2021年3月期の最終赤字が5100億円と過去最大となる見通しを発表しました。今後2年間で4000億円の費用を削減するため、大型機を中心に33機を削減します。また、人件費圧縮のため、希望退職の退職金割り増しや一般職の年収3割削減を実施する方向で労働組合と交渉しているとのことです。
11月1日、日本政府は日本の出入国制限の新たな緩和策を開始しました。1週間以内の海外出張から日本に帰国した邦人などを対象に2週間の待機措置を条件付きで免除します。新型コロナの陰性証明書のほか、帰国後に移動する場所などを記した行動計画書の提出が条件となります。なお、移動可能と言っても、可能なのは職場と自宅の往復だけであり、公共交通機関の利用もできないとのことです。
カンボジアでは、新規陽性者の数が落ち着いていることから、経済活動が復旧してきています。ただ、引き続き、3密を避けることや、マスク、手洗い、アルコール消毒等の対策を続ける必要があるものと見られます。なお、カンボジアの入国規制については、度々変更されており、運用も確定していません。日本大使館のサイトやカンボジア日本人会のフェイスブックで最新情報をご確認ください。
カンボジア日本人会のフェイスブック
https://web.facebook.com/Jacambodia/
在カンボジア日本大使館のサイト
https://www.kh.emb-japan.go.jp/itpr_ja/b_000197.html
ANAのサイト
https://www.anahd.co.jp/ja/jp/topics/notice200206/
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