カンボジア国家統計庁は、今年と来年の経済予測を発表しています。GDP成長率は、2020年はマイナス1.9%に沈みますが、2021年はリバウンドして3.1%となるとしています。農業等の第一次産業の成長率は、2020年0.9%、2021年1.6%としています。工業等の第2次産業は、新型コロナの影響で縫製品の輸出が伸び悩んでいること等から、2020年はマイナス2.2%となりますが、2021年は4.1%に戻す見込みです。第三次産業は、観光業への打撃が大きく、2020年マイナス3.0%、2021年3.6%としています。なお、一人当たりGDPは、2020年の1683ドルから、2021年には1771ドルまで伸びると予測しています。
物価上昇率については、低位安定で、2020年2.8%、2021年3.1%と見ています。経常収支の赤字はあるものの、外国投資等で埋め合わされて、外貨準備は2020年末169億3700万ドル、2021年末169億8100万ドルとなり、輸入の8カ月分という十分なレベルを維持するとしています。
カンボジア政府は、コロナ対策として、保健セクターの拡充、減税措置や信用保証による潤沢な資金供給、貧困世帯向け現金支援、失業者向け補助金等を実施しています。これらの対策により、新規ビジネススタートアップ促進、雇用確保、中小企業支援、新型コロナで打撃を受けた部門から他部門への雇用の移転促進等に繋げたいとしています。
カンボジア経済は、欧米への輸出がメインの縫製業、中国等からの観光客に頼る観光業、中国等からの外国投資を支えとしてきた建設・不動産業等、世界経済が回復しない限り回復が難しい産業が主力となっています。欧米では、感染第2波が広がりつつあり、コロナの終息は見通せないものの、来年以降の経済回復まで様々な対策を活用して繋いでいくことが重要と見られます。
(写真は、水祭りの際のプノンペン・リバーサイド。国内の人出は戻ってきています)
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物価上昇率については、低位安定で、2020年2.8%、2021年3.1%と見ています。経常収支の赤字はあるものの、外国投資等で埋め合わされて、外貨準備は2020年末169億3700万ドル、2021年末169億8100万ドルとなり、輸入の8カ月分という十分なレベルを維持するとしています。
カンボジア政府は、コロナ対策として、保健セクターの拡充、減税措置や信用保証による潤沢な資金供給、貧困世帯向け現金支援、失業者向け補助金等を実施しています。これらの対策により、新規ビジネススタートアップ促進、雇用確保、中小企業支援、新型コロナで打撃を受けた部門から他部門への雇用の移転促進等に繋げたいとしています。
カンボジア経済は、欧米への輸出がメインの縫製業、中国等からの観光客に頼る観光業、中国等からの外国投資を支えとしてきた建設・不動産業等、世界経済が回復しない限り回復が難しい産業が主力となっています。欧米では、感染第2波が広がりつつあり、コロナの終息は見通せないものの、来年以降の経済回復まで様々な対策を活用して繋いでいくことが重要と見られます。
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