2月9日、カンボジア計画省国家統計庁(NIS)と農林水産省は、中間年農業調査2019の結果を発表するワークショップを開催しました。この調査は、2013年に実施された農業センサスと次のセンサスの中間年の調査として、2019年7月~11月に実施されたもので、国連食糧農業機関(FAO)、米国国際開発庁(USAID)、ビル&メリンダ・ゲイツ財団等の支援を受けています。
調査によりますと、農業に従事している世帯の総数は、カンボジア全世帯(約343万8000世帯)の約半数に当る約172万6000世帯でした。主要作物は、コメ、マンゴー、バナナ、香り米等です。生産した農産物の61%は自家消費用で、39%が販売用です。農業世帯のうち、家畜の飼育をしている世帯は、全世帯の75%に当る約130万1000世帯です。ニワトリや牛を飼育しています。また、漁業(養殖含む)も行っている世帯は全体の16%に当る約26万8000世帯でした。また、農業世帯のうち、全ての収入が農業によると回答したのは、4%のみであり、ほとんどの収入が農業(収入の60~99%)が17%、約半分の収入が農業(収入の40~59%)が32%を占め、兼業農家化が進みつつあるものと見られます。なお、前年と比べて収入が増加したと回答した農家は13%、ほぼ同じが56%、減少したが31%となっています。
こうした基礎的な統計調査は、地味な活動ですが、農業開発政策の策定や予算策定、政策実施に欠くことのできないものです。次回の農業センサス(おそらく2024年)が確実に実施されることが期待されます。
FAO、国家統計庁、農林水産省の共同発表
http://www.fao.org/cambodia/news/rss/detail-events/en/c/1372906/
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調査によりますと、農業に従事している世帯の総数は、カンボジア全世帯(約343万8000世帯)の約半数に当る約172万6000世帯でした。主要作物は、コメ、マンゴー、バナナ、香り米等です。生産した農産物の61%は自家消費用で、39%が販売用です。農業世帯のうち、家畜の飼育をしている世帯は、全世帯の75%に当る約130万1000世帯です。ニワトリや牛を飼育しています。また、漁業(養殖含む)も行っている世帯は全体の16%に当る約26万8000世帯でした。また、農業世帯のうち、全ての収入が農業によると回答したのは、4%のみであり、ほとんどの収入が農業(収入の60~99%)が17%、約半分の収入が農業(収入の40~59%)が32%を占め、兼業農家化が進みつつあるものと見られます。なお、前年と比べて収入が増加したと回答した農家は13%、ほぼ同じが56%、減少したが31%となっています。
こうした基礎的な統計調査は、地味な活動ですが、農業開発政策の策定や予算策定、政策実施に欠くことのできないものです。次回の農業センサス(おそらく2024年)が確実に実施されることが期待されます。
FAO、国家統計庁、農林水産省の共同発表
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