11月6日、プノンペンにおいて、三上正裕駐カンボジア特命全権大使とプラック・ソコン・カンボジア王国外務国際協力大臣との間で、新型コロナウイルス危機対応のための緊急支援を目的とした250億円を限度とする円借款及び要人警護時のテロ対策能力強化のための支援を目的とした供与額3億円の無償資金協力に関する交換公文の署名が行われました。本件は、10月21日、茂木敏充外務大臣とカンボジアのプラック・ソコン外務国際協力大臣との電話会談で、供与を表明したものです。
今回供与された250億円の円借款「新型コロナウイルス感染症危機対応緊急支援借款」は、財政支援を通じて、感染拡大の抑制とともに、社会・経済の回復と安定及び持続的発展に寄与するものです。供与条件は、金利0.01%/年、償還期間15年という譲許的なものです。
外務省では、「新型コロナウイルス感染症の世界規模での拡大及びこれに伴う経済社会活動の停滞は、人の往来やモノの流通がグローバルに進展している今日、日本を含む全ての国の経済・社会にとっても大きな脅威であり、国際社会全体が一致して取り組むべき課題です。とりわけ本円借款を通じて、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けるアジア・大洋州などの途上国における経済活動の維持・活性化に貢献することは、日本を含む世界経済を下支えする観点からも重要です。」としています。
米中対立激化の中で綱渡り外交を続けざるを得ないカンボジアにとって、日本は信頼できるパートナーとして重要となっています。「親中国」と言われるカンボジアの中国傾斜を引き留める観点からも大きな意義がある円借款供与と見られます。
(写真は、日本大使館フェイスブックより。交換公文に署名する三上大使)
外務省の新聞発表
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press25_000008.html
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今回供与された250億円の円借款「新型コロナウイルス感染症危機対応緊急支援借款」は、財政支援を通じて、感染拡大の抑制とともに、社会・経済の回復と安定及び持続的発展に寄与するものです。供与条件は、金利0.01%/年、償還期間15年という譲許的なものです。
外務省では、「新型コロナウイルス感染症の世界規模での拡大及びこれに伴う経済社会活動の停滞は、人の往来やモノの流通がグローバルに進展している今日、日本を含む全ての国の経済・社会にとっても大きな脅威であり、国際社会全体が一致して取り組むべき課題です。とりわけ本円借款を通じて、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けるアジア・大洋州などの途上国における経済活動の維持・活性化に貢献することは、日本を含む世界経済を下支えする観点からも重要です。」としています。
米中対立激化の中で綱渡り外交を続けざるを得ないカンボジアにとって、日本は信頼できるパートナーとして重要となっています。「親中国」と言われるカンボジアの中国傾斜を引き留める観点からも大きな意義がある円借款供与と見られます。
(写真は、日本大使館フェイスブックより。交換公文に署名する三上大使)
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